【7/16てるフェス】キリンドラパルト【予選4-2決勝T1没】
初めてましてごま油(@goma0il)です。ポケモンSVからダブルバトルをやってます。過去作は剣盾をS1だけシングルで遊んでたくらいです。
初めてのオフライン大会、公開制、BO3に参加し、運良く決勝トーナメントに出場できたので構築について書いてみます
またリキキリン構築考えてる方の参考になる部分があればと思います
構築記事ってものを書いたことがないので読みにくいかと思いますがご了承ください
・使用構築、及び大会結果
予選4-2.オポ抜け全体28位.決勝T初戦負け
鉄壁構築と3戦、ガチクレセ1戦、追い風2戦
、スタン1戦でした
対戦してくださった方々ありがとうございました。
ランクで使う時は注意してください
ドラパルトの個体解説で詳しく書きますが持ち物やブーストで何が上がるか、ウーラオスがどちらのタイプかわからないとタコ殴りされることもあります。
・構築経緯
まず前提として、私自身は構築を組むスキルが殆どありません。ランクやPJCS予選も使いたいポケモン数匹が入っている構築をいろんな大会結果を見て参考にしています。
大会に出るに当たり王道のパオカイや追い風、天候、ガチクレセはミラーになった時に練度の差が明確に出ると踏んでメタに回ることを決めていました。
特に7月頭あたりではパオジアンカイリュー(以下パオカイ)の並びが上位にいる印象を受け、仮に6回試合あれば3.4回当たれるのでは?と都合のいい予定を立てました
以下メタのターゲット
パオジアンカイリュー
化身ボルトロスなどのいたずらごころを使用した妨害系
トリックルーム構築
追い風構築
ここら辺に有利に戦えるような構築探しを始めました。
まず、気になっていたのはイエアルマです
理由はサイコフィールドによる先制技無効と高火力の両立です。
しかし、ここで1つ大きな問題がありました。
ゴリランダーの存在です
非常に厄介で、どう構築を組めばいいかわかりませんでした。
そんな時に見つけたのがリキキリン構築
特性で先制技を封じつつ、トリックルームを封印でき、相手が追い風ならトリックルームを撃てる。実に都合のいいポケモン!
今回参考にさせてもらったのがVictory Road to Yokohamaで上位にいたリキキリン構築
ここからはこの構築をどう読み解いたかを軽く書いていきます。
みなさんはこの構築の印象はどうでしょうか?
ぱっと見の印象
・フェアリーに弱いからヒードランかな?
・初手はテツノカイナは出してそう
・最後はパオジアンで〆るのかな?
・ドラパルトどう使うんだ?
・ガチグマ以外にはゴースト打点の圧力はありそう
でした
ドラパルトとカミが同じゴーストタイプで両立できてるのが不思議でした。
耐久性が高いわけでもなく、追い風張られたら高いSも活かせない。てか、拘ってたら不意打ちどうするんだ?なんならいたずらごころの電磁波や怖い顔ですらきついのに…
あれ?
リキキリンが全部解決してくれてる???
見え方が少しづつ変わっていった瞬間です。
先制に弱いポケモンやいたずらごころに弱いポケモンを活かせる、さらにトリルがあるからSが低くても多少なら許せることがわかりました
ある程度割り切った努力値振りができることもできそうでしたが(カイリューのしんそく耐えやパオジアンの不意打ち耐えをするかなど)考える時間よりは参考資料探しに時間を使いました。
また、初戦にドラパルトを出さないトリックルーム展開も強そうだったので両ウーラオスどちらにもタイプ有利なマリルリを検討して始めました。
ここに至るまで大会1週間前の話。
正直、時間不足でした。
ランクマで使っても勝てない…
頭の中では勝てるはず…
そんな持ち込みをしたのでこの結果には正直びっくりですし、出来過ぎです
・個体解説+選出条件
この構築は0-1から2-1を目指して組みました
ドラパルトの選出に下準備が必要なので
1戦目:相手のSチェックしつつ必要ならトリル展開orドラを出しやすい選出圧
2戦目:ドラパルトで勝つ
3戦目:ドラパルトの圧を活かしつつ対応
を理想としてました(2-0で勝てるのが1番理想)
最初からドラパルトが投げられるようなら暴れてもらいます
1.リキキリン
持ち物:ゴツゴツメット 特性:いたずらごころ
実数値:221-x-120-131-98-81
技:サイコキネシス ハイパーボイス ふういん トリックルーム
テラスタイプ:水
HBベース
D:カミ(205)イーユイのメガネフェアリーテラマジシャを乱数6.2%耐え
この構築のアタッカーを支える司令塔
1.相手視点からこちらがトリックルームを張るのか封印するのか、対戦する相手によって見え方が変わる
2.先制技の抑制
3.ドラパルトなどの足りない打点入れ
ざっくりとこれが役割です。決して場に出て強いわけではありませんが削ることのメリットをドラパルトで補完できた気がします。
相手は強みを活かす為にリキキリンが邪魔!
リキキリンを処理している間にアドバンテージを取る!
リキキリン無視されないように頑張る
を意識してました
選出条件は
S操作のある相手、先制技のある相手、ねこだましの有無など。何か該当してたら1戦目は必ず出してました。絶対出すぞ?!って圧をかけるために必要と考えていきました
対戦を終えた後にキリンが重かったと言ってもらえて持ち込んだ甲斐がありました
2.ドラパルト
持ち物:こだわりハチマキ 特性:クリアバディ
実数値:169-172-96-108-96-206
技:ゴーストダイブ ドラゴンアロー テラバースト とんぼがえり
テラスタイプ:ゴースト
S:最速パオジアン抜き
HB:A187ゴリランダーのはたき落とす〜100.5
この構築最大火力アタッカー
ただ選出できるかどうかはある程度条件付きの甘えん坊
理想はバトルの最初に出して相手にプレッシャーを与え続ける
ただそれをするにはハードルがありました。
出せなさそうな条件をいくつか挙げます
1.ブーストエナジーを所持しているポケモンがSが上がる場合
2.相手にこだわりスカーフがいる場合
3.一撃ウーラオスがいるかどうか
ここら辺を基準にしていました
苦手な不意打ちなどの先制技はリキキリンで無視できるので高いSが活かせないとこの子のポテンシャルが出にくいです。
それぞれの対処
1.確認するため1戦目の選出を諦めて他の戦略で戦う。勝てばラッキー
2.ねこだましでプレッシャーを与えつつドラパルトを通す
3.1戦目にマリルリとカイナを見せて出しにくくさせる。仮にドラパルトを出して対面した時は裏からリキキリンを出して不意打ちを空かすか引く(チョッキの場合ならとんぼが安定しそう)
練習不足もあり過保護すぎるほどに手厚くケアしました。また、S操作がなくブーストもない悪ウーラオスもいないなら1戦目からレッツゴーです!
これは公開制+BO3だからできたことだと思ってます
ゴーストタイプの物理アタッカーは非常に通りがよく、期待通りの活躍でした
自分の練習不足や考察不足もありスイーパーとして活躍させられなかったのが心残りです。
どうしても不意打ちに弱いのでキリンとセットである必要があるor不意打ちを先に倒すが条件としてあり、器用な立ち回りができませんでした。残念
3.テツノカイナ
持ち物:チョッキ 特性:クォーツチャージ
実数値:254-187-129-70-117-71
技:ねこだまし ドレインパンチ ワイルドボルト ヘビーボンバー
テラスタイプ:水
ブーストハバタクカミには安心して投げられるポケモン+リキキリンと並べた時に一方的にこちらだけ打てるねこだましやヘビーボンバーが圧力でした。
トリル展開をする場合は要であり、初戦のバトルにおいてはS調査班として優秀でした。
大会直前まで草テラスでしたが、コンセプトとして【パオカイに勝ちに行く構築】だったこともあり氷弱点をなくす為に水テラスに変更。結果、バレルに何もできなくなりました
ねこだましは一時凌ぎとして打っていました。
守るや交代で流された時に「ですよねー」ってなること多かったので大会後半は残り2体の時に打つくらいで基本は削り役してもらいました。
ねこだましは見えてるだけで強いですし、カイナ対カイナでは名刺交換みたいなものでした。
早いカイナならSを隠す為にわざとねこだましを受ける選択もあるのかな?とかもプレイングとして気になりました。
4.ヒードラン
持ち物:オボンのみ 特性:もらいび
実数値:190-x-127-198-127-107
技:熱風 ラスターカノン だいちのちから まもる
テラスタイプ:草
C:11n
S:85族+1抜き
カミイーユイや晴れ、鉄壁構築などの特殊打点欲しい相手に投げる予定で連れて行きました。
公開制で相手の技が全てわかる状況はヒードランの使いやすさが段違いでした。
相手視点から見てヒードランが重いかどうか、また処理する技はどれか。1戦目2戦目に出てくるポケモンからある程度ヒードランを意識してるかわかる部分もあったな、と終わってから気がつきました。
なお、実際にはボディプレスで一番ペシャンコにされたポケモンでしたが、それだけ相手は処理したかったということにしてときます。
ラスターカノンは打つ機会があまりなかったのでテラバーストや挑発、みがわりも良さそうでしす。あればあったで強い技なので難しかったです
5.パオジアン
持ち物:気合いの襷 特性:わざわいのつるぎ
実数値:174-189-101-x86-168
技:アイススピナー かみくだく ふいうち まもる
テラスタイプ:ゴースト
ドラパルトやマリルリの火力を底上げしてくれたり、ガチクレセ両方に打点を持てるポケモン
わざわいのつるぎ込み
ドラパルトゴーストテラバ
HB↑252クレセリア103%〜など
使い方は普通なので努力値について少し
前日あたりまで
陽気:攻撃素早さ252.防御4
を使っていました
気になったのはミラーやカミに同速勝負をするのはどうなのか。せっかくトリックルームあるし活かせないかってことで大会直近で配信されていたカ・エールさんの努力値を参考にしました。
せいなるつるぎ不採用に関して
3回鉄壁構築と対戦したのでアリだったかもしれません。まぁ2回は勝てたので誤差です。
バレルやクレセガチグマ相手にはかみかだくが欲しかったので採用に至りました
…不意打ちうまく使えるようになりたいです
6.マリルリ
持ち物:ぼうじんゴーグル 特性:ちからもち
実数値:193-110-101-x-101-86
技:アクアブレイク じゃれつく アクアジェット まもる
テラスタイプ:フェアリー
参考にした構築のハバタクカミ枠
マリルリに変更した理由は幾つかあります。
1.ハバタクカミのいい努力値がわからず
2.多いであろうカイナ、両ウーラオスに強い
3.先制技を所有
4.トリルエース
大会ではヒスイヌメルゴンのボディプとヘビーボンバーを半減してくれたり優秀でした。
素早さ種族値が50属でガチグマ、テツノカイナと同じこともあり1戦目に素早さを調べる測りにも良かったです。
持ち物はクリアチャームと最後まで悩みました。
スカーフランドロス、ヒスイウインディに対して強くいけるのは構築的に嬉しいです。
(アクジェ+不意打ちなど)
防塵ゴーグルに決めたのはモロバレルを評価していた為。
公開制でこちらからモロバレルに対する回答が少なく見えた時に怖い並びが
モロバレル+ウーラオス
モロバレル+ハバタクカミ
モロバレル+ヒスイヌメルゴン
などなど
裏をどうにかできないと試合にならない状況が想像できたので解決案として採用。
結果的にはいい判断でしたが…
肝心のモロバレルには有効打点がなく、ゴリランダーバレルやリーフスト持ちのバレルに何もできなかったのは考察不足でした。
・最後に感想
持ち込み段階で想定していたパオカイには一回も当たりませんでした。
これはまぁ、正直想定外でした。
ピンポイントでは外れましたが、ねこだましやいたずらごころ、先制技はリキキリンが選出段階から牽制してくれたのは大きかったです。
あとは前もって1戦目は落としてもいいやーって感じだったので二の手三の手どれで行くか冷静に判断できました。
当たりたくない構築が
晴れパ、壁パ、鉄壁と結構あり選出も何も決めていませんでした。当たるな当たるなと思いながらもそういう時こそしっかりと踏むんです!
鉄壁構築には2-1.2-1.1-2
初戦で戦い方を掴んだおかげで勢いで押しましたが9試合ともなると心はバッキバキに心が折れてました笑
威嚇を撒かれながら鉄壁
壁張られながら鉄壁
バレルの裏で鉄壁
それぞれ対応が難しかったですが基本は同じことに気がつけたのは収穫でした
硬すぎて思わず声が出てしまう場面もあり驚かせてすみません
他の対戦ではこちら側が受けポケモンが少ないので普段より如何に打点を通すかを考えてプレイしていました。
1試合のうち2回勝てば良かったので強気なプレイを必死に考えて、いつもなら不意打ちケアしてるところを確実にダメージを入れたりと攻撃は丁寧にできたし、相手の交代読みのプレイも何度もできました。
同じくらい何が正しい選択だったのかわからないこともあり、違う行動してたら結果も変わっていたと思います。わからなくてコマンド選択が間に合わない試合もありました。練習してなかったので大事な場面での選択ミスが多かったです…
大会の振り返りはこんな感じです
初めてのオフライン大会は非常に楽しかったです。また機会があればリキキリン担いで参加したいと思います。
拙い文章ですがお付き合いいただきありがとうございました。では