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焔聖騎士(勇者なし)をみんなで強くしていくnote
前書き
初めまして。秋田でYPをやっているギリ―と申します。
この度は当記事をご覧いただきありがとうございます。本文は全文無料です。最後にお役に立てたようであれば投げ銭用の有料文があるだけです。
この記事を書いた目的は純構築の焔聖騎士を強くするためです。そのために、私が今まで得た経験値をこの記事でアウトプットするだけでなく、この記事についてみなさんからのご質問やご意見をいただくことでフィードバックをしていくことが大切だと思い、この記事を記載致しました。よろしければTwitterのフォローもお願いいたします。
ギリー(@gilly_basket_yp)さん / Twitter
もし展開だけ気になるという方がいらっしゃいましたら、目次の展開方法の項目からジャンプすることができますが、できればデッキ構築に一度目を通していただいてからご覧いただければ幸いです。
追記:盗人の煙玉が禁止になっているので、メタルシルバーアーマー等の任意の装備魔法に脳内変換して読んでいただけたらと思います。おのれコンマイ
1.筆者の自己紹介
入賞歴:かっつCS(秋田のTOP10相当の人を集めてやる身内戦)
1位×1回(エンディミオン使用)
2位×1回(アダマシア使用)
クビ×3回
(転生炎獣、暗黒界、神碑使用)
⇒処刑1回と交換されました(笑)
オグイベントCS
個人戦2位×1回(竜剣士使用)
2人チーム戦1位×1回
(全盛期クシャトリラ使用)
ヒノキ杯
3人チーム戦ベスト4
(トリックスタージャックナイツ使用)
個人戦ベスト8×1回(竜剣士使用)
代表デッキ:焔聖騎士、閃刀姫、アダマシア、
代行深淵スプライト、他展開系デッキ全般
筆者のプレイスタイル
展開系デッキを1から自分で考えて構築するのが好きです。ただ、展開だけだと勝っていくために必要なプレイングスキルが足りないと思い、閃刀姫を5年間使用していました。今でもたまに公認大会のシングル戦に持っていくことがあります。
2.このデッキの使用理由
2020/4/18発売ライズオブザデュエリストにてカテゴリー化された焔聖騎士を見て、イラストがかっこいいから組んでみようと思いその当時から組んでみました。当時はイゾルデからハリファイバー、リンクロスを経由して盗人の煙玉によるハンデスとシャルル+サベージによる妨害が強力なイメージでした。
それから展開に必要なリンクロスやハリファイバーが禁止カードになり、このカテゴリーだけの展開ではせいぜいハンデスとシャルル1妨害となり環境で戦うことが厳しくなりました。
そんなときに、2023/4/22デュエリストネクサスにてかなり枠を割いて強化カードがたくさん収録されました。私は情報が発表されたと同時に紙に手書きでプロキシを作って展開方法と構築を研究しました。
そして、実践レベルの完成度に仕上げることができたので再び好きなカードたちで戦うことができるようになり、今期使用することにしました。
3.このデッキの強み・弱み
イラストが好きだからという単純な理由で使っているこのデッキですが、やはり環境的な強みがないと使う理由というのはどうしても見いだせないと思います。後述する勇者型との違いでも内容が重複するとは思いますが以下にまとめます。
1)強み
安定性が高く、要求値の低い2枚初動のため手札事故率が低い
要求値が低い2枚初動で展開が成り立つため、手札事故率が低い
3枚目以降の展開札は貫通札になりやすい
様々な組み合わせのカードでほぼ同じ盤面を形成できる再現性の高さ
手札誘発に枠を割くことができる
流行しているドロール&ロックバードをケアできる
戦線維持能力がミッドレンジデッキ並みに高い
2)弱み
増殖するGが通ると厳しい
墓地メタに弱い
センサー万別などの永続系のカードに弱い
後攻で着地狩りに遭うとつらい
二ビルはケアできるにはできるが盤面はかなり弱くなる
展開方法が多岐にわたるため、アドリブ力が必要になる
補足
一応3枚初動の展開方法もありますが、2枚初動のときと盤面の強さに大きな違いはありません。
4.勇者型との比較
関東では勇者型が流行しており、優勝報告もありました。優勝者ご本人様のYouTubeチャンネルでも展開方法や構築の紹介がされていました。そちらの型も非常に強力だと思うので、当記事のタイプと比較してお好みの型で使っていただけたらと思います。
筆者は決してどちらのほうが強いと結論づけるつもりはなく、一長一短だと思っております。ただ、個人的にテーマ外カードに依存した戦い方をしたくなくて純構築にしているだけです。拘りが強いので(笑)。
勇者型の強みと純構築を比較した強みを以下にまとめます。
前項目で触れた内容と重複している部分は特に大事だと思っているので2度記載しています。
1)勇者型
後手の捲り力が高い
センサー万別を受けても勇者トークンとイリーガルナイトが種族別のため影響を受けにくい
水遣い1枚で動くことができるほか、2枚初動でも安定して動くことができる
増殖するGを受けたらイリーガルナイトで止まることができる
2)純構築
ドロール&ロックバードをケアできる
手札誘発に枠を割くことができる
デッキ内のカードは全て素引きしても問題ない
2枚初動ではあるが、要求値が低いので手札事故はほぼない
大聖剣博物館を3枚採用できる(これが一番大事)
5.デッキ構築
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この構築は2023/5/6に岩手県にて行われた銀河杯で使用した構築となります。トーナメントに上がることはできませんでしたが、その後のサブイベントのスイスドロー戦では全勝しました。対戦していただいた方々から多くの反響をいただき、大変うれしかったです。対戦前からハンデスいやだとも言われました(笑)。
6.採用カードについて(採用理由)
1)モンスターカード
・焔聖騎士オジエ
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このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「焔聖騎士-オジエ」以外の戦士族・炎属性モンスター1体または「聖剣」カード1枚を墓地へ送る。
②:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの戦士族モンスター1体を対象として発動できる。このカードを装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。
③:このカードの装備モンスターは効果では破壊されない。
本構築における初動札のうちの1枚になり、とても重要なカードです。
①の効果で落とすモンスターの候補では焔聖騎士テュルパンかゴッドフェニックス・ギアフリードになることが多いです。
落としたモンスターの効果を使用するか、焔聖騎士リナルドや焔聖剣アルマスでゴッドフェニックス・ギアフリードを回収するといった動きをするエンジンとなります。
また、②の効果で墓地からこのカードを戦士族モンスターに装備すると、装備対象は効果破壊耐性を得ます。展開が終わってから②の効果を使用していなければ、最後にシャルル大帝などに装備します。
このデッキのキーカードとなるため3枚フル投入します。
・焔聖騎士リナルド
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このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに戦士族・炎属性モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。この方法で特殊召喚したこのカードはチューナーとして扱う。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、「焔聖騎士-リナルド」以外の戦士族・炎属性モンスター1体または装備魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
おそらく焔聖騎士の中で最も有名なカードではないかと思います。
①の効果は横にモンスターを広げるために使います。チェーンブロックを作らないルール効果による特殊召喚のため、増殖するGがチェーンされない点で優秀です。
また、同名モンスターだけが場に存在する場合でも特殊召喚できるので覚えておいて損はないと思います。
その後、このモンスターはチューナーとして扱うためレベル4モンスターとシンクロ召喚することで、アンジェリカやSローランを即座に出すことができます。
②の効果も非常に強力で、装備魔法や炎属性・戦士族モンスターをレベルに関係なく墓地・除外から回収できるのがとても使い勝手が良いです。この効果でゴッドフェニックス・ギアフリードを回収して先行でも後攻でも使いたいところです。
焔聖剣アルマスが既にある場合、ゴッドフェニックス・ギアフリードの回収をあちらに任せて、このカードで盗人の煙玉を手札に加えておくことで、バロネスの効果で盗人の煙玉を破壊することができるので、ハンデス枚数が+1枚になります。
・焔聖騎士オリヴィエ(チューナー)
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このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、戦士族・炎属性モンスター1体または装備魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。このカードを手札からレベル1モンスターとして特殊召喚する。
②:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの戦士族モンスター1体を対象として発動できる。このカードを装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。
③:このカードの装備モンスターは相手の効果の対象にならない。
古参組の一人。レベル4焔聖騎士の中で唯一のチューナーモンスターです。
①の効果のコストは手札・フィールドのどちらでもよく、炎戦士でも装備カードでも良いため、墓地から装備された焔聖騎士モンスターでも良い点で使いやすいです。
この効果で自身を特殊召喚した場合このカードのレベルは1になるので他のレベル4焔聖騎士と合わせてアンジェリカやSローランをシンクロ召喚します。
②の効果はレベル4焔聖騎士共通で墓地から自身を装備カードとして装備します。
③の効果は装備対象に対象耐性を与えます。シャルルの効果でこのカードをデッキから装備することで、オジエと合わせて強固な耐性を付与することができます。
展開にコストを要求する唯一のカードになっており、複数必要な場面がなかったため、1枚のみの採用となりますが、0枚になることはありません。
・焔聖騎士ローラン
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このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から攻撃力500アップの装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。デッキから「焔聖騎士-ローラン」以外の戦士族・炎属性モンスター1体または装備魔法カード1枚を手札に加える。
実はライズオブザデュエリストに焔聖騎士がカテゴリー化される前にストラクチャーデッキRーウォリアーズストライクにて最初に収録された焔聖騎士。
勇者型ではあまり見かけないカードとなっており、ブラダマンテとの枠を争った結果こちらが採用されました。
①の効果は誘発即時効果で、相手ターンでも自分フィールドのモンスターに攻撃力500アップの装備カードとして装備できる効果。
一応、自分フィールドのモンスターであればどのモンスターにも装備できます。
イゾルデの①の効果でこのカードをサーチすることで、相手ターンに即時に使用できるため、Sローランに墓穴の指名者を打たれたり、スタンバイフェイズやバトルフェイズなど、メインフェイズ以外でシャルルの破壊効果を起動できる点や、ダメージステップで発動できる点で個人的に評価が高いカードとなっております。
ちなみに、素引きしている場合はアンジェリカを対象に取ることで、アンジェリカの②の効果を誘発されることができますが、その場合効果解決時に対象が存在しないため、ローランは手札から墓地へ送られます。
そのため、自分ターンのエンドフェイズに②の効果を使用することができます。
②の効果はこのカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる効果で、装備されたこのカードをシャルル大帝やゴッドフェニックス・ギアフリードの無効効果のコストで墓地へ送った後に、後続を確保するために使用することができます。
レベルの制限などもないため、先行で誘発をもらいながら展開したため、ゴッドフェニックス・ギアフリードに触れることができなかったら、このタイミングで直接サーチするこができます。それ以外であればリナルドやリッチャルデッドをサーチすることをおすすめします。
・焔聖騎士テュルパン
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このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに装備カードを装備しているモンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札・墓地から特殊召喚する。この効果で墓地から特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
②:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの戦士族モンスター1体を対象として発動できる。このカードを装備魔法カード扱いでその自分のモンスターに装備する。
③:装備モンスターをS素材とする場合、チューナーとして扱う事ができる。
デュエリストネクサスで実装された新規カードで、期待の新人の一人。
①の効果はこのデッキにおいて非常に緩い条件での特殊召喚効果で、手札からでも墓地からでもこの効果を使うことができます。
オジエやアンジェリカの効果で優先して墓地へ送りたいモンスターです。
また、従来の焔聖騎士にはいなかったレベル4非チューナーの特殊召喚持ち効果を持った初のモンスターでもあります。
この特性を活かして、アンジェリカのS素材になったあとに自己蘇生して、シャルルのS素材にもなることができます。
②の効果は焔聖騎士レベル4共通の墓地から戦士族モンスターに自身を装備する効果。
③は装備対象をチューナーとする効果。この効果はほぼおまけみたいな感覚で、どちらかというと非チューナーが欲しい場面のほうが多いので最終的には①の効果や②の効果で装備したあとに大聖剣博物館の効果で特殊召喚することが多いと思います。
アンジェリカに装備して、アンジェリカをチューナーにすることで他のレベル4非チューナーと合わせて焔聖騎士帝シャルルのシンクロ召喚につなげる使い道があります。
主に、アンジェリカの②の効果にチェーンして無限泡影などで無効にされた場合にやるムーブです。
・焔聖騎士リッチャルデット
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このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:手札・墓地のこのカードを除外して発動できる。手札からレベル4以下の戦士族・炎属性モンスター1体をチューナー扱いで特殊召喚する。
②:このカードが召喚・特殊召喚した場合、「焔聖騎士-リッチャルデット」を除く、自分の墓地のレベル4以下の戦士族・炎属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は戦士族モンスターしか特殊召喚できない。
デュエリストネクサスで収録された期待の新人その2。
①②の効果はいずれか1つしか使用できないので注意が必要ですが、どちらも強力な効果を持っています。
①は展開札が過多なときにこのカードを除外して手札の焔聖騎士を特殊召喚できるため、誘発を貫通する際に有効です。
この効果で特殊召喚したモンスターはチューナーになるため、扱いが難しい場合はイゾルデのリンク素材にすればそこまで気にならないと思います。
②の効果は使用すると戦士族縛りが発生しますが、この構築ではさほど気になりません。
従来はイゾルデのリクルート先と言えばリナルド…という風潮のようなものがありましたが、つり上げ効果を持ったレベル1チューナーであるこのカードが新たなリクルート先候補に名乗りを上げました。
イゾルデを使用した展開ルートの大半はこちらの効果を使用する目的でリッチャルデッドを特殊召喚します。
余談ではありますが、元ネタのシャルルマーニュ伝説ではリナルドの弟であり、イラストを見るとブラダマンテと同じ炎の槍状の武器を持っているところなど、気になるポイントがたくさん見受けられますね。
ここからはテーマ外モンスターについて触れていきます。
・ゴッドフェニックス・ギアフリード
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このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分のフィールド・墓地から装備魔法カード1枚を除外して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが攻撃するダメージステップ開始時に発動できる。このカード以外のフィールドの表側表示モンスター1体を選び、攻撃力500アップの装備カード扱いとしてこのカードに装備する(1体のみ装備可能)。
③:モンスターの効果が発動した時、自分フィールドの表側表示の装備カード1枚を墓地へ送って発動できる。その発動を無効にし破壊する。
元祖名誉焔聖騎士。焔聖騎士の黎明期からこのデッキを支えてきた切り札とも言える存在です。直接サーチする場合は、通常ローランやSローランの効果でサーチ可能。
間接的に手札に加えたければ、オジエかアンジェリカで墓地へ送りリナルドや焔聖剣アルマス、焔聖剣ジョワユーズ(今回は枠の都合で不採用)で回収することでサーチ可能です。
①の効果は、手札から自身を特殊召喚する効果。このデッキであれば特殊召喚は非常に容易で、先行制圧だけでなく後攻で次元障壁を直撃した後でもメイン火力として役に立つので必須カードとなります。
②の効果はこのカードが攻撃するダメージステップ時に、フィールドのモンスターを対象に取らず、500アップの装備カードとして吸収する効果です。
これが何を意味するかというと、攻撃対象のモンスターを必ずしも装備しなくて良いということです。
例えば対象耐性のついたモンスターをいったん無視して、他のモンスターを戦闘破壊すると、一度の戦闘で2体のモンスターを処理できます。
また、攻撃が済んだ自分フィールドの下級モンスターを装備することで返しのターンに低ステータスモンスターを晒すことなく、相手にターンを渡すことができます。
③の効果はフィールドの装備カードをコストに、どの領域でもモンスター効果の発動を無効にして破壊できる効果です。②の効果で自身に装備したカードをそのままコストにしても良し、他のモンスターに装備されたカードをコストにしても良しです。
このカードの効果は総じて焔聖騎士とのシナジーが強いです。構築次第では後攻から2枚目の採用を検討したいと思ったこともありましたが、枠の都合で最小枚数の1枚となりました。
・キリビ・レディ
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このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに戦士族モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。手札からレベル4以下の戦士族モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン相手の効果の対象にならない。
コレクターズパック2020に収録された名誉焔聖騎士その2。
よくイゾルデを使う目的でHEROに投入されている「キリビHERO」などで見かけるカードかと思います。
①の効果は、このカードを見たことある人なら知っている人が多いと思いますが、自分フィールドに戦士族が存在すれば手札からチェーンブロックを作り、特殊召喚する効果。
主にイゾルデのリンク素材としての価値があるカードとなっているほか、炎戦士・レベル1であるためイゾルデでリクルートが容易だったり、焔聖剣デュランダルでのサーチが可能です。
②の効果は使う人が比較して少ない印象です。というのも、実際に普通に使うなら手札を2枚~3枚使うためディスアドバンテージになりやすく、扱いにくい効果です。そもそもレベル4以下をこのカードで出す必要性がほとんどないからです。
しかし、後述する展開パターンでこの効果が便利になる場合があるのでそちらで詳しく紹介します。
勇者型では1枚の採用が多いですが、純構築では2枚初動が命なので最低でも2枚の採用が必要だと思っております。
手札誘発モンスター
・灰流うらら
主に増殖するGを貫通するために3枚フル投入しております。手札で2枚被っていれば相手の展開を妨害するために使用してもいいと思います。
・増殖するG
後攻になったときに相手の展開抑止のためにフル投入しています。これと言って強調して伝えたいことはないです。
・幽鬼うさぎ
私たちの地域では、ピュアリィが多かったり、超重武者がいたりするのに加えて、イグニスターや斬機のトランスコード・トーカーに対して使うつもりで2枚入れました。実際には斬機が0という肩透かしを食らいましたが、ピュアリィに対して仕事してくれたおかげで2勝できたことなど、実績も残しています。
今後の環境の変化次第では無限泡影を複数積んだり、メインからドロール採用にしたりと、変化が多い枠になると思います。
2)魔法カード
各カードに入る前に焔聖剣について軽く説明しておきます。
固有効果が①②とあり、①はサーチやサルベージなどをしてこのカードを破壊するという効果。②は装備モンスターが墓地へ送られたことによりこのカードが墓地へ送られた場合に発動するという効果が共通しています。
特に②は主に展開補助に関するものが多いです。
いずれにしてもボードアドバンテージを稼ぐ効果が多い印象です。
また、装備対象は戦士族であったり、聖騎士である必要はないため、後攻1ターン目には相手モンスターに装備して①の効果を起動したり、相手のモンスターを効果で墓地へ送るなどをして②の効果を起動するなど、少しテクニックや駆け引きが生じる場面がありとても面白いです。
・焔聖剣デュランダル
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このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードが装備されている場合に発動できる。デッキからレベル5以下の戦士族・炎属性モンスター1体を手札に加える。その後、このカードを破壊する。
②:装備モンスターが墓地へ送られた事でこのカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地のレベル5以下の戦士族・炎属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は戦士族モンスターしか特殊召喚できない。
①②の効果はいずれか一つしか使用できず、②の効果を使用後は戦士縛りが付きます。
また、レベル5以下を指定している珍しいカードでもあります。おそらく
Sローランを利用するためにデザインされた効果だと思います。
使いやすいのは①の効果で、聖剣カードであるため、聖杯の継承や大聖剣博物館でサーチ可能です。
①の効果を使用するつもりでこのカードをサーチしたら、ドロールをもらってしまったという場合でも、②の効果を上手く使う方法を考えることで状況を打開できたり、ドロールを貫通して展開を広げることができます。
・焔聖剣アルマス
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このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:このカードが装備されている場合に発動できる。自分のデッキ・墓地から「『焔聖剣-アルマス』」以外の「焔聖剣」装備魔法カード1枚を選び、そのカードを装備可能な自分フィールドのモンスター1体に装備する。その後、このカードを破壊する。
②:装備モンスターが墓地へ送られた事でこのカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地・除外状態の戦士族・炎属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
①の効果は初めて、効果に焔聖剣が参照されています。そのため、従来の聖剣カードはサポートには含まれません。
おそらく、このカードの効果が判明した際に焔聖騎士使いのみなさんが最初に思ったことは、デュランダルで良くない?と思ったことでしょう。
筆者も当初はそう思いました。最悪、初動札としてデュランダルにアクセスできるため、使い勝手は悪くないと思います。
②の効果は墓地・除外から炎戦士を手札に回収するという効果。リナルドと効果が重複している点が気になり、このカードを採用する意味はないと感じた方も多くいるのではないでしょうか?
実際に私も最初は0枚採用でした。
しかし、大聖剣博物館や聖杯の継承でサーチできたり、後述する展開方法でドロールケアで使用することができるため、実は使い込んでいるうちにとても重要なカードだと気づかされました。
扱いは慣れるまでは難しいと感じられるかもしれませんが、後述する展開ルートを参照していただけると何となく扱い方を理解していただけるのではないかと思います。
採用枚数は1枚で十分足ります。2枚目以降を使用したいならば、リナルドで回収したり、相手ターンのエンドフェイズにシャルルで装備して次の自分のターンに使用すればいいと思います。
・大聖剣博物館
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①:自分フィールドの戦士族・炎属性モンスターの攻撃力は500アップする。
②:1ターンに1度、1200LPを払って発動できる。デッキから「大聖剣博物館」以外の「聖剣」カード1枚を手札に加える。
③:このカードの②の効果を適用したターンに1度、自分の魔法&罠ゾーンの「聖騎士」モンスターカード1枚を対象として発動できる。そのカードを特殊召喚する。自分フィールドに「焔聖騎士帝-シャルル」が存在しない状態でこの効果を発動した場合、ターン終了時まで自分は戦士族モンスターしか特殊召喚できない。
③のデメリット効果のところに焔聖騎士帝シャルルの名称が指定されているため、アンジェリカでサーチすることができます。また、他にも後述する聖杯の継承でもサーチ可能です。そのため、1枚のみの採用をされている方が多くいると思います。
ところがこのカードの②③の効果に名称指定のターン1が記載されていません!
つまり、フィールド魔法を張り替えると再び効果が使えてしまうのです。
それを踏まえて改めて、効果について触れていきましょう。
①の効果は炎戦士の攻撃力が500アップする永続効果。まるでペルレイノみたいと友達に言われたりもしました(笑)。これは焔聖騎士だけでなく、ゴッドフェニックス・ギアフリードも対応しているため、標準で3000~3500打点のモンスターが並ぶことになるため、ライフカットの際の火力も十分に確保できます。
②の効果はLP1200払って、このカード以外の聖剣カードをサーチする効果。装備魔法の聖剣に対応しているほか、エルフの聖剣士などのモンスターにも対応しています。
つまり大聖剣博物館→デュランダルでこのデッキのメインモンスターの大半に触れることができます。
③の効果は②の効果が適用されたターンのメインフェイズに、装備状態の聖騎士カードをモンスターゾーンに特殊召喚できます。
言い方を変えると②の効果が適用されなかった場合(灰流うららなどで効果を無効にされ、サーチができなかった)、③の効果は使用することができませんので、注意してください。
このカードでデュランダルをサーチ→デュランダルオジエをサーチ→オジエでレベル4焔聖騎士を墓地へ送り、オジエに装備→大聖剣博物館の③の効果で装備された焔聖騎士を特殊召喚するとイゾルデを作ることができます。
②と③の効果をフィールドを張り替えて使うことで後攻での手数にもなるし、先行での制圧盤面を安定して形成することができるのが、このカードの最大の利点となります。
そして、このカードを3枚積む枠を確保できるのが純構築の特権でもあります。おそらく、この点で勇者型やイグナイト型などと差別化できるのではないかと思います。
・聖杯の継承
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このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分のデッキ・墓地から「聖騎士」モンスター1体または「聖剣」カード1枚を選んで手札に加える。
②:このカードが墓地に存在し、「聖剣」装備魔法カードを装備した自分の「聖騎士」モンスターが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。このカードを手札に加える。
Extra Pack 2019(未界域などが収録さたパック)にて登場した、聖騎士をサポートするカード。
①のサーチ範囲は聖騎士モンスター、聖剣カードととても幅が広く、このデッキでは焔聖騎士モンスター、焔聖剣装備カードのほかに大聖剣博物館のサーチも可能で使い勝手の良いカードです。
②の効果は装備カードを装備した聖騎士が戦闘破壊されること自体が稀なのでおまけ程度に捉えていいと思います。
とても利便性の高いカードではあるのですが、名称指定のターン1制限がついているため、手札に2枚以上被ることを気にして私の構築では2枚採用としています。
しかし、3枚投入して安定感を高めにいくのも決して間違っているわけではないと思うので、プレイヤー各々の好みが分かれる部分でもあると思います。
以下、汎用カードのため画像とテキストは省略させていただきます。
・増援
言わずと知れた制限カード。このデッキにおいては、ゴッドフェニックス・ギアフリード以外の展開モンスター全てをサーチすることができるため、もちろん採用しております。
・墓穴の指名者
このデッキが苦手とする増殖するGやディメンション・アトラクターを貫通するために最大枚数採用しております。ただ、灰流うららを投げられた場合は手札と相談して、本当に打たないとこれ以上展開できないのかを慎重に吟味しましょう。
・抹殺の指名者
墓穴の指名者と同じく、増殖するGや無限泡影を貫通するためのカードとして使います。しかし、無限泡影は貫通する手段が豊富にあるため増殖するGが見えるまで温存するのも大事になってきます。どちらも慎重に使いましょう。
・盗人の煙玉
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モンスターに装備されているこのカードがカードの効果によって破壊された時、相手の手札を確認して1枚捨てる。
このデッキを使用する上での最大の強みです。コンボの最後に相手の手札を確認し、冥王結界波や壊獣などのどうしても妨害できないカードをハンデスしましょう。
あとは、相手のトップ以外のカードは透けている状態なので、正しい順番で妨害札を切っていけばそのまま勝利することができるようになっています。
最大展開できる手札+このカードを素引きしている場合は、バロネスの起動効果で1ハンデス、エンドフェイズにシャルルの効果で1ハンデスの合計2ハンデスできるので、素引きが原因の事故ということはあまり気にならないと思います。
・金満で謙虚な壺
初動パーツや指名者を引くために最大枚数採用しております。
メイン戦では、レボリューションシンクロンで出す用のモンスターはこの構築で使用することはないので迷わずこのカードのコストにしていいと思います。先行であればトロイメアユニコーンとアクセスコードトーカーもコストにして構いません。残り1枚はSオリヴィエです。
あとで触れますが、このデッキは最大展開をしてもエクストラデッキの消費が6枚と、現代遊戯王における展開系デッキでは比較的消費が少ないのでこのカードのコストに困ることは少ないと思います。
・三戦の才
先行展開をしている最中に手札誘発を受けた際には、ハンデス効果を使用します。
後攻では、相手モンスターの妨害を踏んでからコントロール奪取効果を使用し盤面の瓦解を目指します。
名称ターン1があることや、現在展開系デッキの流行を受けて、手札誘発に枠を割きたいため、今回は最小枚数での採用となりました。
3)罠カード
・幻影騎士団ーシェードブリガンダイン
特殊召喚可能なレベル4戦士族モンスターとして1枚採用。
今後の手札誘発のトレンドで無限泡影が流行り、このデッキにもフル投入することになるようであれば、このカードをリストラし、閃刀機ホーネットビットを採用することになるかもしれません。
・無限泡影
抹殺の指名者用に1枚採用。素引きした場合は手札誘発として使用することもありますが、上記のシェードブリガンダインとの兼ね合いをよく考えて使用する必要があると思います。
エクストラデッキ
1)必須枠
・焔聖騎士帝シャルル
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チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドのモンスターに装備カードが装備された場合に発動できる(ダメージステップでも発動可能)。フィールドのカード1枚を破壊する。
②:自分・相手のエンドフェイズに発動できる。このカードに装備可能な装備魔法カード1枚を自分の手札・墓地から装備する。その後、デッキから戦士族・炎属性モンスター1体を攻撃力500アップの装備魔法カード扱いでこのカードに装備できる。
このデッキのエースカード。元々の焔聖騎士の最終盤面ではこのカードをシンクロ召喚することが最終的なゴールでした。しかし、現在では後述するシャルル大帝をリンク召喚することで、純粋に効果がプラスされるようになったので、このカードが最後まで残るのは稀になりました。
①の効果はダメージステップでも発動可能で、装備カードが装備されたらフィールドのカードを対象を取らずに破壊できます。
焔聖騎士ローランやSローランなどと併用することで、フリーチェーンに近い除去を行うことができるのが強力です。また、ゴッドフェニックス・ギアフリードが攻撃したダメージステップにフィールドのモンスターを装備する効果と併用すれば、最大で3体のモンスターを処理することができます。
②の効果は墓地の装備魔法を手札・墓地から装備し、その後、任意でデッキから炎戦士を500アップの装備カードとして装備できる効果。
こちらの効果は、先行展開で予め墓地へ送っておいた盗人の煙玉を装備し、その後①の効果で盗人の煙玉を破壊することで1ピーピングハンデスが可能となります。
このコンボは、このカードが出た当初から存在していたコンボでやSローランの①の効果で盗人の煙玉を墓地へ送ることができていれば、成立するコンボなので、先行では積極的に狙っていきたいです。
万が一、デッキトップにラヴァゴーレムやラーの翼神竜-球体形などで捲られた場合にメインデッキに立て直すモンスターがいても、エクストラデッキのモンスターが枯渇すると元も子もないので2枚投入しています。
・シャルル大帝
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装備カードを装備しているレベル9の「焔聖騎士帝-シャルル」1体
①:このカードがL召喚した場合、自分の墓地の「焔聖騎士帝-シャルル」1体を対象として発動できる。このカードはそのカードと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。その後、対象のモンスターを攻撃力500アップの装備魔法カード扱いでこのカードに装備する。
②:1ターンに1度、魔法・罠カードの効果が発動した時、自分の手札・フィールド(表側表示)から装備魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。その発動を無効にし破壊する。
デュエリストネクサスで登場した新エース。焔聖騎士帝シャルルの正当進化形態であり、おそらく現時点で史上最強のリンク1モンスターだと思います。
①の効果は、墓地のSシャルルを対象に取り、同名として扱い同じ効果を得る効果。その後、500アップの装備カードとしてSシャルルを装備します。
そのため、このモンスターの攻撃力は実質3500あることになります。
このカードの①の効果の裁定について
・Sシャルルの名称と効果のコピーをする処理を行った後、装備扱いでSシャルルを装備します。
・対象にしたシャルルが除外された場合はいずれの効果処理もおこなわれません。
・装備されているSシャルルが装備状態から離れた場合でも、シャルル大帝は名称と効果をコピーしたままになります。
・Sシャルルの①と②の効果をSシャルルが既に使用している場合、名称指定のターン1がある効果であり、名称をコピーして同名として扱うため、発動することができません。
ここら辺の裁定が少し難しいので使用する場合、または相手に使われる場合は注意しましょう。
②の効果は手札から装備魔法をコストにしても良く、自身の効果で装備し
たカードをコストにすれば無駄がなくなります。一応、このカードの②の
効果に名称指定のターン1がついてないので、複数体並べていれば無効効
果は2度使うことができます。
いずれにしても、純粋にSシャルルに②のテキストが追加された状態であると捉えていいと思います。相手が焔聖騎士を使用してきた場合は必ず両方のテキストを確認しましょう。
・焔聖騎士導ローラン
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チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。このターンのエンドフェイズに、デッキから装備魔法カード1枚を墓地へ送る。その後、デッキから戦士族モンスター1体を手札に加える。
②:このカードが墓地に存在する場合、自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドの戦士族モンスター1体を対象として発動できる。このカードを攻撃力500アップの装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。
当記事でSローランって何度も記載しているやつです。
①の効果は、S召喚に成功した場合、効果の発動ができます。デッキに装備魔法がなくても発動の宣言ができます。また、デッキに戦士族が残っていなくても同様に効果を発動することができます。
その場合、エンドフェイズに送る装備魔法がなければその時点で効果処理が終了します。装備魔法を墓地へ送ることができ、サーチする戦士族モンスターがいなければ、装備魔法を墓地へ送った時点で効果の処理が終了します。
アンジェリカでこのカードを特殊召喚した場合はS召喚扱いではないため①の効果を使用することはできないので、注意してください。
②の効果は自分・相手ターンのメインフェイズに発動できる誘発即時効果。メインフェイズ限定とはいえ、スペルスピード2というのは非常に使い勝手がよく、シャルルの①の効果と併用することで着地狩りやピュアリィマイフレンドなどの、効果を起動するタイプの永続系を処理できるのが利点。
また、先行展開ではこのカードを素材にS召喚したシャルルにこのカードを装備することでシャルル大帝の召喚条件を容易に満たすことができるので、このカードをできるだけ展開に絡めていきたいです。
・聖剣を巡る王姫アンジェリカ
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チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚した場合に発動できる。デッキから「焔聖騎士帝-シャルル」のカード名が記されたカードまたは「オリファンの角笛」1枚を手札に加える。
②:フィールドのこのカードが攻撃・効果の対象になった時に発動できる。デッキから戦士族・炎属性モンスター1体を墓地へ送り、このカードをエンドフェイズまで除外する。その後、デッキ・EXデッキから「ローラン」モンスター1体を特殊召喚できる。
とても美しい女性が特徴の新規カード。ただし、焔聖騎士名称を持っていないことには注意が必要です。また、テキストにも焔聖騎士の中で「ローラン」モンスターというピンポイントな名称参照があるのも面白いです。
①の効果で対応するサーチ先は、現在「大聖剣博物館」と「シャルルの叙事詩」の2枚のみです。またはオリファンの角笛もありますが、このデッキでは、大聖剣博物館のサーチしかしません。②の効果のおかげで、この①の効果は通りやすいです。手札誘発で止めるなら灰流うららしかありません。
②の効果は攻撃・効果の対象になった時、デッキから炎戦士を墓地へ送り、自身をエンドフェイズまで除外する効果。相手の無限泡影の対象になっても、自分の装備カードの装備対象になっても発動できる効果であり、疑似的な対象耐性を持ったモンスターになります。ドロール適用下でも、②の効果は使用できるため、サーチしたいモンスターをこのカードの効果で墓地へ送り、リナルドやアルマスで釣り上げることで間接的にサーチする動きが求められることがあります。後述する展開方法を参照していただければと思います。
このカードの効果は全体的に、源竜星ボウテンコウを彷彿とさせるくらいボードアドバンテージを獲得できるモンスターであるため、積極的にS召喚を狙っていくべきだと思います。
・フルール・ド・バロネス
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チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:1ターンに1度、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
②:このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。
③:お互いのスタンバイフェイズに、自分の墓地のレベル9以下のモンスター1体を対象として発動できる。このカードを持ち主のEXデッキに戻し、対象のモンスターを特殊召喚する。
言わずと知れた汎用レベル10シンクロモンスター。
このデッキでは、展開中に戦士族縛りが付きますが、このカードも戦士族であるため、特に気にすることなくS召喚が狙えます。
素材としてはリナルドorリッチャルデット+Sシャルルorゴッドフェニックス・ギアフリードで出すことができます。
Sシャルルは大聖剣博物館の③の効果でシャルル大帝に装備されているやつを特殊召喚すれば用意でき、チューナーのリナルドも大聖剣博物館の②の効果で焔聖剣デュランダルをサーチし、その後デュランダルでリナルドをサ
ーチすれば簡単に成立します。
このデッキの先行展開で出番が多いです。また③の効果で素引きした盗人の煙玉を破壊することができれば+1ピーピングハンデスすることができるので、狙ってみると良いと思います。
聖騎士の追想イゾルデ
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戦士族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから戦士族モンスター1体を手札に加える。このターン自分は、この効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できず、そのモンスター効果も発動できない。
②:デッキから装備魔法カードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる(同名カードは1枚まで)。墓地へ送ったカードの数と同じレベルの戦士族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
戦士族汎用のリンク2で、このデッキの展開における中核を担うカードとなります。
効果はみなさんご存じのことと思いますが、一応②の効果で装備魔法をデッキから墓地へ送る行為はコストになるので無限泡影などをもらっても、盗人の煙玉を墓地へ送ることができます。
誘発を貫通するためおよび捲られた後に体勢を立て直すために2枚採用しております。
以下のカードはメイン戦ではほぼ使用することがないカードで、ブラックローズ、パワーツール、クリスタルウィングはレボリューションシンクロン用のカードとなります。金満で謙虚な壺のコストにして問題ないカードたちです。
2)レボリューションシンクロン用のモンスター
・ブラックローズ・ドラゴン
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レボリューションシンクロン用のモンスター。
後攻で捲る際にレベル4モンスター1体から急に出てくるため、奇襲性が高く、センサー万別をすり抜けることができます。
・パワーツールドラゴン
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レボリューションシンクロン用のカード。先行でレボリューションシンクロンを積む場合に召喚する機会があります。デッキ内の焔聖剣を3枚見せて確定サーチします。その後、墓地のレボリューションシンクロンの効果で蘇生したあとに、このカードを素材にクリスタルウィングのS召喚を狙います。
・クリスタルウィング・シンクロドラゴン
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レボリューションシンクロン用のカード。
二ビルケアのためにできるだけ早めにこのカードのS召喚を狙いたいです。また、展開札が余ったときは最大展開にプラスしてこのカードを残しておくことができる場合があります。
寄り道をしなければ3体目でこのカードをS召喚することができます。
3)その他
・トロイメア・ユニコーン
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後攻からイゾルデ→デュランダル落としリナルド特殊召喚→リナルドでデュランダル回収→デュランダル効果でキリビ・レディサーチ→キリビ・レディ特殊召喚→トロイメアユニコーン効果→アクセスコードトーカーとつなげていくことで盤面を瓦解させることができます。
また、先行展開したあとに罠ビート相手にセンサー万別を通された場合は、イゾルデを残して余った手札誘発を通常召喚してこのカードをリンク召喚すれば、センサー万別を解除することができます。
以上のことからこのカードを採用しています。
・アクセスコードトーカー
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トロイメアユニコーンの項目で触れましたが、後攻から捲るために採用したカードです。このデッキでは主力モンスターの火力が高いため、比較的出番が少ないです。金満で謙虚な壺でこのカードを除外していなければ最終手段として出すことになる場合もあるので、使用は計画的に。
・焔聖騎士将オリヴィエ
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チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:装備カードを装備したこのカードの攻撃宣言時に、フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
②:自分フィールドの戦士族モンスター1体を対象として発動できる。このカードをチューナー扱いで墓地から特殊召喚し、対象の自分のモンスターを攻撃力500アップの装備カード扱いとしてこのカードに装備する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
お前そういえばいたなぁ大賞2020受賞モンスター。
このデッキは展開系デッキの中ではエクストラに比較的余裕があり、せっかくなので入れてみました。出番はありませんでした。②の効果が発動できるタイミングが遅すぎて0枚いれたいです。
不採用となったカード
・紅蓮の麗傑 ブラダマンテ
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このカード名はルール上「焔聖騎士」カードとしても扱う。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードを手札から捨て、自分フィールドの戦士族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターが装備可能な装備魔法カード1枚をデッキから選び、そのモンスターに装備する。
②:装備カードを装備していないこのカードが相手モンスターとの戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。このカードを特殊召喚し、その相手フィールドのモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
惜しくも不採用になったカード。ルール上「焔聖騎士」モンスターとして扱います。
素引きしたら、バロネスに盗っ人の煙玉を装備させることができる点では優秀ですが、それ以外の用途は4枚目以降のデュランダルになるくらいです。
大聖剣博物館でデッキにサーチする聖剣が残っていてほしい場合があり、微妙に嚙み合わなかったため悲しみの不採用。イラストは好きです!
・イグナイトモンスター、竜剣士イグニスP
イゾルデ単体である程度展開ができるようになる展開拡張パーツだと思っています。
テーマ外で使いたくなかったというのと、作られる盤面が純型より弱そうだったり、ドロール&ロックバードの受けが悪かったので不採用となりました。
7.サイドデッキ
1)モンスターカード
・レボリューションシンクロン
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話題のデュエリストネクサスの問題児。
当初はメインに3枚投入していました。しかし、調整段階で以下の理由でメインからサイドデッキへ2枚に枚数を減らして投入しました。
1)勇者型と違い、レベル4非チューナーの割合が少なかった
2)このデッキのコンセプトが戦士族を中心とした2枚初動で動くため、
レボリューションシンクロンを合わせて引いたとき、上振れは強いが
それ以上に手札事故が気になった
3)このカードを使用したい理由は二ビルケアのために、クリスタルウィ
ングをS召喚するためだが、我々の地域では二ビルの採用率が低いた
め必要性を感じなかった
このカードの使用方法については、レボリューションシンクロン用のシンクロモンスターの項目を参照していただければと思います。
・ドロール&ロックバード
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ピュアリィ、斬機、超重武者、その他サーチを多用する展開系デッキを相手に後攻から採用するカードとなります。
このデッキでは逆にドロール&ロックバードをケアする手段があるため、わざわざ先行で抹殺の指名者用に投入するようなことはありません。かえって手札事故を招く場合もあるので。
・多次元壊獣ラディアン
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特にどの壊獣が良いというわけではないので処理しやすいガメシエルでもいいと思います。対ピュアリィに対してノアールを処理するために後攻から投入します。俱利伽羅天童と1枚ずつ採用していますが、壊獣2枚でもいいような気がしてます。
・俱利伽羅天童
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対ピュアリィや斬機相手の捲り札として使用することを考えていました。ケアされていない状態で特殊召喚できるこのカードは強いと思いますが、最近話題になってきて、ケアするプレイヤーも増えてきたと思うので壊獣の枠にしようかと思っております。よろしければアドバイスいただければと思います。
2)魔法カード
・ライトニングストーム
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我々の地域で神碑がほとんどいないと思ったため、コズミックサイクロンではなくこちらを採用しました。
結果的に神碑の分布は比較的多かったので、環境読みを外しました。
・ハーピィの羽根箒
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ライトニングストームと同様の理由で積みました。結果的にラビュリンスにもあたったので、採用する価値はありました。
環境次第ではコズミックサイクロンと入れ替えても良い枠だと思っております。
・冥王結界波
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後攻用のサイドカードで、展開系デッキに打ちたいところですが、最近の展開系デッキでは勇者シンクロンや超重武者にあまり効かない(スタンバイフェイズに完封されるため)ことから、採用を悩んでいます。このカードも要検討です。
3)罠カード
・重力崩壊
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①:相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に、自分フィールドの表側表示のSモンスター1体を墓地へ送って発動できる。それを無効にし、そのモンスターを破壊する。このターン、相手はモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
次元障壁と合わせてこのデッキの先行用サイドカード。先行展開が終わって帰ってきたアンジェリカをコストに発動することで、ターンスキップをすることでEasy Winを狙えます。また、トップで冥王結界波を引かれてもほとんど盤面を返されずにターンが回ってくると思うので、非常に面白いカードだと思います。
・次元障壁
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このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:モンスターの種類(儀式・融合・S・X・P)を1つ宣言して発動できる。このターン中、以下の効果を適用する。
●お互いに宣言した種類のモンスターを特殊召喚できず、フィールドの宣言した種類のモンスターの効果は無効化される。
先行展開中に二ビルなどの手札誘発を重く受けてしまった場合のために採用。重力崩壊のほうが斬機などのリンク召喚主体のデッキにも刺さり、強力ではありますが、シンクロモンスターを1体も残すことができなかった場合のことも考えて1枚は採用しております。
・レッド・リブート
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このカードはLPを半分払って手札から発動する事もできる。
①相手が罠カードを発動した時に発動できる。その発動を無効にし、そのカードをそのままセットする。その後、相手はデッキから罠カード1枚を選んで自身の魔法&罠ゾーンにセットできる。このカードの発動後、ターン終了時まで相手は罠カードを発動できない。
少数派ではありますが、罠ビート対面で後攻用に採用しています。
制限カードでも投入するだけで引くことができる可能性があるため、採用する価値はあると思います。
8.展開方法
文字だけで見るとわかりにくいと思ったので、事前に私のTwitterにて展開方法を動画でツイートしております。各展開方法に動画のリンクを張っておきますので、動画で見たいかたはそれぞれのURLからご覧ください。
※NS=通常召喚(Normal Summon)
SS=特殊召喚(Special Summon)
Sローラン=焔聖騎士導ローラン(シンクロのローラン)
GF・GF=ゴッドフェニックス・ギアフリード
と略語を使用させていただきます。
1)展開する際に意識すること
①サーチするカードの優先順位
焔聖騎士オジエ>大聖剣博物館>焔聖騎士リナルド>焔聖剣デュランダル
理由としては、ドロール&ロックバードをケアするためにオジエでスタ
ートする必要があるからです。サーチする順番を間違えればドロール直撃
を免れることはできなくなります。手札と相談して、展開に足りないカー
ドは何かをよく考えましょう。それでもわからなくなったら上記の優先順
位を参考にすれば大丈夫なはずです。
②3枚目以降のカードの使い方について
このデッキは1ターン目は2枚初動になります。その2枚で最大値まで行くことができればよいのですが、現代遊戯王では手札誘発が急に飛んできて妨害されるのは言うまでもありません。そのため、3枚目以降に貫通札を握っていることが大事であり、このデッキではそのためのカードを多く投入しています。その貫通札が何なのかをある程度頭にいれておくとカードをプレイする順番もはっきりするはずです。
「貫通札」
・大聖剣博物館(3枚)
・聖杯の継承(2枚)(大聖剣博物館をサーチ可能)
・焔聖騎士リナルド(3枚)
・キリビ・レディ(2枚)
・焔聖剣デュランダル(2枚)
・焔聖剣アルマス(1枚)(デュランダルに変換可能)
・焔聖騎士テュルパン(2枚)
※装備カードを装備したモンスターがいれば手札からもSS可能
・墓穴の指名者(2枚)
・抹殺の指名者(1枚)
・三戦の才(1枚)
・幻影騎士団シェードブリガンダイン(1枚)
計20枚
このようにデッキの約半分が貫通札になり得るカードであるため、
昇華騎士エクスパラディン+チューンナイトでイゾルデを作る必要がなく、むしろそれをやっても何も起きない構築になっています。
しかし、それと引き換えに手札事故率がとても低く、焔聖騎士関連のカードを何かしら2種類引くだけで展開できてしまうのがこのデッキの強みだと思っております。
どうしてもイゾルデ1枚の初動に拘るのであればこの構築は不向きだと思います。勇者型かイグナイト型のほうが1枚初動があるのでそちらをお勧めします。
③展開方法の覚え方について
社会のテスト勉強でひたすら暗記するような覚え方は非推奨です。
カード1枚1枚の役割を理解し、どんなことができるのかを知っておく必要があります。そのため、デッキ内のカードは1枚ずつピックアップしてコメントしているのでそこをしっかり読んでほしいです。
対戦相手が人間である以上、こちらが想定していない場面で手札誘発をもらうこともたくさんあると思います。その場合にアドリブ力が求められるデッキなので、下記の展開方法を参考にするのは構いませんが、自分でルートを開拓してみてください。
そしてよろしければ、私にこっそり教えてください(笑)。
2)最大展開その1
必要札:焔聖騎士オジエ+特殊召喚可能な戦士族モンスター
「展開方法」
オジエNS→召喚成功時効果で焔聖騎士テュルパンを墓地へ送る
→手札からキリビ・レディなどのSS可能な戦士族モンスターをSS
→オジエ+戦士族モンスターでイゾルデをリンク召喚
→イゾルデリンク召喚成功時効果で焔聖騎士ローランサーチ
→イゾルデ②の効果で盗人の煙玉を墓地へ送り、リッチャルデットSS
→リッチャルデットSS成功時効果で墓地のオジエをSS
→リッチャルデットとオジエでアンジェリカをシンクロ召喚
→アンジェリカ①の効果で大聖剣博物館サーチ
→墓地のテュルパン②の効果をアンジェリカ対象に発動
→直接チェーンしてアンジェリカ②の効果でGF・GFを墓地へ送り自身を除外、その後SローランをSS
→大聖剣博物館を発動し①の効果も発動→デュランダルサーチ
→Sローランを対象にデュランダル装備
→墓地のテュルパン①の効果で墓地からSS
→デュランダル①の効果でリナルドサーチ
→Sローランとテュルパンで焔聖騎士帝シャルルをシンクロ召喚
→シャルルを対象に墓地のSローラン効果で自身を装備
→Sローランを装備したシャルル1体でシャルル大帝をリンク召喚
→シャルル大帝リンク召喚成功時効果で墓地のシャルルを装備
→大聖剣博物館③の効果で装備状態のシャルルをSS
→手札からリナルドをSS→SS成功時効果で墓地のGF・GFを手札に加える
→リナルドとシャルルでバロネスをシンクロ召喚
→墓地のオジエの効果でシャルル大帝に自身を装備
→墓地のデュランダルを除外し、GF・GFを手札からSS
→エンドフェイズに入り、シャルル大帝の効果(シャルルをコピーした効
果)で墓地の盗っ人の煙玉を装備、さらにデッキからオリヴィエを装備
最終盤面
イゾルデ+シャルル大帝(オジエとオリヴィエ装備で対象耐性と破壊耐性付与)+バロネス+ゴッドフェニックス・ギアフリード
&手札に焔聖騎士ローラン
妨害
1ピーピングハンデス、バロネスによる何でも効果の発動無効、GF・GFによるモンスター効果の発動無効、シャルル大帝による魔法・罠の発動無効+ローランモンスター装備でフィールド上のカードを対象を取らずに破壊
補足
盗っ人の煙玉を素引きしている場合は、モンスター全て並べ終わった時点で一度自分モンスターに盗っ人の煙玉を装備、バロネスの③の効果で煙玉を破壊することで+1ハンデス可能。
また、GF・GFを素引きしている場合、余った装備カードと一緒に先に場に出しておけば二ビルケアが可能。
3)最大展開その2
必要札:焔聖騎士オジエ+焔聖騎士リナルド
「展開方法」
オジエNS→効果でGF・GF墓地へ
→リナルドSS→効果で墓地のGF・GFを回収
→オジエ+リナルドでアンジェリカをシンクロ召喚
→アンジェリカ①の効果で大聖剣博物館をサーチ
→大聖剣博物館を発動し①の効果も発動→デュランダルサーチ
→墓地のオジエ効果対象アンジェリカ
→アンジェリカ②の効果で焔聖騎士テュルパン墓地へ送り、SローランをSS
→Sローランにデュランダル装備(効果はまだ使用しないでください)
→墓地のテュルパン①の効果で自身をSS
→デュランダル①の効果でキリビ・レディをサーチ
→手札のキリビ・レディ①の効果で自身をSS
→キリビ・レディとテュルパンでイゾルデをリンク召喚
→イゾルデ①の効果で焔聖騎士ローランサーチ
→イゾルデ②の効果コスト盗っ人の煙玉、焔聖騎士リッチャルデットSS
→リッチャルデットSS時効果で墓地のオジエをSS
→Sローラン+オジエで焔聖騎士帝シャルルをシンクロ召喚
→シャルル対象に墓地のSローランの効果で自身を装備
→装備カードを装備したシャルル1体でシャルル大帝をリンク召喚
→シャルル大帝効果でシャルルを装備
→大聖剣博物館の③の効果で装備状態のシャルルをSS
→リッチャルデットとシャルルでバロネスをシンクロ召喚
→墓地のデュランダル除外し、手札のGF・GFをSS
→エンドフェイズに入り、シャルル大帝効果で墓地の盗っ人の煙玉とデッキ からオリヴィエ装備
→シャルル大帝効果で盗人の煙玉を破壊し1ピーピングハンデス
最終盤面
イゾルデ+シャルル大帝(オリヴィエ装備で対象耐性付与)+バロネス+GF・GF
&手札に焔聖騎士ローラン
妨害
最大展開その1と同じ
補足
最終盤面は、その1と比べてシャルル大帝にオジエが装備できていない分、効果破壊耐性が付与できないだけで、他は変わりません。
また、最初にGF・GFを回収できるため、装備カードが余っていれば先に出しておくことで二ビルをケアできます。
4)ドロール&ロックバードケア展開①
必要札:焔聖騎士オジエ+大聖剣博物館
「展開方法」
大聖剣博物館を発動→②の効果でデュランダルサーチ
→処理後に相手がドロール&ロックバードを発動
→オジエNS、効果で焔聖騎士テュルパンを墓地へ送る
→墓地のテュルパン②の効果でオジエに自身を装備
→大聖剣博物館の③の効果で装備状態のテュルパンをSS
→オジエかテュルパンにデュランダルを装備
→オジエとテュルパンでイゾルデをリンク召喚
→デュランダル②の効果で墓地からオジエをSS
→イゾルデ②の効果コスト盗っ人の煙玉、リッチャルデットSS
→リッチャルデットSS時効果で墓地のテュルパンをSS
→リッチャルデット+オジエでSローランをシンクロ召喚
→Sローラン+テュルパンでシャルルをシンクロ召喚
→シャルルを対象に墓地のSローラン効果で自身を装備
→装備カードを装備したシャルル1体でシャルル大帝をリンク召喚
→墓地のオジエの②の効果でシャルル大帝に自身を装備
→エンドフェイズに入り、シャルル大帝の効果
→墓地の盗っ人の煙玉とデッキからオリヴィエ装備
最終盤面
イゾルデとシャルル大帝(オジエとオリヴィエ装備で効果破壊耐性と対象耐性付与状態)
妨害
1ピーピングハンデス、シャルル大帝による魔法・罠の発動無効+相手メインフェイズに墓地のSローランを装備し場のカードを対象を取らずに破壊
補足
一番シンプルなケア方法。大聖剣博物館の効果で何も考えずにデュランダルをサーチすることが多いと思います。そこで、思考の外からドロール&ロックバードをもらった場合に誤魔化す方法です。
次の項目ではもっとドロール&ロックバードを意識した場合のケア方法を説明します。
↓↓動画
ギリーさんはTwitterを使っています: 「ドロールケア方法① https://t.co/S2dXQHN5Hk」 / Twitter
5)ドロール&ロックバードケア展開②
必要札:焔聖騎士オジエ+大聖剣博物館
「展開方法」
大聖剣博物館を発動し、②の効果で焔聖剣アルマスをサーチ
→処理後相手がドロール&ロックバードを発動
→オジエNS、効果でテュルパンを墓地へ
→テュルパン②の効果でオジエに装備
→博物館の③の効果で装備状態のテュルパンをSS
→オジエとテュルパンでイゾルデをリンク召喚
→イゾルデ②の効果、コスト煙玉でリッチャルデットSS
→リッチャルデットSS時効果でテュルパンSS
→リッチャルデット+テュルパンでアンジェリカをシンクロ召喚
→墓地のオジエ②の効果対象アンジェリカ
→直接チェーンしてアンジェリカ②の効果で自身を除外し、GF・GFを墓地へ送り、SローランをSS
→焔聖剣アルマスをSローランに装備
→墓地のテュルパン①の効果で自身をSS
→アルマスを装備したSローラン+テュルパンでシャルルをシンクロ召喚
→アルマス②の効果でGF・GFを回収
→墓地のSローラン②の効果でシャルルに自身を装備
→装備カードを装備したシャルル1体でシャルル大帝をリンク召喚
→シャルル大帝効果で墓地のシャルルを装備
→墓地のアルマスを除外し、GF・GFをSS
→エンドフェイズに入り、シャルル大帝効果
→墓地から盗っ人の煙玉とデッキからオリヴィエ装備
→アンジェリカ帰還
最終盤面
イゾルデ、シャルル大帝(オリヴィエで対象耐性付与と500アップのシャルル装備)、GF・GF
妨害
1ピーピングハンデス、シャルル大帝による魔法・罠の発動無効+
相手メインフェイズに墓地のSローランを装備し場のカードを対象を取らずに破壊、GF・GFによるモンスター効果の発動を無効にして破壊
補足
こちらは大聖剣博物館の②の効果で聖剣カードをサーチしたあとにドロール&ロックバードが飛んでくることを予測できた場合にできるプレイング。
思考停止でデュランダルサーチして展開を伸ばすのではなく、アルマスをサーチすることで、ドロールが来てもGF・GFを回収するチャンスが生まれます。
また、相手はドロールで手札-1枚、ピーピングハンデスで手札-1枚、そして3妨害となり、手札を見られた状態でこれを超えることが容易ではなくなります。
6)3枚初動(キリビ・レディの使いかた)
意外とよくあることが、一番最初にオジエでスタートできないハンドで、唯一のサーチカードがデュランダルか、それをサーチする博物館しかない手札だったとします。その場合に手札にキリビ・レディがいればオジエにアクセスすることができます。
限定的なシチュエーションに見えますが、本当によくあります!使っててしょっちゅうあるので、キリビ・レディを複数枚採用しているわけです。
初動札:キリビ・レディ+召喚可能な戦士族モンスター+デュランダル
※下記展開方法では召喚可能な戦士族モンスターは焔聖騎士リナルドとして紹介しますが、戦士族であれば本当に何でもいいです。
「展開方法」
焔聖騎士リナルドNS
→キリビ・レディ効果で手札からSS
→焔聖剣デュランダルをどちらかに装備
→デュランダル①の効果で焔聖騎士オジエをサーチ
→キリビ・レディの②の効果で自身を墓地へ送り、手札からオジエをSS
→オジエSS時効果で焔聖騎士テュルパンを墓地へ送る
→オジエ+リナルドでイゾルデをリンク召喚
→イゾルデの①の効果で焔聖騎士ローランをサーチ
→イゾルデ②の効果、コスト煙玉でリッチャルデットSS
→リッチャルデットSS時効果で墓地のオジエをSS
→リッチャルデット+オジエでアンジェリカをシンクロ召喚
→アンジェリカ①の効果で大聖剣博物館をサーチ
→大聖剣博物館を発動し、①の効果で焔聖剣アルマスをサーチ
→墓地のテュルパン②の効果対象アンジェリカ
→直接チェーンしてアンジェリカ②の効果
→自身を除外、GF・GFを墓地へ送りSローランをSS
→アルマスをSローランに装備
→墓地のテュルパン①の効果で自身をSS
→アルマスを装備したSローラン+テュルパンでシャルルをシンクロ召喚
→墓地へ送られたアルマス②の効果でGF・GFを回収
(※リナルドが墓地にいればリナルドを回収)
→シャルルを対象に墓地のSローラン②の効果で自身を装備
→装備カードを装備したシャルル1体でシャルル大帝をリンク召喚
→シャルル大帝効果でシャルルを装備
→墓地のデュランダルを除外し、GF・GFをSS
→オジエをシャルル大帝に装備してエンドフェイズへ
→シャルル大帝効果で煙玉とデッキからオリヴィエ装備
→シャルル大帝効果で煙玉破壊し1ハンデス
通常展開終わり
派生
アルマスの効果でリナルドを回収した場合
シャルル大帝をリンク召喚し、シャルルを装備するところまでは一緒。
大聖剣博物館③の効果で装備状態のシャルルをSS
→リナルドをSS→効果でGF・GFを回収
→リナルド+シャルルでバロネスをシンクロ召喚
→デュランダルを除外し、GF・GFをSS
→オジエをシャルル大帝に装備してエンドフェイズへ
→シャルル大帝効果で煙玉とデッキからオリヴィエ装備
→シャルル大帝効果で煙玉破壊し1ハンデス
最終盤面
イゾルデ、シャルル大帝(オジエとオリヴィエ装備)、GF・GF
&手札に焔聖騎士ローラン
派生した場合の最終盤面
最大展開その1と同じ
↓↓動画(動画では初手リナルドだったため、派生の展開をしております)
あと動画でオジエ装備できるのに忘れてますね(笑)
(1) ギリーさんはTwitterを使っています: 「焔聖騎士 キリビレディの利便性について これを見ると複数枚採用したくなると思います! https://t.co/PwzGc6RApA」 / Twitter
9.後攻での立ち回り
・意識しておきたいこと
デュランダルなどの焔聖剣は装備対象を問うものではありません。そのため、相手に装備して①②の固有効果を使用することができます(②の効果を使うには相手モンスターを墓地へ送る必要がありますが…)。
また大聖剣博物館を初手で素引きしている場合、デュランダルのサーチ、装備状態の聖騎士を特殊召喚する効果を2回以上使用できる可能性があります。そのため、博物館で妨害を踏むことができますし、相手が博物館をスルーしてきたのなら、そのままデュランダルでオジエサーチし召喚。その後、レベル4の焔聖騎士を墓地へ送り装備、大聖剣博物館③の効果で装備状態の焔聖騎士をSSまで繋げることができます。
もし、ゴッドフェニックスギアフリードを素引きしているのであれば最後の最後まで取っておきましょう。切り札になるので、妨害を踏んでから出すだけで一気に劣勢を打破できる可能性があります。これがあるので、枠が余っていればゴッドフェニックスギアフリードは2枚目の採用を検討する価値があるカードだと思っています。
10.各環境デッキ対面考察
1)ピュアリィ
先行を取れたのなら、増殖するGやドロール&ロックバードを貫通したいところ。
後攻はマイフレンドに対して、幽鬼うさぎを当てたいところ。
増殖するGを投げるタイミングには注意が必要。具体的なタイミングはピュアリィの記事を書いている方もいらっしゃると思うので、その方々への配慮のため割愛いたします。
万が一、5素材以上のノアールが成立した場合、1本目に勝つことは難しいです。サイドチェンジ後であれば壊獣で突破しましょう。
2)斬機
トランスコードトーカーの効果にチェーンしてうさぎを当てたいところ。
先行では、ハンデスの対象はサーキュラーになると思います。一緒にマイニングを引いているのが見えていれば、そこにシャルル大帝の無効効果を当てたいです。
手札誘発が多いデッキなので、メイン戦からドロール&ロックバードを警戒しましょう。
このデッキでの対戦経験はほぼないので浅いコメントしかできないです。
3)クシャトリラ
このデッキが最も苦手とするデッキ。墓地メタカードを標準搭載しており、先行を取ってもアトラクターを直撃してしまうとかなり厳しいゲームになります。
サイドチェンジ以降はアライズハートに壊獣を投げること以外勝ち方が思いつきません。
4)超重武者
いかにドロール&ロックバードを引けるか、うさぎをワカウCに投げられるかの勝負です。
余った枠に手札誘発が多めに入っていると思うので、注意が必要です。
サイドチェンジ後に向こうの先行でデスサイズまで通されると結界波だけでは突破が困難ですが、そんなときにゴッドフェニックスギアフリードへアクセスすることで望みをつなぐことができます。そのため、結界波は入れておくべきか思います。
5)VS
当たり前ですが、ラゼンと同じ縦列にモンスターを置かないようにしましょう。エクストラモンスターゾーンの前にいる場合はイゾルデよりアンジェリカをメインモンスターゾーンにシンクロ召喚することを意識しましょう。
先行を取ることができたのなら下級モンスターをピーピングハンデスし、上級モンスターの入れ替え効果が解決する前にシャルルの破壊効果を発動しておくと、対象を取らないため入れ替えたモンスターの固有効果を発動するタイミングがなくなります。
11.このデッキへの対策
・墓地メタ
一番簡単な方法で、ディメンションアトラクターやマクロコスモス、次元の裂け目が通ると厳しい戦いを強いられます。クシャトリラやエクソシスターなどがメタになります。
・センサー万別
戦士族モンスターのみで展開する場合がほとんどなので先に張られるとかなり厳しいです。罠デッキ相手でこちらが最も警戒しているカードです。
・原始生命体二ビル
最大展開その1をやろうとすると絶対に直撃するカードです。アンジェリカが②の効果で逃げる前にやられるとかなり痛手になります。こちらも全くケアできないわけではありませんが、手札誘発の中では一番ケアしにくいカードです。
・ドロール&ロックバード
この記事で散々ケア展開を紹介していますが、オジエに触る前に打たれるとさすがに厳しいです。全く効かないわけではないのでサイドチェンジ後も入れておいていいと思います。
・無限泡影
イゾルデの②の効果に対して打つと初動2枚だけでの突破は難しいです。
ただ3枚目に大聖剣博物館、聖杯の継承、リナルドなどがいると貫通できます。
また、盗っ人の煙玉はコストで落ちるので貫通して展開されたらハンデスまではいけると思ったほうがいいです。
・DDクロウ
墓地のレベル4焔聖騎士がアンジェリカを対象に装備しようとしたところにチェーンされると動けなくなる場合があります。墓地に2体以上装備する効果を持った焔聖騎士がいる場合は効き目が薄いです。
リッチャルデットの蘇生効果で蘇生対象になったモンスターに打つのが一番効果的だと思います。
12.おわりに
かなり長くなってしまいましたが、私が伝えたいことは全て書けたと思います。ここまでご高覧いただきありがとうございました。
本記事を通して少しでも焔聖騎士に興味がでてきた、焔聖騎士を組みたくて参考になったと感じていただければ投げ銭していただけると嬉しいです。
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