ギミックアンチボーマンダ
<前書き>
s2お疲れ様でした。弱保アルマ、寿司、イッカコノヨとギミックが蔓延る環境において、珍しいマンダ軸の追い風サイクルを使っていたので構築記事を書きます。
<構築経緯>
ボーマンダでサイクルを回し追い風を展開することで、安定感と制圧力を得られると思って構築を組み始めた。
追い風下のエースとしてニンフィアを採用。ニンフィアの苦手な鋼に強くサイクル適正と瞬間火力を持ち合わせたウインディ@ハチマキを採用。最後に汎用性の高いガブリアスをスイーパーとして採用し基本選出とした。
環境にギミック構築が多く、基本選出のサイクルでは力負けするので残り2体でギミック構築への解答を用意した。
サザンドラ@タスキをイッカコノヨの対策兼タスキ枠として採用。雨と寿司への対策としてシャワーズを採用した。
<個体解説>
威嚇があるのでHDベース
テラスタルはワイドフォースやいわなだれ対策となり汎用性の高い鋼を採用
持ち物はバンギルガン対策の隠密マント
技構成は追い風まもるまで確定。弱保アルマ、バンギルガン、トリルの対策としてドラゴンテールを採用。瓦割りは壁とドドゲザン対策。
ボーマンダの仕事は後出しからサイクルを回して追い風をすることとドラゴンテールで相手の展開を阻害することだった。浮いてる威嚇持ちで追い風できてギミックに抗えるという点は唯一無二の性能だった。
物流環境なのでBに寄せた
Sは無振りペリッパー抜き、追い風下だとガブリアスまで抜ける
サイクルを回す都合上、喉スプレーが腐りがちなので持ち物はオボン確定。
鋼意識の炎テラスタル。マスカーニャにも強く出れるため炎で正解だった。しんりょくトリックフラワーが乱1なので忘れずにテラスタルを切りたい。
技構成はハイパーボイステラバーストまもるまで確定で@1はウルガモスの蝶舞対策としてあくびを採用。あくびが活躍する試合はかなり多かった。
HD 特化メガネサーフゴーのパワージェムが
乱1(37.5%)
もう少しDに寄せてもいいが汎用性が落ちるのでこの耐久で妥協。
神速の打点を伸ばしたいという場面よりタイプ受けして居座りたい場面が多いためテラスタルは鋼を採用。シャリタツサーフゴーに強く出れるため鋼はかなり良かった。
技構成はこの4つで確定。じゃれつくはニンフィアがいるため必要なし。
PT全体のパワー不足をハチマキフレドラで解決し、サイクルも対面もできて強い
相手にニンフィアかサーフゴーがいるときには必ず選出した。
信用可能主人公でスイーパー的役割。
PT全体でモロバレルが重いので持ち物はラム。
選出率は95%超え。強いて言うならウルガモスがいたら必ず出したい。
テラスタルは地震の火力を上げるための地面。
VSイッカコノヨ秘密兵器
持ち物は余っていたタスキ
技構成は悪の波動テラバーストまもるまで確定。@1はドドゲザンとモロバレル対策の火炎放射。瞬間火力より安定性が欲しかったため流星群は不採用。悪の波動の怯みが強い。
イッカコノヨ対面でドレパンを誘い、ゴーストテラスタルしてコノヨザルにテラバーストを打つことが仕事。ゴーストテラスタルをすることでネズミざんにも対応可能。ドレパンを拒否することでコノヨザルを処理ルートから逃がさないことがなによりも強かった。汎用性を落とした型なので選出率は低めだった。
物理環境なのでHB特化。
テラスタルは雨パのウェポンである氷飛行岩草に強い鋼を採用。
技構成はくろいきりまもるまで確定。@2には雨対策の日本晴れと汎用性のあくびを採用。ノーウェポンだが挑発を打たれることは一度もなかった。
持ち物はあくびと相性がいい残飯。
寿司と雨パに出す。寿司には勝てたが雨パには勝てなかった。草テラバースト寿司は無理。あくびがあるおかげで出した試合では必ず仕事をしてくれた。
<選出>
・基本選出
ニンフィア+ウインディ
ボーマンダ+ガブリアス
ニンフィア+ウインディで初手から高火力を押し付ける。追い風展開に備えてニンフィアを丁寧に扱いたい。締めはガブリアス。
テラスタルはボーマンダかニンフィアに使うことが多い。
追い風を必ず張れるように立ち回る。
・VS寿司
ニンフィア+ウインディ
ガブリアス+シャワーズorサザンドラ
初手シャリタツ@スカーフ+サーフゴーが多い、鋼テラフレドラでサーフゴーを処理した後にニンフィアを通す。シャワーズを出すかどうかはサザンドラが刺さっているかどうかで決める。サザンドラは流星群がないためドラゴンに基本的に勝てない。寿司を倒す時はガブorサザン→ニンフィアの順に動かすことでシャリタツも狩れる。シャワーズ不在時の寿司合体はキレながらニンフィアのあくびでごまかす。
VSトリル
指トリルの時は初手でいい感じに削って、まもるでトリルを枯らす。相手のアタッカーが2匹並ばないように気をつける。
猫トリルの時はマンダでドラゴンテールする。いのちがけトリルのときはマンダサザンから入り、ドラテ+ゴーストテラ悪の波動から入る。マンダにいのちがけされても悪の波動で怯ませたい。ゴーストテラすることで、いのちがけによるトリルアタッカー召喚やインファイトを防げる。采配トリルコータスがかなりしんどかった。
VSギミック弱保アルマ
ガブリアス+ボーマンダ@2
ガブのまもる+マンダの鋼テラドラテ→アルマでギミックをかもる。初手にガブを置く理由はワイドフォースを誘うため。
VSイッカコノヨ
サザンドラ+ガブリアス@2
サザンドラのゴーストテラスタルでドレパンを透かしながらテラバーストで殴る。ガブはゆび意識の地震。ドレパンの回復がなければ殴り勝てる。
VS雨
サザンドラ+シャワーズ@2
初手はまもる日本晴れ。その後ぺリッパー方向に悪の波動、すいすいアタッカー方向にあくびで試合の主導権を取り返す。初手ガブじゃない理由は氷技が怖いため、ニンフィアじゃない理由はSが遅いため。サザンドラのところをウインディにして鋼テラワイボでペリッパーを早急に処理したりもしていた。雨パには基本勝てなかった。
VSバンギルガン
ニンフィア+ボーマンダ@2
まもるとバンギラスの冷パンケアの鋼テラドラテ→ルガルガンから入る
勝てるかどうかは怯み次第
<構築の感想>
それぞれの役割がしっかりしているため、選出段階で詰めまで全て見通せるゲームメイク性能の高さがこの構築の強みだと思う。またテラスタルを切るポケモンを選出段階で決めることができる点もかなり強い。細かいことだが、命中安定技で戦える点も強い。
<後書き>
いい構築を考えられたと思う、適切に勝ち筋を繋いでいくプレイングがサイコーに楽しかった。努力値振りは割とテキトーなので、非効率な点があったら是非教えてほしい。ものすごく気に入っている構築なのだが勝たせてあげられなかったのが悔しい。この構築であと1シーズン戦いたかったが、パラドックス解禁ということで残念だ。来シーズンはミミッキュで頑張りたい。