ローカルで仕事をつくる|和歌山県立田辺高校・キャリア授業
こんにちは、ギンエンの東です。
2023年7月4日、田辺市にある田辺高校の皆さんと一緒に、キャリア教育の授業を通じて、自分で仕事を作って生きるということについて考える機会をいただきました。
出張授業について
今回は、私が所属する makers university というプログラムで行っている、全国の高校に無償で出張授業に出向くという取り組みです。
▼今回の講師メンバー
昨年から始動した取り組みですが、既に今年は半分以上の枠が埋まっているそうです。(もし、各学校の担当者の先生が見ていらっしゃる場合は、ぜひチェックしてみてください。)
これまでも、広島、福岡の高校で出張授業を担当させていただきましたが、私の地元である和歌山での開催は始めてでした。まさか、こんなに早く和歌山の先生に見つけていただけるとは、感激です。(ぜひ、母校の那賀高校にも呼んでください!)
参加してくれた高校生について
今回は、18名の参加者が自ら希望して、休みの日にも関わらず、学校に集まってくれました。そして、起業の話というと、今までは、男子学生が多い印象でしたが、全員が女子学生の参加という驚きの割合でした。
・既に課題活動を通じて何かプロジェクトをやっている
・大学進学の学部に悩んでいる
・自分の興味のあることを仕事にしてみたい
など、色んな思いを持って、参加してくれていた印象でした。また、事前アンケートでも、かなりびっしり質問をしてくださり、とてもやる気溢れる様子でした。
授業が終わった後も、個別に相談に来てくださり、個々のお悩み相談会になっていました。
キャリアの考え方:逆算型?穴掘り型?
15分ほど、自己紹介と自分の経験に紐づいた葛藤、そこから得た考え方を共有させていただきました。中でも、このふたつの考え方については、感想でも触れてくださっている方が多かったです。
私は、ずっと、何か逆算して、キャリアプランとか、ひとつのことを極めるとか、そういうことをしないといけないと思っていた時期がありました。そういう人が結構メディアなどで成功話として取り上げられがちな印象もあります。
しかし、私は、makers universityに所属するうちに、逆算型もひとつの選択肢で、他にも色んな方法があることを知ることができました。それが、ふたつめの穴掘り型です。
高校生からも「ひとつのことに絞らないといけないと思っている」「何かこの分野というものを早く決めないといけないと焦っている」「色々やらないでひとつにしなさいと言われる」などの意見がありました。
いつかは、そういう人生になる可能性もありますが、まだ10代なら、自分の興味や関心なんで、これからだんだん広がっていく時期です。それを踏まえて、とにかく興味のあることはたくさん、全て本気でやってみる。本気でやると、飽きたり、続けたくなったりというのもはっきり分かる。ということをお伝えしてみました。
私自身も、この考え方に救われたので、1人でも、あまり逆算型ばかりに捉われないでいいと思ってくれる人がいれば嬉しいなと思っています。