節目なので個人的刀剣乱舞を振り返る
DMMによる日本刀擬人化ゲーム『刀剣乱舞』が1月14日を以てリリース5周年に。
かくいう自分も審神者と呼ばれるゲームユーザなので、このゲームに触れてきた一連をこの機会に纏めようかと。
2015年:ゲームリリース開始
5周年とはいっても、自分はリリース開始と同時に始めたわけではなく。
Twitterで繋がっているフォロワーさんが次々と始めていたので、タイムラインに流れている情報をのんびりと眺めるに留まっていた。
そんななか、突然にこのゲームを身近に感じる出来事が。
当時は都内のとある博物館に勤めていたのだけど、ある時から来館者アンケートやwebからの問い合わせに特定の日本刀に対する展示要望が爆発的に増えた。
最初こそ訳が分からなかったものの、調べていけば、今Twitterで大賑わいのゲームに関連していると気付いて驚いたものだった。
博物館のそれも日本刀展示スペースといえばこれまでは上目の年齢層で且つ男性のお客さんが圧倒的に多かったので、そこに若い女性からの要望が増加しているというのが俄かに信じられなかった。
数ヶ月後、その日本刀の展示がいよいよ決まった際はひっそりと更新したにも関わらず年間展示予定のページにアクセスが集中し、結果的にサーバーダウン。……初めての経験であり、職場では自館のサイトが開ないことにザワザワしていた。
展示期間は珍しい女性客の列が連日できることとなり、その珍しい様がしばらく話題になっていた。(時々ネットで当時の鑑賞マナーが取り沙汰されることがあるけど、実際には大きな混乱はなかったし皆さんマナー良く鑑賞してたと現場の方々は言ってた)
2016年;1年遅れで審神者に
職場にゲームユーザーが溢れるという、なかなか無い経験をした約1年後。
とうとう自分も審神者の一員になるタイミングが来る。
その切っ掛けとなったのが「舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺」。
2.5次元舞台で大活躍していた役者をこれでもかと盛り込んだ、通称「刀ステ」はキャスティング発表の段階から既に注目の的。特定の推し役者がいなかった自分としても、見知った顔ばかりだったこともあり、ライブビューイングに参加してみた。
結果、へし切長谷部に嵌る。
プライドが高く好戦的で元の主である織田信長に非常に屈折したコンプレックスを持つ、簡単に言えば面倒な刀剣男士。しかしその面倒で熱くてでもその不器用さが何故か憎めず、演じた和田雅成くんの好演も手伝い、帰宅後にゲームの登録をした。
2.5次元からの逆輸入という形で始めたのが、自身の『刀剣乱舞』の入り口。
2016年;約1ヶ月の長谷部難民
ゲーム始めた当初、先に審神者となっていた友人やTwitterフォロワーさんから「長谷部は直ぐに顕現する」と聞かされていたので、ある程度のマップまでいけば直ぐに来てくれるだろうとタカを括っていた。
しかし、1ヶ月経っても来ない。
先に小狐丸が来たり、大太刀の太郎次郎兄弟が揃ったり、有難いけどそうじゃない……とPC画面に溜息をつく日々。
結局、自本丸に初めて長谷部が顕現したのは、約1ヶ月後。その記録は話すと驚かれるほどなのだけど、本当に来なかったのだから仕方ない。
初顕現した2016年6月26日の深夜は未だに忘れない。
2017年;「へし切長谷部」の本体を拝む
長谷部の本体が所蔵されているのが福岡県にある福岡市立博物館であると知ったのは、ゲームを始めてから少し経った頃のこと。
当初は、さすがに福岡は遠いと思っていたのだけど、漸く顕現した長谷部を部隊長として連れ回すうちにすっかりこのキャラクターのことが好きになってしまい、毎年恒例になっている年明け展示に併せて福岡へ飛ぶことを決めた。
その時に撮った写真がこちら。
この刀身と拵を一緒に飾っている様が見たくて、いざ目の当たりにできたときは思わずため息をついた。
今でもこの写真が1番気に入ってる。
2018年;2度目の福岡
1度行けば、2度目のハードルは低い。
この時は門司港で大倶利伽羅の展示企画もあると知り、いそいそと出掛けていった。同じ福岡県での展示なら梯子も問題ないだろうと軽く見ての計画だったのだけど、実際にはその甘さに打ちのめされた。
移動に想像以上の時間が掛かり、一泊二日のうち7割ぐらいは何かしらの乗物に乗っていたのではないかと思う。
でもこの時は、あちらに住むフォロワーさんとお会いすることもでき、個人的には楽しい旅だった。
2019年;3度目の福岡
2度行けば、3度目のハードルは更に低い。
福岡市立博物館が大々的な刀剣展示の企画を行い、全国から名だたる刀剣を集めたことに合わせて訪問。
最初は福岡遠いと思っていたけど、結果的に関東の地元近くで見られる刀剣よりも多く見にいっているのだから、ヲタクの推しに対する気持ちは我ながらきもちわるい。
3度目ともなると色々慣れも出てくるので観光も少々。この話はいずれ別の機会で纏めたい。
2020年;ゲームリリース5周年
いざ振り返ってみると、ゲームの記録というより長谷部に纏わる記録。
ただ、このキャラクターに嵌らなければこの作品に入ることもなかったので、切っても切れない関係性あるゆえ仕方ない。
作品は5周年だけど、個人的はまだ4年目。最近はかなり緩い審神者ライフになってしまっているものの、まだまだ顕現してくれた刀剣男士たちを愛でていきたい。
これからも宜しく『刀剣乱舞』
【余談】
お正月キャンペーンで集めたシールで交換できる刀剣男士は小竜景光に。
新しい年の自本丸へようこそ。