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ラッシュ村留学記【GRフェス2024Dec.】



はじめに

どうも、四叢ヤクモ(よつむらやくも)です。
初めましての方は初めまして、見たことある!という方はご無沙汰しております。
普段はYouTubeの方で動画投稿や配信を行っていますので先を読む前に是非チャンネル登録をしていただけるととても嬉しいです!

今回は半年ぶり(なんなら6月はWCSなので正確には9ヶ月ぶり)に開催されたGRフェスで銀アイコンを獲得することが出来ましたので記事を執筆させていただきます。

GRフェス結果

何事もまずは結論から入るべきだと思うので結果から書いていきます。

結果は世界61位!ラッシュ2個目、通算4個目の銀アイコンです!
使用デッキは【メタリオン】1本
デッキ選択・構築の意図、プレイとかは本編で書きます。

空白の半年間

まず前提としてデュエルリンクスには「KCカップ」というものが存在し、大体2ヶ月に1度順位を競って環境の答え合わせをしています。その形式はひたすらデュエルをしてそのレートを競うというもの。スピードデュエルでは毎回1位になった人にWCSへの出場権が与えられたりKCポイントというWCS出場につながるポイントを与えられたりします。

2023年の10月に「遊戯王SEVENS」ワールドが実装されて、それに伴いラッシュデュエルが実装されました。そして同年12月にラッシュデュエルもラッシュ版KCこと「GRフェス」が初開催されました。
続くように3月にも開催、6月にはWCSへの出場権をかけて同じ形式WCS予選が行われました(実質GRフェス)
そして9月の初めに予選から権利を勝ち取ったプレイヤーはWCS本戦がシアトルで行われ………

そこから次のGRフェスが行われるまで半年が過ぎました。

その間に「遊戯王ゴーラッシュ」ワールドが実装されたり新パックが沢山増え、新要素「フュージョン召喚」も実装されました。

なんと5つもパックが実装されていたんですね。そりゃカードプールも増えるわけだ。そんな中でも最新弾は環境的にも大きな影響、というか大きすぎる影響をもたらしていました。

環境について

結論から言ってしまえば「サイキック族」の超1強環境でした。次点で【ヴォイドヴェルグ】のシェアが高かったように感じます。
いままでのデュエルリンクスの歴史の中でもおそらく最大級に偏っているといっても過言ではないでしょう。
自分も「サイキック以外はデッキではない」と思っていたし、実際そうでした。
「そんなに?」と思う方もいると思うのでざっくりどんなデッキかを解説してみようと思います。

Tier GOD INFINITE:D LIVE

デュエルリンクスで環境デッキが誕生する要素は3パターンあります。
①カードパワーが高いデッキ
②スキルがめっちゃ強いデッキ
③スキルもカードパワーもやばいデッキ

このデッキは残念ながら③です。

飲み会の席で寝た時に夢の中で考えたんじゃないかというくらい終わってるスキル

ラッシュデュエルのゲーム性、というかセオリーとして自分は、セットや手札消費を繰り返し貯めたリソースを一気に叩きつけるゲームだと思っています。
例えば、メタリオンの《TCB》を用いたコンボは複数枚の手札が必要なためそれを引ち込むためにターンをやりくりします。そして必要なパーツを引き込めたらそれを使ってダメージを与えるのような感じですね。

しかしこのスキルはその概念をぶち壊しています。
選択効果ですがどちらもやばいです。特に下の方。
デッキから《サイピックアッパー》《AIクマキャン》《フュージョン》を手枚を捨てるだけで持ってこれてしまうのです。

つまりこのスキルはやりたいことをできるまでリリースをためるのではなく自動的にカードが揃うためありえないくらいやりたいことの再現性が高いということになります。
このデッキだけやっていることの格が違ったのは間違いないです。
全盛期のスキル「オノマト連携」を見ている気分でした。

でも再現性が高いだけでは圧倒的環境デッキにはなれません。
出力先もこのデッキは最強だったんです。

かわいいね。絶対性格悪い。多分ドM。

エースカード《CAN:D LIVE》です。
このカードの効果は2つあってざっくり言えば
①相手モンスターの攻撃力を大幅に下げる効果
②最上級モンスターを特殊召喚する効果

といった感じです。

①の効果は、2000ダメージを自身も受けてしまう代わりに相手の全てのモンスターの攻撃力を3000下げるというもの。
この環境では攻撃力3000を上回るカードはほぼ存在しなかったため事実上相手全体の攻撃力を0にすると捉えてもらって大丈夫です。
この効果で相手のライフを一気に0にすることができます。

多くのカード消費してワンキルをする【メタリオン】や再現性にムラがある【ヴォイドヴェルグ】と比べてライフを2000払うだけでワンキルの準備を整わせることができるため1度仕留め損なっても次のターンライフを払うだけで同じことができるという優れた点があります。

②の効果は下の2体のどっちかを出してくるというもの。

攻撃力を上げるよ。このイラスト版好き。
裏側表示のカードをなんでも除去できるかなり器用なカード

フュージョン召喚という行為はかなり多くのカードを消費して行うものなのでエースモンスターが横に並ぶくらいのことはカードとして健全な強さだなぁと個人的には思うのですが問題はそこではありません。
この効果、「ライフを1000回復する」効果のおまけみたいな書き方なのが問題なのです。特殊召喚できるモンスターがいなくてもライフの回復だけはできちゃうんです。
大型モンスター2体を並べて相手のモンスターを倒すと相手は立て直すためにモンスターをセットしたりしてリソースを貯めなおしますよね?
その間にも「CAN:D LIVE」はライフを回復しつづけます。
このGRフェスの期間、ライフが10000を超えた試合がかなりあったように感じます。

またサイキック族というデッキにはこのカードと同じくらい強力なカードがあります。

GRフェス時点ではリミット②に指定中

《JAM:P チェック》
世界最強のバック干渉札です。テキストの端から端まで強いことしか書いてない。
スピードデュエルでもラッシュデュエルでもそうですが、例えば魔法カード《サイクロン》を発動したらどんなカードを破壊するかは破壊した後にしか分からないと思います。
《JAM:P チェック》は効果テキストを読んでいただければ分かるのですがセットカードを名前通り「チェック」してから好きな方を破壊します。これが如何にやばいかを解説しようと思います。

ラッシュデュエルには圧倒的採用率を誇る最強罠カードに《攻撃の無力化》というカードが存在します。このカードを採用していないデッキは《JAM:Pチェック》を2枚採用したサイキック族デッキくらいです。

リンクスラッシュデュエル界の《灰流うらら》くらいの必需品

このカードは前述したようなリソースを貯めこんで放出するラッシュデュエルのゲームセオリーを一方的にはさせないためのカードです。
攻撃からモンスターを守るということは自分のリソースやライフを守ることになるので《攻撃の無力化》を発動すると戦闘によって相手はリソースを奪うことができず、事実上のターンスキップカードとも言えます。

そんな《攻撃の無力化》を発動されたらたまったもんではないのでほとんどのデッキは《ユニヴァーストーム》《鉄の銃撃》《ゴーストサイクロン》といった普通に魔法罠を1枚破壊するカードで「破壊できたらいいな、破壊できなかったらどう立ち回るかなぁ」くらいの気持ちで無力化打ち抜きチャレンジをします。

簡単な話、(ラグ読みとかは一切考慮しないものとして)セットカードが2枚あるとして1枚を破壊しようとすると《攻撃の無力化》を破壊できる確率は50%だと思います。
でも《JAM:Pチェック》は2枚見て好きな方を破壊できるので100%になるのです。これがこのカードの終わりポイントです。

しかも《JAM:Pチェック》、《CAN:D》がフィールドにいるとライフを1000回復します。これもまあまあ終わりポイント高め。
その強すぎるテキストから実装当時はリミット①でしたが当時はサイキック族の使用率が低くリミット②に変更になりました。
《攻撃の無力化》とリミットが被るため《JAM:Pチェック》の採用枚数は1枚の人が多かったように感じます。いやこんなの何枚も使われてたまるか。

さすがに《JAM:Pチェック》1枚だけでは心もとないので別枠で《サイキック・ダイバージェンス》を採用しているサイキックも多く見られました。

この2枚を組み合わせることで相手の魔法罠を除去しながら1ドローできる強力なコンボです。強力とはいえこのコンボはこの組み合わせでないと成立しないため個人的には健全なコンボだと思います。
《リズミカル・パフォーマー》も非常に強力なカードで、前述した《CAN:D LIVE》と合わせてライフを増やしながらデッキ破壊を行うことができたためこのカードのせいでデッキ切れになり負けたプレイヤーも多いと思います。

といった感じで言い出したらキリがないレベルで文字通りTierGODのデッキだったわけです。おわかりいただけましたでしょうか。
環境について語るならこのデッキだけざっくり解説すればいいと思っているので【ヴォイドヴェルグ】の解説は本記事では割愛します。

―――――――――――――――――――――――
ここから先は本編となります。
ラッシュデュエルをやっていない方もこの記事を読むかもしれないと想定しているので、さすがにサイキックの解説なしにこの記事は読めないと思い先に書かせていただきました。

【ここから本編】四叢ヤクモのGRフェス

ラッシュデュエル自体は毎月デュエルキングになってはいたしGRフェスが開催されたらWCS予選の時に銀アイコンが取れなかったリベンジをしたいと思っていました。それくらいのモチベでやってます。

デッキ選択について、苦難

今回の使用デッキは【メタリオン】1本です。
このデッキはテーマ名の通り「メタ」を行うテーマで特定の種族のモンスターに対して強力な効果を持っています。でもそれだけでは特定の対面にしか有利にならないので《TCB》(タイプチェンジビーム)というカードを使って強制的に強力な効果を発動できるようにします。
特に《メタリオン・アシュラスター》は強力な効果をもっていて相手のライフを一撃で0にするだけのパワーがあります。

顔が非常に良い

いきなり全然関係のない話をしますが「ダンボール戦機」というアニメはご存知でしょうか。僕が小学生の頃から大好きなロボットアニメなのですがその作中で「ジョーカーMk-2」という機体が登場します。

大鎌、僕大好きなんです。

この機体、【メタリオン】デッキの要となる《イマジナリー・リアクター》というカードにそっくりなんです。

紙より早くに登場したカード。リンクスは未来のカードゲーム。

この見た目が似ているというだけで僕は【メタリオン】というデッキが好きになりました。
好きなデッキで銀アイコンとれたらかっこいいよなぁと思っていて実装されたから数か月使い込んでいました。
しかし、僕も端くれながら競技勢です。「好きなデッキ」と「強いデッキ」は別で考えています。
最新弾「崩壊のレクイエム」が発売されてから【INFINITE:D LIVE】以外デッキではないと感じ、走るならさすがにサイキック以外ないと考えていました。

ここである問題が発生します。

四叢ヤクモは現在大学生なのですが、年末の大学生は所得制限に引っかからないようにするためバイトで稼げる額が大幅に減少します。
つまりはお金がなくてサイキックは組めませんでした
ジェムは11月にスピードデュエルで【捕食植物】や【ゴーストリック】を組むために使ってしまったのでほぼなくてさすがに引き切れないと判断します。それでも中途半端にジェムで1.5周引いたの結構後悔してる。

そうなると手持ちのデッキで戦うしかありません。選択肢は3つありました。
①メタリオン
②サイバー
③メタリオン軸のグッドスタッフ
デッキ解説は省きますが【サイバードラゴン】はデッキのパワー不足、【メタリオンGS】は弱くはないけど自分の中でこれをGRフェスで回して完走できるか考えた時に試行回数やるデッキとしては弱いなと思い【メタリオン】を選択しました。
「サイキック以外デッキではない」とは言ったもののその中で出せる最善のデッキだったとは思います。

構築について

まず、使用したデッキリストは以下の通りです。

RP0~18000
RP18000~37000

どのフュージョンモンスターを採用するかはかなり迷いました。
どれも優秀なモンスターなのですが環境に合った最適解を見つけるのは大変でした。

採用札の解説・採用意図

通常モンスター5種類とフュージョンはそのまますぎるので割愛します

主役。顔がいい(2回目)

《メタリオン・アシュラスター》
裏側のカード破壊とワンキル役を兼ねる。必須枠。3枚あると長期戦に強くなる。
セットモンスターを破壊してライフカットを行う事もできるし攻撃の無力化を狙い撃つこともできる役割が多いカード。

「フルオートドラゴンスレイヤー」声に出して読みたい効果名

《メタリオン・ヴリトラスター》
表示形式変更とモンスター破壊ができる。
高い攻撃力のモンスターをこのモンスターで裏側にして《アシュラスター》の効果で破壊する連携プレイもできてかなり器用なカード。
《TCB》とのコンボとしては《ヴリトラスター》を2体並べることで3体モンスターを破壊することが出来るためとにかく対応力が高かった。

異形感やばくて好き

《メタリオン・エーラクレスター》
後半になって採用したカード。
相手の墓地をデッキ戻す効果と魔法使い族をデッキに戻して2枚除去を行う効果。
効果の発動コストがそのままリソース回収になるため、既に発動して墓地にある《攻撃の無力化》を回収して2回目をおかわりしたり《ソードダンサー》をデッキに戻して《TCB》+《アシュラスター》のワンキルコンボを決められる確率を高めたりするため非常に強かった。
また、後述するデッキシャッフルの役割としても強力でした。

相手の墓地を戻す効果は下級モンスターを沢山相手のデッキに戻すことでドローの質を下げることができます。主に【ヴォイドヴェルグ】に有効でした。【INFINITE:D LIVE】に対してもスキルで既に墓地に送った《彩光のプリマギターナ》 や《CAN-Melo:D》をデッキに戻してました。

魔法使い族をデッキに戻す効果は同じ2体モンスターを破壊したいシチュエーションの時にサイボーグ族2体を要求する《ヴリトラスター》より要求値が低いのも強みだと思います。

ちなみに《マジックジャグラー》の採用枚数が2枚なのは《TCB》が絡まなくても仕事が出来る《アシュラスター》《ヴリトラスター》に対して《エーラクレスター》だけできることが少ないため枚数を1枚削りその枠を魔法罠の枠に使用しました。

「ヨツムラ―ドンスター」をPNにして走るか3回は迷った

《メタリオン・ラードンスター》
最初採用していたカード
効果は手札を1枚捨てることでモンスター1体の攻撃力を1500下げるか恐竜族モンスター全ての攻撃力を2000下げる効果。
手札消費をする代わりにビートダウンに特化したカード。
【メタリオン】ミラーでは強いカードだったが思った以上に【INFINITE:D LIVE】とのマッチングが多くRPが盛れなくなってきた時に《エーラクレスター》と入れ替わることになりました。

《イマジナリー・リアクター》
このデッキのフュージョンモンスター全てがフュージョン素材に指定している《イマジナリー・アクター》の4枚目以降になれる革命的なカードです。
《死者転生》を墓地からデッキに戻すことで2枚ドローすることができ、この2ドローで《TCB》や《ソードダンサー》を引き込んで勝った試合も多かったです。
デッキが10枚以上ないと効果が発動できないため常に手札・デッキの枚数と相談しながら戦う必要があります。

《死者転生》

墓地のモンスターを手札に加えるレジェンド魔法です。
《イマジナリー・リアクター》の効果でドローするために必要なので【メタリオン】デッキのレジェンド魔法の枠は必ずこのカードとなり他の選択肢はありませんでした。
スキル「メタリオン・スクリプト」ではこのカードを確定で墓地に送ることができますが、普通に手札に引き込んだ時は墓地から状況にあったモンスターを手札に戻し《TCB》を使ったコンボを決めることができたという点で非常に強力なカードでした。

現在リミット③に指定されている

《ゴースト・サイクロン》

自分フィールドにモンスターが存在しないときに発動できる魔法罠を破壊するカードです。《鉄の重撃》と採用が分かれるカードでしたが後攻で引けた場合に1ドローできるこのカードの方が強いと感じていました。
先攻で引いた場合はモンスターを2枚以上引いていても1体だけセットすることでライフを削られるのを防ぎながら、墓地のモンスターの枚数を少なく抑え、攻撃されることで発動条件を満たす。というようなプレイをしていました。

イラスト綺麗だよね

《スター・リスタート》

手札1枚をデッキに戻して墓地の通常モンスターを特殊召喚し、さらに墓地の《フュージョン》も手札に回収できる神のカード。
2枚のカードでより質のいい2枚のカードを動かす2:2交換のカードなのでとても強かった。既に《フュージョン》を手札に抱えているときでも《虚鋼演機攻流》のコストに使用したり、2枚目の《スター・リスタート》のコストの確保のために墓地の《フュージョン》を回収することも多かった。

《フュージョン》を無駄なく回収するために「メタリオン・スクリプト」の2つ目の効果のコストとして《フュージョン》を捨ててからこのカードを発動することも多かった。最強。

こういうありえないルビ大好き

《虚鋼演機攻流》

攻撃力を1500上げる効果。
スキル「メタリオン・スクリプト」で手札に持ってきたターンは攻撃力4300以上のモンスターの戦闘ダメージは0になる制約があるものの通常モンスターに発動して攻撃力2900(このデッキの通常モンスターの攻撃力は《イマジナリー・アクター》以外全員1400)にするのが非常に強力だった。
スキルで手札に何回でも回収できるのはダメージがスキルで入らなくなる制約があるにしても強かったし、手札の枚数に自信があるときは次のターン発動するために前もって回収することもあった。

最初はこのカードを弱いと思っていて採用していなかったけど、使えば使うほど強みが出てくるいいカードでした。

引けば大体勝つGODカード

《TCB》

(タイプチェンジビーム)と読みます。
手札から見せたモンスターの種族にフィールドのモンスターの種族を変えます。3伏せしちゃって魔法罠を消化できないときに自分のモンスターに発動して無理やり盤面を空けることができたのも結構優秀だった。
引いたら勝率がぐんと上がるので3枚採用以外ないです。

言わずもがな最強カード

《攻撃の無力化》

これに関しては【INFINITE:D LIVE】の解説の時に書いたので省略します。最強。

今期は結構評価が分かれた。

《バーファード・スライム》

レベル8以下のモンスターの攻撃宣言時にそのターンのダメージを0にする延命札。レベル9である《CAN:D LIVE》や【メタリオン】のフュージョンモンスターの攻撃には発動できませんがレベル8モンスターでビートダウンを行う【ヴォイドヴェルグ】に対して非常に強力だったため採用。
【INFINITE:D LIVE】に対しても《CAN:D LIVE》以外の攻撃は受けきれたため普通に仕事はした。
今期は採用しなかった人も結構いたイメージでしたが個人的には必須カードです。

実はリミット③

《地縛霊の誘い》
このカードを採用している人はあまり見ませんでしたが個人的には《ライステラス・クライシス》より使用感が良くこちらを採用していました。
【メタリオン】
→《アシュラスター》+《TCB》のワンキルコンボを攻撃対象をセットモンスターに変えてワンキルを阻止できる
【ヴォイドヴェルグ】
→《ヴォイドヴェルグ・エリジウム》の効果で裏にされたフュージョンモンスターを下級に攻撃対象変えたらフュージョンモンスターが大体生き残る。逆に下級をフュージョンモンスターに突っ込ませてライフカットもできた。
【INFINITE:D LIVE】
→フュージョンモンスター+セットの時に《彩光のプリマギターナ》の打点が2800になるからLIVEの攻撃をセットモンスターに変えてフュージョンモンスターと《プリマギターナ》で相打ちを要求することが出来た。

以上が採用カードの解説とか採用意図となります。

各対面プレイングとか

各対面ごとに書いていこうと思います。
【INFINITE:D LIVE】
まず、《フュージョン》を手札に引き込めるまではひたすらセットしてダメージを入れられないようにします。【INFINITE:D LIVE】は《CAN:D LIVE》以外セットモンスターを除去する方法がないのでこれだけで基本延命できます。
《イマジナリー・リアクター》+《フュージョン》みたいなハンドの時も《イマジナリー・リアクター》のドローで大体通常モンスター引けるので動き時です。
基本プランは《メタリオン・アシュラスター》+《TCB》のコンボで大幅なライフカットを繰り返します。《サイピックアッパー》の効果で800回復されてしまうと《CAN:D LIVE》にワンキルされてしまうので可能な限りライフ1200以下までは削るようにしていました。
攻める時もこちらがライフ6000あるときは2体攻撃表示、1体セットで攻めることを意識しました。こうすれば基本的に次のターンに《CAN:D LIVE》で攻撃力を下げられてもライフが0になることはありません。
相手の手札が弱くてセットを繰り返すときは《ヴリトラスター》で強制的に攻撃表示にして積極的にダメージを入れていました。《ヴリトラスター》は単騎で《CAN:D LIVE》を相打ちせずに戦闘で倒せるモンスターなので重宝しました。
ライフ6000ないときは《攻撃の無力化》などの罠カードを信じて対面と会話する必要がありました。この対面はライフ計算分からなさ過ぎてめっちゃデュエル中に電卓弾いてた。

このカードに800回復されてライフ2100以上になると結構デッドライン

【ヴォイドヴェルグ】
とにかく貫通ダメージが怖い対面だった微不利対面。
ライフをとるために攻撃表示でめっちゃ攻めてくるためそれを受けきって《メタリオン・アシュラスター》の攻撃力吸収で打ち返すイメージ。先攻2体セットとかでも負けることはそんなにないため《TCB》を打てるようにするため《ソードダンサー》を敢えてセットせずに手札に温存するとかしてました。
先攻アドバンスセットは1体リリースの時は守備力1200の《スター・トランサー》で確定なので下級で戦闘破壊しておくとダメージを抑えることができました。2体リリースの時は《アシュラスター》を出せるときはそのままセットモンスターを破壊できたためマジで結構ボーナスステージだったと思います。ユニヴァーストーム連打だけは許していけない。
《メタリオン・エーラクレスター》の効果で墓地の下級を相手のデッキに戻すことでスキル「ヴォイド・デストラクション」のパチンコの質を下げるのも結構有効打でした。

貫通付与して最上級だしてくるやばいカード
これに裏にされてフュージョンモンスター突破結構された

【メタリオン】
ミラーマッチは「いける時にライフカット」をとにかく意識しました。
この対面で1番輝くのは《メタリオン・ヴリトラスター》です。下級モンスターを表にすることでちまちまライフカットできます。
この対面の《アシュラスター》は魔法罠をとにかく破壊することで相手の勝ち筋を潰します。《TCB》と《スター・リスタート》の枚数分だけ相手の勝ち筋なのでとにかくこの2枚を破壊することを狙っていました。
また相手のフュージョンモンスターを下級モンスターに《虚鋼演機攻流》を使うことで攻撃力が100だけ上回るのでそれで突破したりしていました。相手の《アシュラスター》を残すとこちらが魔法罠を破壊されて息切れを起こしてしまうので早めに処理するのが1番です。

【サイバードラゴン】
全然強いとは思ってなかったんですけどマッチした回数は結構あったので一応書きます。
《古代の機械巨人》が終わってるカードだったのでとにかくライフが2500以下にならないように意識。(【メタリオン】に採用される下級は全員守備500のため)
基本的に攻撃力が高いモンスターを出してくるので【ヴォイドヴェルグ】の立ち回りと同じことをします。
この対面は必ず破壊しておきたいカードがあって《サイバー・アサルト・ドラゴン》《サイバー・サーチ・ドラゴン》《アサルト・アルマート》の3枚です。
前者2枚はスキル「サイバネティック・コンバット・カスタム」で攻撃力が500上がって攻撃力2900となり、こちらのフュージョンモンスターを戦闘で突破してくるため。
《アサルト・アルマート》は場に残してターンを返すとこちらのフュージョンモンスターの攻撃力を下げられてしまい、スキルで攻撃力を上げた《サイバー・ドラゴン》に突破されてしまうからです。(攻撃力が下がったフュージョンモンスター=攻撃力2500、攻撃力が上がった《サイバー・ドラゴン》=攻撃力2600
《古代の機械巨人》の対処法は主にこんな感じでした。
①フュージョンモンスターに《虚鋼演機攻流》を発動し攻撃力4300で無理やり突破
②《TCB》+《メタリオン・ヴリトラスター》でドラゴン族となった《古代の機械巨人》を効果破壊
③《TCB》+《メタリオン・エーラクレスター》で魔法使い族となった《古代の機械巨人》をデッキに戻す
④《TCB》+《メタリオン・アシュラスター》で攻撃力を吸収し戦闘で突破
⑤《メタリオン・ヴリトラスター》で《古代の機械巨人》を裏側にして《メタリオン・アシュラスター》の効果で破壊
一生ただ引いただけのプレイのない《古代の機械巨人》に嘆いてました。なんなら「鉄くず」呼ばわり。

消せ。
サイバーの先攻1体アドバンスセットには【ヴォイドヴェルグ】と違って突っ込んではいけない
破壊する効果はメタリオン的には存在しないテキストと同じ
サイバー・ドラゴン横に並ぶのは結構強かった
こいつ1番危険

主な立ち回り解説は以上となります。結構繊細なプレイングが要求されて結構難しいデッキでした。

戦績について

1度13000まで落ちた時本当に終わりを感じました。
精神状態やばかったと思う。300試合以上した人はそんなに目撃してないから結構異端かも。

余談~精神と時の部屋~

今回のGRフェスは上記戦績のところからグラフを見てもらえると分かるんですけど上がり下がりが結構激しかったです。
日曜昼くらいまでは結構引きのせいにして負けた原因を探すことを放棄していたところもありました。

考え方の変化、そして連打マシンへ

この方は僕のDiscordサーバーでよく一緒に遊んでくれるはーぴぃさんという方なのですがこのツイートが急にGRフェス中に頭の中に浮かんできて考え方が変わりました。
運要素の言い訳は最後の最後でなければならない。
この考えに変われたのが日曜の夕方だったと思います。
そうなるとやることは1つです。

サブ垢で覚悟が決まったのツイートしてた。

このツイートからガチで10時間くらい勝っても負けても連打し続けました。
根性だけは誰にも負けません。
やり続けたことでRPが勝率が徐々に上がり始めました。
時間は刻一刻とGRフェスの終わりに近づいてきます。それでも連打連打連打。

ちなみにこの時のDiscordの名前は「メタリオン・ヨツムラスター」だった

連打の成果、月曜早朝4時にRP36000まで到達します。
この時点では直感的には「銀アイコンぎりいけるかいけないか」くらいという感じがしてました。
しかし10時間の連打の代償と一旦集中が途切れてしまい、1度寝て様子を見ることにしました。(なお不安だったり元々不眠症というのが併さって少なくとも朝6時30分までは起きてた)

そして朝9時30分くらいに起床した覚えがあります。この日は大学の授業が夕方からだったのでGRフェスにギリギリまで時間を使うことができました。
とりあえず起きてボーダーチェック。

起きたら感謝の神と全知全能の神が戦っていました。ラグナロク?

そんなことはさておき、この時点で順位は80位、雲行きが怪しくなってきます。しかしもう一時間だけボーダーを様子見することにしました。
感覚的には「これでは銀アイコンにギリギリ届かない」と感じ始めて迎えた10時30分更新。この時間位からボーダーがすごい勢いで上がり始めていました。Twitterを見れば37000まで盛りなおしてステイ宣言をしている方もちらほらみられて「俺も行くしかねぇ!」と決意しました。

魂の一戦

勝てば銀確定。魂の一戦をしに久しぶりにデュエルボタンを押しました。
相手はロミン。つまりは【INFINITE:D LIVE】です。
とても上手なプレイヤーで2試合連続でマッチしてしまい連敗。34000まで落とされてしまいます。しかしまだ時間は残されています。
諦めずにデュエルボタンを押し続けます。
そこからは【ヴォイドヴェルグ】に1勝1敗。【INFINITE:D LIVE】との3連戦が続きます。
結論から言うとこの【INFINITE:D LIVE】との試合は全て勝ちました。

36000-37000の試合

前述したようにこの構えは《攻撃の無力化》を引かれていても返しのターンから一気に負けることはありません。《虚鋼演機攻流》で攻撃力の上がった《メタリオン・アシュラスター》で攻撃宣言した時に相手の砂時計が光らなかったので僕はこの瞬間一気に口角が上がりました。
そのままトドメをさしきりRP37000に到達。ステイシルバーを確定させました。
これが僕のGRフェスの最終日の記録となります。

おまけ アシュラスタークビ事件

まずはこちらをご覧ください。僕の採用していた《メタリオン・アシュラスター》たちです。
1枚は★のスタンプ、1枚はゴーハ・ユウオウのスタンプを押してあります。
元々花形役者とされている《メタリオン・アシュラスター》には★のスタンプを押していてこの《アシュラスター》を出した回数が当然1番多いです。
しかしGRフェス中、この花形役者は思わぬ事件を引き起こします。

3試合連続で《攻撃の無力化》を効果の発動コストとして落としやがったのです。

そこで僕は「もういい、休め!」と(アシュラスターに)思い、2枚目の《アシュラスター》にゴーハ・ユウオウのスタンプをクロニクル加工しました。
ヤクモ「アシュラスター、お前は今日から2号機だ。行けるな?」
これ本当に口に出して言ってました。精霊の声聞こえる系大学生です。
役者にも休憩は必要なんでしょう。しばらく1号機(★スタンプ)と2号機を交互に出しているとコストで罠カードを落とす回数は減りました。

これが僕と《メタリオン・アシュラスター》とのお話でした。
3号機も加工を何もしてないのでそのうち何かしてあげたい。

1号機は体感セピア加工の時が1番強かった

おわりに

ここまであんまりにも長くて拙い記事をお読みいただきありがとうございました。文章を書くのは結構好きな性分で書き始めるとついつい長くなってしまうのです。
最後にGRフェスを走るにあたって支えてくれた方々に感謝として名前を書かせていただき終わりにしようと思います。

デッキ構築を一緒に考えてくれたたくさん。
通話に来てずっと見守ってくれたヤクモ鯖のみんな、特にやま@ぶるりすとさん、しゅーへーさん。
考え方を変えるきっかけになったはーぴぃ@さん
GRフェス前からずっとラッシュの知識を僕の教えてくれたプレミメーカーさん、こっそりDMで応援してくれた健康三ネラルむぎ茶さん
そして応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました!

また次回の記事かYouTubeでお会いしましょう!

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