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仕事用のSnap Camera Lense作ってみた&ビデオ会議について思うこと

お疲れ様です。

ビデオ会議でのコミュニケーションについて思うこと述べたいのと、手軽にできそうな解決トライを共有したいのとで、note書く次第です。

トライの成果物だけ見たい!という人はSnap Cameraで“color thresholding”を検索してください。今回作ったLenseが見つかるはずです。

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(強面が並ぶけど圧をかけたいわけではないよ)

本文の前に前提:
- ビデオ会議ではzoomを使ってることを前提としてます。
- リモートワークでもスーツ着用義務、みたいな会社では画像処理加えるなんて言語道断でしょうから、本noteでは対象にしてません。

以下、本文です。

ビデオはONにするべき

オンラインミーティングではビデオ映像をONにすべきです。

コミュニケーションというのは音声だけで成り立つものではなく、表情や手振り身振り、うなずきや目線などを音声と同時に認識することで成立・促進されます。

ビデオOFFの状態だとそれらが抜け落ちますので、情報の受けては脳内で(無意識的に)補完しながら聞くことになります。単純に疲れます。または正しく伝わらなかったり。

コンテクストを共有した、かつ気心の知れている相手との1対1の会話であれば問題ない(後述しますが、むしろ情報過剰になる)のですが、複数人での打ち合わせでは伝達齟齬リスクが高まります。

マナーとかそういう話でなく、業務効率の上でビデオONはマストです。

ビデオONでも情報は不十分

ではビデオONにすれば万事解決なのかと言えば、そういうものでもありません。

複数人での対話において「話者が誰を向いているのか」は大事な情報なのですが、ビデオ会議ではそれは伝わりません。
ホワイトボードを使った情報伝達がしづらいとか、様々な難はあります。

このあたりを解決してくれるツールの登場に期待しているものの、まだ時間がかかりそうです。
本記事ではこの点はひとまず気にしません。(簡単に解決できそうにない)

ビデオONにより情報(印象)過剰になる側面もある

ビデオONにすると、全ての会議参加者と正対する形になります。
こんな真正面から顔を見据えて会話するのって、オフライン世界では面接くらいのものでは無いでしょうか。

直に対面して会話する時、目線は手元だったりホワイトボードだったりして、人の顔は周辺視野で捉えている(うっすらと認識している)のが一般的です。

これが思い切り目に飛び込んで来てしまうので、「気になる」とか「気まずく感じる」とか、思考を鈍らせる要因になります。

ビデオOFFにしたい気持ちもわかります

プライベートな空間を見られたくないとか、化粧してない顔を映したくないとかで、ビデオOFFにしたいというのは大いに理解できます。そういう人にビデオONを強要するのは場合によってはハラスメントにあたるのだということも、もっともな話です。
自分の姿を、インターネットというメディアを経由して見せることにやはり抵抗はあります。

Snap Camera、良いのだけどPOP過ぎる

表情や仕草を伝えつつ、顔や背景を隠す手段としてSnap CameraのLense機能があります。(他にもあるのだろうけどあまり知らんです。)

が、これがどうにもPOPすぎる。
化粧しなくても誤魔化せる、くらいの用途なら調度いいのが結構あるのらしいですが、室内風景も隠したい、となるとなんか凄まじい加工ぶりのやつしか見つかりません。

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仕事の打ち合わせで使うにはさすがになぁ... というハッチャケぶり。
あと手が表示されないから手振りを伝えられない。

バーチャル背景機能、便利なのだけど難もある

プライベート空間を映したくない、という目的であれば、バーチャル背景機能が便利です。が、いくらか難あり。

- 結構なマシンスペックが要求される。
- 手が背景と認識されて消えがち

手が消えるの、割と不便です。会話中に「ちょっと待って」と手で制したり、「この仕様知らない人いるー?」と挙手を求められたりとか、割と手で語るシーン多いんです。

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(手ぇ消えがち)

背景に溶け込まないよう体の前に手を出せばいいのですが、咄嗟だとそれを忘れたり、体の前に手を出すと視認性イマイチだったり。

バーチャル背景に面白画像を設定しとくとアイスブレイクに使えたりして結構良いんですけどね。

程よく情報量を制御し、ビジネスシーンでも違和感なさそうな対処をトライ

しばらくMac版zoomの不具合の関係でSnap Camera使えず、バーチャル背景を愛用していた(それなりに楽しんでました)のですが、先日不具合が解消されたのでSnap Cameraの良さげなLense無いか改めて探してみました。

で、見つけたのが“Graffiti”というLense。これがなかなか良い。
表情・手振り身振りは良い具合に伝わるけど、皮膚感とかの細部までは伝わらない。背景も良い具合に隠せる。

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なかなか良い、良いのだけど... レンガ模様邪魔だなぁ、と。

「レンガの上に描かれたグラフィティアート風」のLenseなわけですが、こちらとしてはそういうの求めてない。

似たような表現で、もっとシンプルなのないかしら... と探してみたけど、見つからず。そういうニーズ無いのか...。

わかったよ作るよ。

というわけで作ったのがこれです。

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(私のデスク周りの照明環境に最適化させてるので、他の人の環境にはマッチしない恐れありです。照明暗めだと全体的に真っ黒になってしまいます。
そういう人は、女優ライト買って照らしてもらうしかないかな...。)

color thresholding”と名付けてます。Snap CameraのSearch Lensesフォームで検索すれば見つかるはず。

気分に合わせて色変えるくらいはしたいなぁと思ってカラバリ作ってたら楽しくなって11色も作ってしまった。

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もうちょっと抽象的な表現にしたかったのだけど、微調整難しい...。でもまぁそこそこ実用性あるかなと。

使ってもらえたら幸いです。

補足・これはリサーチプロジェクトの個人的な成果でもあったりします

前回の記事に書いた通り、先日リモートワーク環境の調査をするプロジェクトに参加したのですが、その中で得た知見を踏まえて、「自力で手軽できる状況改善あるかな?」と試したの今回のLense作りだったりもします。

ビデオONだと抵抗あるとかONじゃないとコミュニケーション取りづらいとか自分の姿をTPOに合わせて変えたいとかそういうインサイト結構あったんですよ。

得た知見はアウトプット!ただの文章でなくソリューションでアウトプット!という姿勢で常に生きていきたいものです。

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