人生初のフルマラソンを完走した感想
2024/12/1 に開催された第19回湘南国際マラソンへ出場し、無事完走 & 目標としていたサブ4を達成しました。
そもそもなぜフルマラソンにエントリーしたのかは以下に記事にしています。端的にはクライミングで肩を痛めたのでトレランを始めて、そのトレーニングでロードを走るようになり、フルマラソン出場へ至っています。
結果記録でふりかえる
まずは結果から。スタート位置は E だったことに加えて、並ぶ直前にトイレに寄ったのでだいぶ後方からのスタートでした。グロスとネットの差が 9:51 なので、号砲がなってから実際にスタートするまで約 10 分かかってるんですね。
スタート位置が後半だったことの利点は「あまり人に抜かされることがないのでメンタルを保て焦ることがない」ことです。
他方デメリットは、「多くの人を抜かすことになるので右へ左へ大変、特にサブ4ペーサーの周りは集団になっていて抜くのが大変だった」です。
エントリー時は想定タイムを 4:30 にしていたのでだいぶ後半になってしまったのですが、次があるならもうちょい前の方に並んでみたいですね。
ちなみに寄ったトイレの回数は一回で、運よく空いてる時に行けたのでおそらく 2 分ぐらいのロスで済んだんじゃないかと思います。
こちらは Strava の記録です。
30km までは抑えていこうと考えたこともあり、後半に向けて徐々にペースが上がっているのがわかります。30km に壁は感じなかったのですが、35km 経過 〜 特にラスト 5km は太ももに体験したことのないハリを感じて思うように走れなかったです。終始、腰を落とさないに意識はしていました。
装備品でふりかえる
湘南国際マラソンは、環境配慮された大会で、使い捨てカップでの供水提供がされていません。そのため、水分 200ml 以上が入った「マイボトル」の携帯が必携品とされています。(ちなみにチェックはされませんでした)
多くの方は、ウエストポーチか収納がついたパンツでボトルを持っていました。一方私は腰回りに色々あるのが好みではないとロング走で分かったので、トレランザックを利用しました。
ザック : DYNAFIT トレランザック 7L(全面の収納のみ利用)
ボトル : INNER-FACT インナーファクト ソフトフラスコ 一本
スマホ : iPhone 15 pro
イヤフォン : shokz open run
携帯コップ : エントリー時に特別価格で提供されたノースフェイスのやつ
サンバイザー : ノースフェイスのやつ
サングラス : OWL MILS
アームカバー : RxL シームレスアームカバー TSA11
シャツ : Answer4 “I'm Doraemon 03”Tshirt
腹巻き : mont-bell ジオライン EXP.サイドジップ ウエストウォーマー
パンツ : Answer4 Half Tights
下着 : ユニクロエアリズム
ソックス : STRIDE Yubi Socks Penta Crew
シューズ : asics MAGIC SPEED 4
シューズ以外はトレラン装備とほぼ同じでした。あと個人的ヒット商品はモンベルのウエストウォーマーです。お腹を温めておくとスタート時の待ち時間も寒さ軽減できるし、お手洗いの頻度も下がった気がします。
ちなみに本番と同じ装備でロング走してみるのがおすすめです。ボトルは別の小さいものにしようと思ってたんですが、試走してみるとザックと相性が悪いことに気づくなどしました。(走っていると奥の方に沈んでしまい、取り出すのが大変)
補給食でふりかえる
補給食はSAURUS完走PACKとTOP SPEED、2RUN(1包2粒)、塩ジェルで臨んでいます。8km 間隔で補給をすると事前に決めてその通りに摂取できました。
前日夜 … AMINO LOADING SAURUS Elite
当日朝 … バナナ一本、おにぎりひとつ、ランチパック、よもぎ大福
スタート直前 … アミノバイタルのジェル、フラスコには水とパラチノース
8km 時点 … AMINO SAURUS gel
16km 時点 … AMINO SAURUS gel
20km 時点 … メダリスト 塩ジェル
24km 時点 … TOP SPEED と2RUN
結果、AMINO SAURUS gel がひとつ余りました。30km 時点でヘロヘロになっていれば投下しようと思っていましたが、足が動いたのでゴールを優先しました。
なお、エイドの食事は一切取らず、後半フラスコの水分が切れてから、4,5 回マイカップで給水しました。
30km 時点で太もものハリを感じたものの、足が攣る様子はなかったし、エネルギーが切れる感じもなかったので、補給作戦は成功したと言えそうです。あるいはちょっと取りすぎたかなぁ…
写真でふりかえる
最寄駅の一つである大磯駅の様子です。6:33 でこの長蛇の列。なお電車は超満員で、平塚駅から乗車する方は乗り切れないほどでした。
会場からは富士山が綺麗に見えました。なかなか写真では伝え切れない。
風も少なく、最高の天気。うろ覚えですが、最高気温は 15度の予報だった気がします。走るには少し暑いですが、寒いのが苦手なので僕には最高の気温です。
環境配慮に行き届いてる
8:12 の様子です。更衣室ではなくその辺で着替えてる人も多いです。
ここに戻ってくるのかー!と思いながら写真を撮りました。
人人人…
遠くにスタートが見えます。スタート前からジョギングが始まっており損した気分?
江ノ島から戻って富士山に向かって走るところです。これも写真では伝え切れないのですが目の前に富士山がドーーン!とあり気持ちがいいです。あとこれ走りながら写真撮ったのですがぶれてなくてすごい
左側は海がバーーンと見えます。これも気持ちが良かった。夏に一度湘南の海沿いを試走したんですが、その時は風が強く砂が身体中に当たるわ目に入ってくるわで大変でした。この日はそんなこともなく快適に走れました。多少向かい風だった気もしますが気になるほどではありません。
このあと右手にゴールを見つつ行きすぎて数キロ走るのですが、これが思ったより長くて辛かったです。この時は音楽の助けを借りてテンションを上げました。
最後 100m ぐらいは全力ダッシュでした。会場から「サブ4だよ!すごいよ!!」みたいなテンションの高いアナウンスが聞こえてきて、そこで始めてグロスでも達成できることを認知しました。(サブ4ペーサーを追い抜いてるのでネットタイムでは超えてるだろうと思ったがグロスでも達成できると思ってなかった)
サブ4達成できた要因をふりかえる
2024/6 時点では、15km 以上ロードを走ったことがない、登山やトレランでも 20km 程度、ペースとか意識したことがない、という状態からのスタートでした。
何がうまくいったのかはわかりませんが、走れるようになった実感が生まれた練習内容としていくつか挙げてみます(N=1)。
まず、負荷の高い練習に耐える足を作りたいと考え、最初はルナサンダルで短距離から慣らすように走り始めた(これは結構リスキーだったとも思う)
サブ4よりも完走の方が優先度が高いので、42km 走り切れる筋持久力をつけるため、土日のどちらかは長めのトレランしていた。得に高尾トライデントの峠走はいい練習になった。
仕事などもあり練習「数」はそんなに取れなかったので、走る時はジョギングという概念を捨てて毎回心臓破れるかと思うぐらい走った。我が家周辺で Strava からセグメントを探して毎回全力チャレンジした。特に坂道がセグメントになってることが多いので坂道ダッシュしまくった。
ということで、そこそこハードなことをしていたと思います。練習も夜遅く(23時とか)になるのですが、近所を走ってると奇声を発した自転車に乗った人に追いかけられるなどしてスリリングなこともありました。この時はアドレナリンが出ていい練習になった?と思います。あと夜の学校は怖いですね。
こちらは Sunnto アプリの記録結果。登山やトレランも入ってるのでこの距離を全て走ったわけではありませんが、フルマラソンを含めて半年で 1,000km 走ったようです。車かよw
次回に向けて
気づけば肩の故障は治っているので、ランニングは一休みしてクライミングを楽しもうと思います。また、夏のトレランの川ドボンが最高に気持ちよかったので、暑くなる頃にまた走り始めて、次はトレランの大会に出てみたいと思っています。
フルマラソンは… 出走するかわからない!