ギミパペ解体新書2023-先攻展開編-
◆最初に◆
皆さんこんにちは。自称ギミックパペットを扱うのが世界一上手い人です。
今回の投稿では(初投稿ですが、、、)【ギミックパペット】の【先攻展開】について解説していこうと思います。
ギミック・パペットは8月下旬に嬉しいことにスキル「サクリファイス・パペット」が上方修正されることになり、従来の構築に加え「闇属性のエクシーズ」が自由に採用できるようになりました。
今回の解説では「宵星の機神ディンギルス」と「ヴェルズ・ナイトメア」を1枚ずつEXデッキに採用したものを使用している前提で解説を進めさせていただきます。
◆手札ごとの先攻展開-基本編-◆
🔷基本展開1-テラー1枚初動-
1番基本で1番最強の初動です。
※画像にはネクロドールが映ってますが展開に関係ないため今回は無視してください。
《展開ルート》
スキル発動 ビスクドールを墓地へ、死の木馬が生える。
↓
テラーベビー召喚 ビスクドールを墓地から特殊召喚。
↓
テラーベビー、死の木馬を素材にキメラドールをリンク召喚。
↓
キメラドールの効果で2枚目のビスクドールをサーチ(マグネドールでもいいけど次のターンにビスクドールを上からドローした場合がめっちゃ弱いのでビスクドール特殊召喚を推奨します。)
サーチ後そのまま特殊召喚。
↓
(この時点で画像2枚目の状況になっています)
テラーベビーの墓地効果を空打ち
↓
2体のビスクドールで【宵星の機神ディンギルス】をX召喚。
召喚時効果でさっき除外したテラーベビーをX素材に加える。
↓
3伏せしてターンエンド。(画像3枚目)
《展開終了》
🔷基本展開2-レベル8が2体の時-
テラーベビーを初手に引くことができなくともレベル8ギミパペを2枚引いた場合の展開です。
【前提】
「マグネドール」「ビスクドール」を初手に合計2枚引いて「ネクロドール」を素引きしていないこと。
《展開ルート》
スキル発動 ネクロドールを墓地へ 死の木馬が生える。
↓
死の木馬効果、自身を破壊。その後墓地に送られた死の木馬の効果で素引きしたレベル8を2体とも特殊召喚。
↓
墓地のネクロドールの効果 コストとして死の木馬を除外。ネクロドールを特殊召喚。(この時点が画像2枚目)
↓
ネクロドールと8ギミパペのどちらかを素材にキメラドールをリンク召喚。
↓
キメラドールの効果でデッキの中の余っているビスクドールかマグネドールをサーチ、そのまま特殊召喚。(ビスクドールがあるならビスクドール優先)
↓
2体のレベル8ギミパペを素材にディンギルスをX召喚。
召喚時効果により除外されている死の木馬をX素材に加える。(画像3枚目)
↓
魔法罠を伏せターンエンド
《展開終了》
とここまでは基本展開を紹介してきました。
基礎パターンはこの2つです。
ここからは応用編(?)を紹介していきます。
◆手札ごとの先攻展開-応用編-◆
応用編と銘打ちましたが要は上で紹介したパターンをできないときです。
主にネクロ・ドールとかいうおちゃめで可愛い戦犯最強カードが手札にうっかり来てしまったパターンが多いです。戦犯。
🔶応用展開1マグネネクロ
1つ目はネクロドール・マグネドールのみを素引きしたパターンです。
《展開ルート》
スキル発動 ビスクドール落とし 死の木馬生成
↓
死の木馬効果 マグネドールネクロドール特殊召喚。
そのままキメラドールをリンク召喚。
↓
キメラドール効果 テラーベビーをサーチし特殊召喚を破棄。
↓
テラーベビー通常召喚。死の木馬特殊召喚。
死の木馬効果でテラーベビーを破壊。
↓
墓地のネクロドール効果 コストとしてテラーベビー除外
ネクロドール特殊召喚。
《展開終了》
この展開かなり気持ち悪いですがこうせざるを得ないくらい弱いです。
テラーベビーが棒立ちだとトリックスターやオッドアイズにワンパンされてしまうのでわざと破壊してます。
諦めて魔法罠で粘りましょう。
掃射特攻を素引きしている場合はヘブンズストリングスをエクシーズ召喚して気合の腕組みも選択肢です。
※下の画像で急に天龍雪獄が増えていますが無視してください。
🔶応用展開2-テラーネクロアドバンス-
先ほど上の基本展開で紹介したテラーベビー1枚初動の応用です。
応用展開1とは打って変わってかなり強力な手札です。この手札を先攻で引けたら正直かなり嬉しいです。(ネクロドールをアドバンスドローで引かないのが特に嬉しいとかホントいえない。)
《展開ルート》
スキル発動(ビスクA落とし)
↓
テラーベビー召喚 ビスクドールA蘇生
↓
テラーベビーと死の木馬でキメラドールリンク召喚
↓
キメラドール効果発動 ビスクドールBサーチ 特殊召喚破棄(ここ超重要)
↓
ビスクドールB特殊召喚(コスト:ネクロドール)
↓
ネクロドール効果で自身を特殊召喚 コスト:テラーベビー
↓
アドバンスドロー発動 コスト:ネクロドール
↓
2体のビスクドールでディンギルスをX召喚。
除外されているテラーベビーをX素材に加える。
《展開終了》
🔶応用展開2.5-テラービスク-
上の展開のベースみたいなもんです。
違うところはキメラドールの効果でネクロドールを「墓地に送り」手札のビスクを特殊召喚します。
この時点でキメラ・ビスク・ビスクと盤面がなっているので墓地のテラーベビーをコストにネクロドールを出してからディンギルスを出します。
アドバンスドローを素引きしている場合はこのネクロドールをコストに2ドローしましょう。
🔶応用展開3-テラテラビスク-
テラーベビーが都合よく1枚だけ引けるなんてことはないのでテラーベビーを2枚引いてしまった場合の展開です。
召喚権を余らせながらキメラドール・ディンギルスまで盤面を作ることができるのが特色です。
《展開ルート》
スキル発動 ネクロドール落とし 死の木馬生成
↓
死の木馬効果発動 自爆して効果発動 テラーAとビスクを特殊召喚
↓
ネクロドール効果 コスト:死の木馬 ネクロドール特殊召喚
↓
ネクロ・テラーを素材にキメラドールをリンク召喚
↓
キメラドール効果でビスクBをサーチ・特殊召喚
↓
ビスク2体でディンギルスをエクシーズ召喚
自身の効果で除外されている死の木馬をX素材に
《展開終了》
ここまで書きましたがこの展開は召喚権が余っていてテラーベビーを召喚することができますがこの展開だと死の木馬が残らないので次のターンのリソースくらいに考えておいてください。
もしアドバンスドローを連打したい場合はテラー召喚、ネクロ蘇生で2枚引きましょう。
🔶応用展開3.5-ネクロビスク-
召喚権を使わない展開のベースです。
ネクロドールとビスクドールを素引き、テラーベビーを引けていないものとします。
《展開ルート》
スキル発動 マグネorビスク落とし 死の木馬生成
↓
ビスクドールを特殊召喚 コスト:ネクロドール
↓
ネクロドール効果 特殊召喚 コスト:スキルで落としたギミパペ
↓
ネクロ・死の木馬を素材にキメラドールをリンク召喚
↓
キメラドール効果 ビスクorマグネをサーチ・特殊召喚
↓
ビスクとキメラドールで出したギミパペの2体でディンギルスをX召喚
自身の効果で除外されているギミパペをX素材に。
《展開終了》
これも召喚権を使いません。テラーベビーを持っている場合はさっきと同じです。
また、マグネ・ネクロ・ビスクみたいな感じで素引きした時はキメラドールのサーチがテラーベビーになります。
🔴手札事故
ギリギリ救いあるかもしれないパターンのハンドです。
これは少し好みが分かれるかもしれません。
自分はアドバンスドローだけ引いてモンスターを引けない場合はこうします。
《ルート》
スキル発動 ネクロ落とし 死の木馬生成
↓
死の木馬効果(空打ち)
↓
ネクロ効果 特殊召喚 コスト死の木馬
↓
アドバンスドロー発動 コスト:ネクロドール
2ドロー
↓
(あとは手札次第)
《展開終了》
これは正直博打です。
死の木馬が除外されてしまうのでテラーベビーを引けてもギガンテスドールになれず勝ち筋を一つ潰すリスクがあります。
魔法罠に自信があるならスキルで木馬を出すだけ出して3伏せエンドで我慢するのも普通に選択肢です。
◆対面ごとの相性・理想展開について◆
あくまで先攻用の理想盤面の提示です。
🔵オッドアイズ/レイジング・ペンデュラム
【相性】
先攻→微有利
後攻→有利
【立ち回り】
ヴェルズ・ナイトメアの刺さりがそこそこ良いのでテラーベビーと死の木馬からヴェルズ・ナイトメアをX召喚したいです。
ナイトメア+2伏せみたいなのが理想の一つです。
【氷結界の還零龍 トリシューラ】がディンギルスを貫通してしまうので個人的にはナイトメア展開推しです。
テラーベビー+3伏せできる時は迷わずキメラドール・ディンギルス+3伏せしましょう。【龍穴の魔術師】のP効果にディンギルスは強く出ることができるのでこっちの展開優先で良いです。
【妨害札当て方】
・刻剣の魔術師→マストカウンターで必ず月の書
・オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン→貴竜の魔術師が見えているときに月の書当てればトリシューラに行ける確率が格段に下がる
・あとワーニングポイントを構築に入れている場合はこれ打てば大体なんとかなる
🔵D-HERO/デステニー・エフェクト
【相性】
先攻・後攻ともに有利
理由としてはスキルの制約でギミパペの致命傷である「天龍雪獄」が採用できないからです
ワーニングポイントをどう切り抜けるかが鍵
【立ち回り】
カード破壊が中心のデッキなのでディンギルスをなるべく作りに行きたい。
D-HEROに「天龍雪獄」はクリティカルヒットするので最悪ディンギルス単騎+3伏せとかでもいいので物量で妨害したいです。
ちなみにこの時ディンギルスは必ず守備表示にした方がいいです。下級にディンギルスの守備力2100を超えてくるモンスターはいません。
【妨害札当て方】
・融合→スキル使用後ディアボリックガイ特殊召喚と宣言した瞬間にコズミックサイクロン・掃射特攻といったカードで「融合」を消したいです。
これが止まると想像以上にD-HEROはきつい。
・ヴェルズビュート→極力ケア
ディンギルスがいるのにわざわざ破壊効果持ちを出してくるということは「月の書」を握っている可能性が高いです。
ドリルガイ召喚した瞬間にドリルガイに月の書を当てましょう。(ドリルガイが攻撃力参照できなくなって特殊召喚が止まる)
・ドリルガイ→貫通ダメージが結構終わってるのでこの対面は絶対にネクロドールを残さないように。これ先生との約束ね。
・トロイメア・ユニコーン→リンクさせない
「トロイメア・フェニックス」は破壊効果だから全く気にしなくていいがユニコーンはそうもいかないのでなるべくディアボリックガイ辺りに妨害を当てたいところ。
🔵トリックスター/ホーリーエンジェル・ミスチーフ
【相性】
くっっっっっっっっそ不利です。
死ぬ気で「天龍雪獄」を引いて打ちまくるしかないです
【立ち回り】
不利すぎて立ち回りもクソも割とないのですが「天龍雪獄」を引きたいのでアドバンスドローをなるべく多く使える立ち回りを意識したいです。
また、中途半端な盤面は「ブラックホール」で全部壊されるので展開すべきはディンギルス守備表示です。大事なことなのでもう一度書きますが「守備表示」です。
【妨害札当て方】
「月の書」→「トリックスター・フェス」発動後の「トリックスター・キャンディナ」に当てる。
フェス入りじゃないならキャンディナ召喚に即打ちが丸いです。
「ワーニングポイント」→「トリックスターフェス」のトークンかリンク2に発動。「トリックスターマンジュシカ」が相手の手札に確定している場合はリンク2に当てたいところ。ミスチーフのスキルでライフ増えると勝ちが遠のくのでマンジュシカ見えないならトークンへ。
「掃射特攻」→先攻3素材ディンギルスできているならフェスとキャンディナで盤面が埋まったときに3つすべて素材を吐いて全破壊したい。
「天龍雪獄」→GODカード。引いたらガッツポーズ。積極的にリンク2に当てていきたい。
🔵ヴァレット/ヴァレルロード・リボルブ
【相性】
先攻→微有利
後攻→微不利
つり天井ガチできつい、ワーニングポイントきつい。
【立ち回り】
破壊を多用するデッキなのでディンギルスが雑に輝きます。
ヴァレットトレーサーがいるとギガンテスドールの効果でコントロールを奪ううえで支障をきたすため裏返すなど別のアクションが1手求められる。
「ヴァレット」モンスターを破壊するとこちらがどんどん不利になるためなるべくギガンテスドールの効果でヘブンズストリングスのX素材にするかディンギルスで直接墓地送りにしたい。
🔵オルフェゴール/オレが使える効果は3つある!etc.
【相性】
先攻→有利
後攻→微有利
【立ち回り】
機械族で互いに一貫しているのでギガンテスドールでコントロールを得たり天龍雪獄でモンスターを奪うと手数が増えてとても戦いやすい相手。
オルフェゴールは基本的に「天龍雪獄」が採用できないのでその点も踏まえて有利だろう。
【妨害札当て方】
月の書→下級オルフェ、特にスケルツォン
天龍雪獄→星遺物ー「星杖」やガラテアで戻されてしまうため立ち回りには気を遣いたい。
🔵オルフェゴールガンドラ/闘う決意
【相性】
先攻→五分
後攻→不利
理由としては簡単で「デコード・トーカ―」に対する回答が「天龍雪獄」とディンギルスしかないこと。
【立ち回り】
先攻展開はディンギルスが全く仕事をしないのでここで「ヴェルズナイトメア」がかなりいい仕事をする。効果のタイミングだけ気を付けていきたい。
アドバンスドローで罠引きこんで中途半端な展開に留めさせれば不利対面もワンチャンひっくりかえせる。
🔵影霊衣/ドローセンス:光etc.
【相性】
先攻→五分
後攻→五分
【立ち回り】
とにかくスキル偽装を見破ることができるか。うかつに手札残して「トリシューラの影霊衣」の効果を喰らおうもんなら壊滅してしまうのでなるべくハンドレスを目指す。
「ヴァルキュルスの影霊衣」のバトルフェイズ終了は割り切るしかないので地道に罠で粘って勝つのが正攻法です。
🔵ベアルクティ/未来を照らす絆
【相性】
先攻→有利
後攻→微有利
相性以前に爆発力のムラがあるデッキなので普通に勝てると思っていい。回った絆ベアルクティは誰も勝てないので割り切り。
【立ち回り】
「ベアルクティーセプテン=トリオン」がとても苦手なのでここに妨害を優先的に当てたい。
ディンギルスは「ベアルクティーメガポーラ」「ベアルクティーグラン=シャリオ」には強いが「ベアルクティーメガタナス」で裏返されると無力なのでそこを意識して妨害を当てていきたい。
本文の趣旨とはずれるが、1種のワザップとして紹介したいことがあって
「ベアルクティーセプテン=トリオン」をギガンテスドールの効果でコントロールを得てレベルを8にすることは実は可能である。
一見レベルを持たないモンスターなので効果が無効になると思いがちになってしまうが貫通できるので覚えておくと結構役に立ちます。
🔵リゾネーター/荒ぶる魂
【相性】
先攻→有利
後攻→微不利
デッキの動きがそもそも先攻にとてもとがっているので微不利の位置づけで割り切り。
【立ち回り】
ディンギルスは全く仕事をしないのでヴェルズナイトメア先生の出番です。
でもそれ以上に「多次元壊獣ラディアン」や「クリムゾン・リゾネーター」をケアしてモンスターを置かないのが正解まである。魔法罠で展開を止めて一気にワンキルでケリをつけたいところ。
🔵ギミック・パペット/サクリファイス・パペット
【相性】
先攻→不利
後攻→有利
死の木馬が相手のギミパペも破壊できるせいで正直先攻不利
【立ち回り】
先攻魔法罠3伏せできるならスキルを温存しがば伏せしてターンを返したい。こうすることで「マグネ・ドール」が自力で特殊召喚できなくなるため展開に大きく制限がかかる。動かないことが最大の防御になりうる。
魔法罠が引けない場合でも割り切って普通に展開とか間違ってもしてはいけない。ギガンテスドールでパクられた場合に取り返しのつかないことになる。
天龍雪獄の打ち合いになるのは必至なので墓地にモンスターを残さない立ち回りもしていきたい。(とりあえずビスクドール除外して墓地を消すなど)
アドバンスドローで魔法罠引き散らかして物量で押し勝つしかない。正直ミラーが1番やりたくない。
◆最後に◆
今回はギミパペの先攻展開をパターン分けして紹介しました。
もう数回はギミパペについて備忘録を兼ねて投稿したい気持ちもあるのでもし投稿されたときは目を通してくださると嬉しいです。
これを書いた2023年9月2日現在、四叢ヤクモのYouTubeチャンネルは活動を休止していますがこれを機に登録してくださるとめっちゃ嬉しいです。
それではこの辺で。またお会いしましょう。
ここまで読んでくださりありがとうございました!良いファンサライフを!