ジョブ型雇用のアーリーアダプター
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2020年時点ではジョブ型雇用を国内企業の12.3%が導入しており、23.5%が導入を検討しているそうだ。身の回りで変化を感じている人は少ないと思われるが、少なくとも変化の流れは確実にきている。
ここでもう一つの図を見てもらいたい
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詳しくはイノベーター理論について調べてほしいが、端的に言うと情報感度の高い人から順に商品を手に取り、それが社会全体に普及していくというものだ。簡単な例をあげると、ガラケー時代に初代iPhoneが発売されてから世の中に普及していった事実を思い浮かべてほしい。
二つの図を見比べると、アーリーアダプターまでが既に誕生しており、ジョブ型雇用を検討している層はアーリーマジョリティにあたることがわかる。これは日本社会全体がジョブ型雇用になる未来は確実なのではないかと思わざるを得ない。スマホが一瞬で当たり前になったように。実際に欧米ではジョブ型雇用が一般的に取り入れられている。ジョブ型雇用が日本に馴染まないと思っている人はいまだにガラケーを使っているようなラガードとして社会から隔絶される恐れがあるので気をつけて欲しい。
そのような変化を前にしてやるべきことは、より自分の専門性をあげることしかない。情報感度を高めて、日々もがき続けなれば溺れてしまう。