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Topic5.ダブルリーチはしてはいけない

こちら記事で書きましたが、リーチについて書いていくシリーズの第一弾です。ダブルリーチなんてしてはいけない。

極論ですね(笑)
でもダブルリーチの価値を見誤っていませんか?という警鐘になります。
まずは以下をご覧ください。すべて東1局、南家としましょう。
すべてダブルリーチのシチュエーションです。
リーチしますか?しませんか?


Q1.3s切ってカン8p待ちのダブルリーチする?
Q2.赤5sを切ってペン3p待ちのダブルリーチする?


Q3.7s切って9m待ちのダブルリーチする?
Q4.ダブルリーチする?する場合は何で待つ?

いかがでしょうか。
他にも実例は思い浮かびそうですが、このあたりから考えてみましょう。

リーチの目的

まずはリーチの目的から確認すると、東発南家なので「親を流すこと」が唯一にして最大の目的となります。打点は問いません。サンマは他人の親を流し自分の親で稼ぐゲームです。たくさん上がれば点数はついてきます。

ダブルリーチをしたほうは良い場合、その理由をTopic4も参照しながら整理すると
1.2翻役で打点が上がるから
2.マンズ・字牌が待ちに絡んでいて、和了率が(ダマと)変わらないと期待できるから

この2が基本です。
いやいや、ダブルリーチが来たら結構手を曲げて打たざるを得なくない?結果的にツモ回数を伸ばせるよね?和了率上がるやん!
とそう思う方もいると思います。一定その通りです。

しかし、実はそうでもありません。

しかし、考えてみてください。あなたは東発に南家からダブルリーチが来たとして、できるだけ放銃を避けようとベタ降りしますか?例えば445sと持っていたときに、ダブルリーチの宣言牌が5sだったからといって真っ先に5sを叩き切ったりしますでしょうか。しないんです。(してるなら改めましょう。サンマはベタ降りNGです。)

子はある程度周ってくれるかもしれませんが、親は絶対に降りませんダブルリーチか~仕方ないなとばかりに真っ直ぐ向かってきます。だって何も通ってないんですから、自分に都合の良い牌を切って進んできます。こっちの上がり牌が1種しかない場合、相手がどうしても通したい牌が結果的にどんどん通ってしまうことになります。

周りくどいことを言っていると思いますが、端的に言い換えます。
リーチを打つタイミングとしてもっとも狙いたい瞬間は、

相手が悪形に1シャンテン~2シャンテンで、丁度都合よくリーチにまわれる状況になっているときにまわさせることである。
ということです。相手がテンパイしていたら降りないことが多いです。
サンマにおいて好形シャンテンはテンパイくらいの価値があるので強い人はテンパイ同様に押し返してきます。

ですので和了率を上げるためには「リーチならちょっと捻じ曲げなきゃな~」というタイミングで曲げるのが一番良いです。相手がまわる訳ですから、ツモ数が伸びます。和了率が向上する恩恵があります。

私は相手のシャンテン数を見極める能力はサンマにおいてはめちゃくちゃ重要だと思っているのですが、これは打牌だけでなく、空気や表情、所作の話になるので言語化がかなり難しいと思っています。いつか挑戦したいな~と思っています。

さて、ダブルリーチに話を戻しましょう。
具体的に話したいと思います。
Q1から順番に見ていきましょう。

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