ガソリン不足問題と The ultra low emission zone 拡大についての市民レベルの現状
9月終わりから、ヤフーニュースにもなった、イギリスのガソリン問題。
これが家庭レベルでもかなり深刻だ。
現時点では軍隊がガソリンを運んでるが、需要に対しての供給が全く足りていない。
我が家の車やバイクは、ガソリンがない為ここ三週間使用できていない。
ある日、夫は近所のガソリンスタンドが給油できた情報をネットで入手。
子供の寝かしつけを終えてすぐ、バイクでガソリンスタンドに向かった。
30分ほど並んでいたが、数台前で売り切れ。泣く泣く帰ってきた。
この状況を利用して、一時期£2.30/L(約345円)程の高値をつけるところもあったり、近場のガソリンスタンドは、家族友人にはガソリンを売っていると、ネット上で暴露されるなど、様々な問題を引き起こしている。
もう一つが、The ultra low emission zone 拡大。
Co2排気量問題を抱えているロンドンでは、既に中心部では行われていたが、
2021年10月25日からNorth&South circularと呼ばれる環状線内に入る場合、規制対象の自家用車やバイクは、週末や休日、時間帯関係なしに、1日£12.5(約1875円)支払わなければならなる。
Co2排気量が多い古い車両が対象で、残念ながら夫のバイクも規制対象となった。
この規制は、環状線のすぐ外に住んでいる私たちへのデメリットが大きい。
1、ちょっとそこまでができなくなる。
→近くのスーパーや、救急病院まで行くのに支払わなくてはならなくなる。
2、間違って曲がってしまうだけで、出費になってしまう。
→いつもの気分で運転していると、余計な出費。
3、買い換えたいが車のリース期限も近い為、すぐには買い換えられない。
→バイクの方が安いとは言え、このタイミングと物価高のイギリスでは痛手。
個人的な意見だが、市民レベルの自家用車に規制を強めるよりも
まずあの黒い煙を履く、ダブルデッカー(2階建てバス)のCO2削減に力を入れるべきではないのかといつも思うのは私だけだろうか。
ダブルデッカーの改良で、ロンドンの空気はだいぶ綺麗になるだろう。
話はそれるが、電気自動車が比較的良く見かける様になってきた。
近所に住むタクシードライバーが、テスラに乗り換えていたり、
自宅で充電をしている家もちらほら見かける。
時代の過渡期にいる私たちは、いつかあのエンジン音が懐かしむ時がくるのだろうか。