在宅デスク環境 2022.9
前回デスク周りを記事にしてから 1 年経過し、アップデートの記録として記事にします。
最初は自宅の作業環境を充実すべく様々なものを導入し、よりリッチな環境へと拡張を繰り返していました。しかしながら、気づくとデスク周りは物で溢れており、本当に今の自分に最適化されているのか疑問を持つようになりました。
この 1 年間は本当に必要なものだけを選択して残すようにミニマム志向にシフトしたのでした。この記事ではこの志向をベースにして、無くしたもの・変えたもの・残ったもの・追加したもの、を項目にまとめていきます。
新しい機材を導入する記事は多々ありますが、縮小していく記事はあまり見かけないため参考になれば幸いです。
なくしたもの
モバイルディスプレイ
slack 表示専用機として便利に使っていたため、無くすのに一番勇気がいました。すぐに情報が見えることはメリットにもなりますが、一方で気が散る要素にもなります。
さらに物理的にもデスク上の主張が強く、特に電源が入っていないと黒い面積が増えて威圧感があります。掃除すればいいのだけど埃も目立ちます。
メリットとデメリットの天秤に揺れながら一度お試しでなくしたところ、思ったよりも問題なく作業ができたので無くしました。
GRID 壁掛け iPhone
心をくすぐるような見た目で気に入っていたのですが、猫がたまにちょっかいを出して落としそうになることと、部屋のシンプル化を優先すべく思い切りました。
あと中の iPhone に傷が入っていたのが気になっていたというのもあります。なお、これはそもそも中古の iPhone を使った分解アートなので多少傷があるのは仕様通りですが、実際に飾ってみると思ったよりも気になってしまいました。
デスクマット
デスクにはマットが必要だろ!と思い敷いていましたがキーボードのリストレストあれば机に肌が触れることがないし、マウスもトラックボールであれば滑りの良さも無関係です。
強いて言えば打鍵の音が吸収されるメリットがありますが、静音タイプの HHKB であることと、さらに裏面に吸振マットをつけいたため、誤差レベルになっていました。
コースター
コップを真空タンブラー にするのです… 結露もつかず保温・保冷もされ、落としても割れることはありません。結果としてコースターをなくすことができました。
アウトドアでも使え、ビールを入れても美味しいです。我が家のコップは真空タンブラーへの置き換えが進みました。
こちらのゼインアーツのタンブラーを気に入って使っています。お値段もおひとつ ¥950 ( ¥1,045 with tax )と大変お求めやすくなっております。ただし入手困難で Amazon では定価以上の価格となっているためご注意ください。
変えたもの
コンデンサーマイク → poly スピーカーフォン
変更前の Blue Microphones Yeti X は、音質はよかったのですが、何しろ大きい。良くも悪くも存在感があります。
また、メインの利用がミーティングであったため、何かしらヘッドフォンやイヤフォンを利用する必要があります。スピーカーの場合、スピーカーから出る音をマイクが拾ってしまい、ハウリングや音のループが発生します(することがあります)。そのため部屋の中でも都度ヘッドフォンなりを装着していたのですが、長時間の着用が頭痛の原因となっていました。
そこでいっそのことと思いスピーカーフォンに変更。
この Poly のスピーカーフォンは、スピーカーが優秀で、人の声が明瞭に聞こえるよう作られています(と、メーカーサイトに書いてありました)。
そのためオンラインミーティングはもちろん、Podcast を聞くのに超おすすめです。このデスクにはスピーカーとして Home Pod mini がありますが、ラジオなど人の声を聞くにはこちらの方が聞きやすいです(個人の感想です)。
マイクについては自分で録音した確認したところ、デジタル感(高音が強い?)がありあまり好みではありません。音質を優先するシーンでは、家でもヘッドセットを着用します。
34インチワイド 曲面ディスプレイ → 4K ディスプレイ
変更前のディスプレイは DELL P3421W で、解像度は WQHD の曲面ディスプレイです。これを DELL U2723QX 4k ディスプレイに買い替えました。
34インチ曲面ディスプレイは目線の移動が大変であり、実際の作業でも画面を余らせてしまうことが多く、目の前の大きい物体を持て余していました。
また、一度 4K ディスプレイを使った経験もあることからフォントの滑らかさにも違いを感じ WQHD では満足できない体になっていたのです。おそらく 4K を体験していなければこの不満に気づくこともなく、幸せに暮らしていたかもしれません。
エルゴトロンディスプレイアーム → Flo Monitor Arm
Go Ando さんも一押しの Flo Monitor Arm です。安く入手できる機会がありましたのでエルゴトロンに大きな不満があったわけではないのですが変えてしまいました。
見た目が良い、というのは想定したメリットでしたが、エルゴトロンと比較して可動域が広く、目とディスプレイを離すことができる(背面の壁ぎりぎりに寄せることができる)ことは予想外でした。
広いデスクではないので、ディスプレイと距離を保てることは、デスクをより広く使えることになります。
ケンジントントラックボール → Logi MX ERGO トラックボール
1年前の記事ではケンジントンのトラックボールを使用していましたが、スクロールが途中で引っかかることと、見た目のボリュームが大きいことから、ロジクールの MX ERGO に変えました。
MX ERGO は土台と本体の角度を変えることができ、手首を好みの角度で持つことができます。さらにメルカリなどで MX ERGO 用の傾斜スタンドが売っており、市販の状態よりもさらに胸を開いて作業すること可能です。巻き肩に悩みがある方に推奨です。
袖机 → 引き出し
記事にしておりますのでこちらを参照ください。今も大変便利に使っています。
デスク天板
こちらも記事にしています。こちらも、変更して満足しています。
残ったもの
HHKB
引き続き気に入って使っています。惜しむらくはコンパクトゆえに巻き肩や猫背を誘発してしまうことでしょうか。もう1台あれば分割キーボードになるため解決なのですが、あまりにもリッチすぎて現在のポリシーに合わないため控えています。
HomePod mini
自分には十分すぎるほどの音質です。作業用 BGM を流すのに最適です。ちなみに、1台のみと比較して 2 台あることで没入感が全然違います。
デスクライト BenQ ScreenBar
1年経過した今もお気に入りの製品です。質感も高く動作も安定しており、なんの不満もありません。
Anker PowerConf C300
1年前の記事ではミニ三脚をつけてディスプレイ裏に隠す運用をしていましたが、よりデスク上の面積を増やすために結局ディスプレイ上に設置しています。iPhone/iPad を Mac の外部カメラにする機能が使えるようになれば、この Web カメラも手放すかもしれません。
追加したもの
HomePod mini の足
見た目が気に入って購入しました。デスク天板とも色味が近く馴染んでいます。HomePod mini の音がさらに広がり、臨場感が増しているような気がします。結果として作業中の没入感を高め生産性が向上している気がします。
なんにせよコスパはよくないため趣向品に近いです。
終わりに
デスク環境を白系や黒系に統一にすることなく揃えてきましたが、個人的にはバランスよく配置できて満足しています(できるなら MX ERGO のホワイトを出して欲しいけど)。
一度過剰に増えたガジェットを落ち着かせていることもあり、最小限かつ十分な環境に落ち着いています。ここ半年は大きなアップデートもなく運用できていますが、小さい不満がないわけではないので、そのうち閾値を超えてまた新たなガジェットに手を出す日が来るでしょう。
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