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2024年版征竜のデッキ解説


1.前書き

 ご無沙汰しております。ギリ―です。
 遊戯王に関しては、1年以上前に焔聖騎士のnoteを書いて以来、久しぶりの記事になります。
 この度、2024.8月環境で征竜を使用して秋田県で開催された幸CSでベスト4に上がるという快挙を成し遂げたので解説記事を書きます。
 遊戯王は2,3か月に1回しかやってないのでボクの考え方が合ってるとは限らないのでそこはご自身で咀嚼、解釈していただければと思います。極力間違ったことは書かないように努力しますが、この記事の内容を鵜呑みにしないようご注意ください。
 無料部分はかなり多めにしているので、無料部分だけでも見てみてください。
 ※本当は全文無料にしたかったのですが、手の内がバレるとかなりキツいので申し訳ないですがサイドデッキの採用理由以降は有料とさせてください。

この構築を見て組みたいと思った方へ注意
子征竜がバーナー以外プロモパックでしか収録されてないので無駄に高いです。
さらにパイルアームドドラゴンはヴァリュアブルブックの付録なのでこれも高いです。
つまり、無駄に組むためのハードルが高いのできをつけてください!

デッキ構築考案:ギリ―
カード提供:ぷらんくとん
対人調整協力:ぷらんくとん、Finas
参加した大会:かっつCS
                          (秋田のTOP12による身内戦)
                            予選3-1オポ落ち
       幸CS(地域密着型CS)
                        予選3-0ー1、決勝トナメ1落ち

2.デッキの概要

 このデッキのパーツは大きくわけて、征竜とアームドドラゴンサンダーの2つのカテゴリーで構成されています。
 子征竜とアームドドラゴンサンダーを捨てることで、手札消費を軽減しつつ展開に必要な札をそろえて盤面を形成していくという運用方法になります。
 目指す盤面はバロネス、アライズハートのみです。対面によって多少の変動があったり、バロネスの横にレベル7が2体しか並ばなかった場合は天球やヴォルニゲシュを立てたりします。

3.このデッキの長所

 展開がコンパクトで二ビルをもらいにくいところや、初見殺しでブラスターやテンペストのサーチ効果で3チューナーが供給される瞬間をスルーされやすいところです。
 また、リソース勝負になった場合は親征竜が毎ターン蘇生できるのでこちらに分があります。
 後攻もレベル7が2体並んだらワンキルできるオッドアイズリベリオンドラゴンオーバーロードを採用しており、キルしきれなかった場合はそのまま4素材アーゼウスになれるため、そこそこやれます。
 そして、最大の利点はアライズハートを作ることによる、デモンスミスなどの墓地ギミックを全て封殺できることにあります。

 短所は、物量で押されると妨害数が足りずやられてしまうことと、先行展開を妨害する誘発が少ないことです。
  また、無効系誘発がトマホーク以外に打たれる場面がないため、返しの相手ターンに無限泡影を打たれてやむを得ずバロネスを使わされるケースが多いです。
 後手の誘発はフワロスとファンタズメイを採用し、捲り札を引きやすくする構築にしてカバーしています。
 

4.デッキ構築


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5.各カード採用理由

 征竜カードは優先度が高い順に記載するので、順番に注意しながらご覧ください。
 また、親征竜の効果をざっくりまとめると以下の通りになります。
①~④は名称指定のターン1でいずれか一つしか使用できない
①このカードと同じ属性のモンスターを捨てることで固有効果
②ドラゴン族か同じ属性のモンスターを手札・墓地から2体除外して手札か墓地から特殊召喚
③このカードが除外されたら同じ属性のドラゴン族をサーチ
④このカードが特殊召喚されている場合、相手ターンエンドフェイズに持ち主の手札に戻る

 これを理解できればあとは①の固有効果を覚えておけばOKです。

1)メインモンスター

・嵐征竜テンペスト
 

このカード名の①~④の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:手札からこのカードと風属性モンスター1体を墓地へ捨てて発動できる。デッキからドラゴン族モンスター1体を手札に加える。
②:ドラゴン族か風属性のモンスターを自分の手札・墓地から2体除外して発動できる。このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
③:このカードが特殊召喚されている場合、相手エンドフェイズに発動する。このカードを手札に戻す。④:このカードが除外された場合に発動できる。デッキからドラゴン族・風属性モンスター1体を手札に加える。

 このデッキで、一番使うカードです。①の固有効果はドラゴン族をなんでもサーチできます。一緒に引いたアームドドラゴンサンダーを捨てて発動すれば手札消費なしで好きなドラゴン族をサーチできるので非常に強力です。
この効果で幻禄をサーチすることもありますが、主にパイルアームドドラゴンを持ってきたり、手札に足りない征竜を持ってくることが多いです。
実際のCSでは4回くらい使用しました。
 また、先行で腐ったフワロスをコストにこの効果を使用するのもありです。

 ②の効果も使う場合がありますが、テンペストに関しては①か③の効果を積極的に使いたい場合が多いので、レベル7は他の征竜やパイルアームドドラゴンで作っていきたいです。

 ③の効果では風属性ドラゴン族をサーチできるので、パイルアームドドラゴンや、ドラグニティギザームをサーチするのに使います。

 いずれか一つしか使えないので展開する前にしっかりと手札と相談しつつ、うららをもらっても動けるように考えなければいけないので運用は計画的に。

 攻撃力は2400あるので、最悪アタッカーとしてET・EDに活躍する場面があるかもしれません。

 テンペストだけ3枚欲しい(笑)。

・焔征竜ブラスター


このカード名の①~④の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:手札からこのカードと炎属性モンスター1体を墓地へ捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。それを破壊する。
②:ドラゴン族か炎属性のモンスターを自分の手札・墓地から2体除外して発動できる。このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
③:このカードが特殊召喚されている場合、相手エンドフェイズに発動する。このカードを手札に戻す。
④:このカードが除外された場合に発動できる。デッキからドラゴン族・炎属性モンスター1体を手札に加える。

 固有効果は盤面除去。後攻の捲り札として、うららとこのカードを切って使うことができます。 

サーチ効果は幻禄の天盃龍をサーチして3チューナーとしてSSして使うことになると思います。このカードが初手に見えた場合は最速でバロネスを立てることを考えます。

 また、攻撃力が2800と全征竜の中で最高打点なのでアタッカーとして出す場合もあります。

 炎王ストラクで子供と一緒に再録されているので一番手に入れやすい征竜だと思います!

・巌征竜-レドックス

 このカードだけ再録がなく、旧テキストしか存在しないため現代テキストっぽく書き換えてます。「また」とか書いてる(笑)。

このカード名の①~④の効果は1ターンにいずれか一つしか使用できない。
①:このカードと地属性モンスター1体を手札から墓地へ捨てる事で、自分の墓地のモンスター1体を選択して特殊召喚する。
②:自分の手札・墓地からこのカード以外のドラゴン族または地属性のモンスターを合計2体除外して発動できる。このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
③:このカードが除外された場合、デッキからドラゴン族・地属性モンスター1体を手札に加える事ができる。「巌征竜-レドックス」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
④:特殊召喚したこのカードは相手のエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。

 固有効果は自分の墓地限定の死者蘇生です。エクストラデッキのモンスターを再利用できる唯一のカードですが、今回のCSではこの効果に出番はありませんでした。地属性がこのカードとリアクタン、増殖するGしかないので仕方ないです。

 地属性の割合が少ないので、このカードは自身を特殊召喚する効果を積極的に使い、テンペストやブラスターを除外する側のカードとして運用します。トマホーク展開ではリンクスパイダーとスカルデッドが地属性なのでそれらをコストに特殊召喚を狙う場合があります。
 もちろんエクシーズ、リンク、シンクロ素材として利用していきます。

・瀑征竜-タイダル

 ブルシクで再録したおかげで新テキストになりました(笑)。
このカード名の①~④の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:手札からこのカードと水属性モンスター1体を墓地へ捨てて発動できる。デッキからモンスター1体を墓地へ送る。
②:ドラゴン族か水属性のモンスターを自分の手札・墓地から2体除外して発動できる。このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
③:このカードが特殊召喚されている場合、相手エンドフェイズに発動する。このカードを手札に戻す。
④:このカードが除外された場合に発動できる。デッキからドラゴン族・水属性モンスター1体を手札に加える。

 固有効果はおろまいですが、水属性がこのカードとストリームしかないのと、墓地肥しは足りてるので使うことはないです。
 なので、このカードもレドックスと同様にテンペストやブラスターを除外する側のカードとして運用します。

 攻撃力が2600あるので、ディアベルスターに勝てます!


・子征竜
以下まとめて紹介します。

各種対応した属性のモンスターかドラゴン族を一緒に捨てることで、同じ属性の親征竜を特殊召喚できます。

 攻撃力が一番高いのは地属性のリアクタン、守備力が一番高いのは水属性のストリーム、ドラグニティギザームのつり上げ先に対応しているのが風属性のライトニングです。

 親征竜が各種準制限なので、こちらも全て2枚採用でちょうどいいです。

 全て名称指定のターン1がついてるのでごっちゃにならないように気を付けてください。

・パイル・アーム・ドドラゴン


このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:風属性またはレベル7以上の、このカード以外のドラゴン族モンスター1体を手札から墓地へ送って発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:手札・デッキから「パイル・アームド・ドラゴン」以外の「アームド・ドラゴン」モンスター1体を墓地へ送り、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。このターン、自分はモンスター1体でしか攻撃できず、対象のモンスターの攻撃力は墓地へ送ったモンスターのレベル×300アップする。

 ヴァリュアブルブックの付録カードで、集めようとすると地味に大変なカードです。ボクも友人から借りてCSに出ました(笑)。

 一言で言うならば、ドラゴン族界隈のディアベルスターみたいなカードで、3投必須です。
 ①の効果は手札からアームドドラゴンサンダーか親征竜を墓地へ送ることで発動できます。自身以外の同名モンスターをコストにするのはOKです👍
 ②の効果はデッキからコストでアームドドラゴンサンダーを墓地へ送ることで打点を上昇させることができる、ケルビーニみたいな効果です。
 このカードを出すことで最大2アド稼ぐことができるので、積極的に狙っていきたいです。
 後述するアームドドラゴンサンダーレベル5をコストで墓地へ送れば、テンペストを持ってこれるので即座にランク7に繋げることもできる優秀なカードです。
 モンスター1体でしか攻撃できないデメリットは、オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンオーバーロードで3回攻撃してスマートに解決しましょう。

・アームド・ドラゴン・サンダー LV3

このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「アームド・ドラゴン LV3」として扱う。
②:手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。フィールドのこのカードを墓地へ送り、手札・デッキからレベル5以下の「アームド・ドラゴン」モンスター1体を特殊召喚する。
③:このカードがドラゴン族モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。

 ③の征竜やパイルのコストにした場合1ドローがシンプルに強いです。
 ②のアームドドラゴンサンダーの共通レベルアップ効果も、手札に征竜が不足してアムドが手札に固まった場合に使います。そこから順番にレベル5、パイルに繋げることができます。

 また、ドラゴン族風属性の下級モンスターであるため、後述するドラグニティギザームの蘇生先に対応しており、天球の聖刻印の素材にできます。

コストとしての役割が多いためアムドサンダーは全部2枚ずつの採用としています。

・アームド・ドラゴン・サンダー LV5

このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「アームド・ドラゴン LV5」として扱う。
②:手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。フィールドのこのカードを墓地へ送り、手札・デッキからレベル7以下の「アームド・ドラゴン」モンスター1体を特殊召喚する。
③:このカードがドラゴン族モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合に発動できる。デッキからレベル5以上のドラゴン族・風属性モンスター1体を手札に加える。

 ③の固有効果はテンペストやパイルをサーチできます。パイルや風以外の子征竜しかなくてもこのカードをコストにできればテンペストに繋がるのでかなり重要なサーチカードになります。
 同カテゴリーのLV7もサーチできますが、あちらをサーチする旨味があまりないので上記の2択になることが多いです。

 ②の効果はLV3からの中継点として使うほか、サイドチェンジ後に心変わりで奪取したモンスターや効果使用後のビッグアイをリリースしてこのカードをアドバンス召喚することもあります。

・アームド・ドラゴン・サンダー LV7

このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「アームド・ドラゴン LV7」として扱う。
②:手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。フィールドのこのカードを墓地へ送り、手札・デッキからレベル10以下の「アームド・ドラゴン」モンスター1体を特殊召喚する。
③:このカードがドラゴン族モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「アームド・ドラゴン」カード1枚を手札に加える。

 ほぼコスト要因です。子征竜の効果を連続で使用する場合に、手札消費を最小限に抑えてくれるので先行は2枚入れて少し引く確率を上げてもいいかもしれませんが、後攻でダブると弱いのでサイドチェンジするときには1枚減らしてます。

・幻禄の天盃龍

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがドロー以外の方法で手札に加わった場合に発動できる。このカードをチューナー扱いで特殊召喚する。その後、このカードのレベルを1つ上げる事ができる。
②:自分・相手ターンに、このカードをリリースして発動できる。デッキから「幻禄の天盃龍」以外の「天盃龍」モンスター1体を特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はドラゴン族モンスターしか特殊召喚できない。
 ブラスターの除外された場合の効果や、テンペストの固有効果でサーチした場合に①の効果を使います。レベルを1上げる必要は全くありません。
 最速でバロネスを立てるために必要ですが、初手で素引きしたら困る唯一のカードなので、スカルデッドやファンタズメイでデッキに戻せるなら戻したいです。
 無理ならコストに使ったり、余った召喚権で天球を立てるのに使いましょう。

・ドラグニティ・ギザーム

 Vジャンプの付録で再録がプレミアムパックのみなので、探すのが若干大変な1枚。
 テンペストを除外してこのカードをサーチして召喚し、下級風ドラゴンを蘇生。場のレベル7征竜とこのカードでバロネスを出しつつ、横で天球を作りやすくします。

2)手札誘発モンスター

・うらら

増Gを弾いたあとに、ブラスターの除外コストになったりするので、無駄なく使うことができます。

・増殖するG

 投げたいし、投げられたくないカード。
 先行展開で投げられた場合はバロネスで止まるように心がけます。
 自分が使った場合は、レドックスの除外コストとして無駄なく使えます。
 SDGSでゴキブリを再利用するデッキです(笑)。

・マルチャミー・フワロス

このカードの効果を発動するターン、自分はこのカード以外の「マルチャミー」モンスターの効果を1度しか発動できない。
①:自分・相手ターンに、自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードを手札から捨てて発動できる。このターン中、以下の効果を適用する。
●相手がデッキ・EXデッキからモンスターを特殊召喚する度に、自分は1枚ドローする。
●エンドフェイズに、自分の手札が相手フィールドのカードの数+6枚より多い場合、その差の数だけ自分の手札をランダムにデッキに戻す。

第2の増Gとして使います。先行で腐ったら、ライトニングやテンペストのコストとして無駄なく使いましょう。

・幻創龍ファンタズメイ

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:相手がリンクモンスターの特殊召喚に成功した場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、自分は相手フィールドのリンクモンスターの数+1枚をデッキからドローし、相手フィールドのリンクモンスターの数だけ自分の手札を選んでデッキに戻す。
②:自分フィールドのモンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。その発動を無効にし破壊する。

ステータスがまず優秀です。ドラゴン族レベル7!
しかも手札効果を使うと相手ターンに場に出ます。
現代遊戯王はデモンスミスがかなりの割合を占めているので、出す機会は多いです。
さらに②のこちらを対象を取る効果を無効にする効果を使うときにアムドサンダーをコストにすれば、あちらの効果を使用することができるのでメインとサイドに散らして3枚採用しています。

 レベル7あるのでパイルの特殊召喚コストにすることもできます。

3)魔法

・七星の宝刀

 古に伝わりし、レベル7のドローソース。可能な限り親征竜を除外して使用したいです。
 このカードでうららやGをチェックできます。これにチェーンしてGを打たないと、指名者やうららを引かれて弾かれる可能性があるので、投げられる誘発があれば、ここで何かしら飛んできます。

 名称ターン1がついているため、ダブると弱いので2枚採用。
サイドチェンジで後攻を取るときは1枚抜いて後手捲り札に変えてます。

・墓穴、抹殺の指名者


増殖するGやフワロスを弾くためにフル投入しています。
それ以外に特筆することはないです。


4)エクストラデッキ

・クシャトリラ・アライズハート

レベル7モンスター×3
「クシャトリラ・アライズハート」は、「クシャトリラ・シャングリラ」が効果を発動したターンに1度、自分の「クシャトリラ」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
①:墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。
②:カードが除外される度に発動する(同一チェーン上では1度まで)。除外されているカード1枚を選んでこのカードのX素材とする。
③:お互いのターンに1度、このカードのX素材を3つ取り除き、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを裏側表示で除外する。

 マクロコスモス内蔵のランク7最強置物系モンスター。
 このデッキではレベル7を3体を並べて召喚することになるので必然的に③の効果をすぐに発動できます。
 また、征竜を素材にしている場合に③の効果を使うとコストで除外できるので、征竜の除外されたときのサーチ効果を使うことができます。
 決まるとめちゃくちゃ気持ちいいです。
 一本目の先行を取った場合はバロネスとこのカードを盤面に並べるのがゴールとなります。

・No.11 ビッグアイ


レベル7モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのコントロールを得る。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。

 古に伝わりし、征竜のお供。昔は目ン玉キャッチボールが盛んにおこなわれていました(笑)。
 永続コントロール奪取で、デメリットでこのカードでは攻撃できませんが、他のエクシーズモンスターが戦闘を行っていれば、このカードの上にアーゼウスを重ねることができます。

・覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン


ドラゴン族レベル7モンスター×2
レベル7がP召喚可能な場合にエクストラデッキの表側表示のこのカードはP召喚できる。
①:このカードがXモンスターを素材としてX召喚に成功した場合に発動する。相手フィールドのレベル7以下のモンスターを全て破壊し、破壊した数×1000ダメージを相手に与える。このターンこのカードは1度のバトルフェイズ中に3回攻撃できる。
②:モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。自分のPゾーンのカードを全て破壊し、このカードを自分のPゾーンに置く。

 ただの下敷きです(笑)。こいつが出てきてもテキスト確認しないでください(笑)。2回くらい確認されてそのあとにこいつの上に重ねるモンスターの存在を思い出してるシーンがありました。

・覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード

レベル7モンスター×2
自分は「覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
このカードは自分フィールドの「リベリオン」Xモンスターの上に重ねてX召喚する事もでき、レベル7がP召喚可能な場合にEXデッキの表側表示のこのカードはP召喚できる。
①:ランク7のXモンスターを素材としてX召喚したこのカードは1度のバトルフェイズ中に3回攻撃できる。
②:モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。このカードを自分のPゾーンに置く。

3回攻撃内蔵モンスター。一応、無効系誘発などで効果を無効にすれば3回攻撃はできなくなります。
 パイルのデメリットでモンスター1体でしか攻撃できない制約を背負ったときにこのカードでキルをとりにいきます。

 仮にキルできなくても、メイン2にこのカードの上にアーゼウスを重ねると、4素材になるので2回全体除去が発動できます。
 またこのカードと下敷きのリベリオンはドラゴン族なので、次の返しのターンで征竜の除外コストに使用することができるので、最後まで無駄がないです。

・No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク

レベル7モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。自分フィールドに「バトル・イーグル・トークン」(機械族・風・星6・攻2000/守0)を可能な限り特殊召喚する。この効果で特殊召喚したトークンはこのターンのエンドフェイズに破壊される。この効果の発動後、ターン終了時まで相手が受ける戦闘ダメージは0になる。

 基本的にエクストラゾーンに出してトークンを最大展開します。
 このカードを経由して出すモンスターはアポロウーサかスカルデッドです。
 最初にこのカードを出した場合はスカルデッド、バロネスで誘発ケアしながらこのカードを出した場合はアポロウーサになります。

 ただし、最初にこのカードを出すと無幻泡影などの無効系誘発をもらいやすいので、無暗に出さないようにしましょう。

 デメリットとしてこのカードの効果を使用すると戦闘ダメージが0になるので、ET・EDで後攻のときは絶対に使わないようにしましょう。

・黒熔龍騎ヴォルニゲシュ
レベル7モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードのX素材を2つ取り除き、フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。この効果でモンスターを破壊した場合、自分フィールドの表側表示モンスター1体を選び、その攻撃力を次のターンの終了時まで、破壊したモンスターの元々のレベル・ランクの数値×300アップできる。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。このカードがドラゴン族モンスターをX素材としている場合、この効果は相手ターンでも発動できる。

 このデッキでは、フリーチェーンで除去できるので、妨害として成り立ちます。
 主に天盃龍相手に着地狩りをするために使いますが、相手の対面次第ではサイドチェンジ後に二ビルケア盤面として出す場合もあります。

・天霆號アーゼウス

レベル12モンスター×2 「天霆號アーゼウス」は、Xモンスターが戦闘を行ったターンに1度、自分フィールドのXモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。①:自分・相手ターンに、このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。フィールドの他のカードを全て墓地へ送る。②:1ターンに1度、自分フィールドの他のカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。手札・デッキ・EXデッキからカード1枚を選び、このカードのX素材とする。

 言わずと知れた汎用エクシーズモンスター。
 前述している通り、リベリオンオーバーロードの上に重ねて出すことが多いです。

・フルール・ド・バロネス

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:1ターンに1度、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
②:このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。
③:お互いのスタンバイフェイズに、自分の墓地のレベル9以下のモンスター1体を対象として発動できる。このカードを持ち主のEXデッキに戻し、そのモンスターを特殊召喚する。

 このデッキでは、最優先に出すモンスター。最初にこのカードをシンクロ召喚することで、誘発をケアしたり妨害を踏みに行きます。

 後攻でも最初にこのカードを出して、相手の壁になりそうなモンスターを除去してから、オーバーロードを横に置いてワンキルを狙っていきたいです。

 ③の蘇生効果は、稀にアムドサンダーを蘇生するために使用したり、再度このカードをシンクロ召喚し直すために使う場合があります。

素材はレベル7モンスター+ドラグニティギザームor幻禄orうららです。

・リンク・スパイダー

 トマホーク展開のときに使うリンクモンスターです。
 地属性なので、レドックスの除外コストにもなります。

・天球の聖刻印

ドラゴン族モンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手ターンに1度、このカードがEXモンスターゾーンに存在する場合、自分の手札・フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。フィールドの表側表示のカード1枚を選んで持ち主の手札に戻す。
②:このカードがリリースされた場合に発動する。手札・デッキからドラゴン族モンスター1体を、攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。

主に天盃龍対面や、妥協盤面で出すモンスターです。
①の効果は対象を取らないバウンスなので、非常に強力です。
②の効果でリクルートするドラゴン族は、そのとき足りない属性の親征竜を持ってくるといいでしょう。

・I:Pマスカレーナ

Lモンスター以外のモンスター2体 このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手メインフェイズに発動できる。このカードを含む自分フィールドのモンスターを素材としてL召喚を行う。
②:このカードをL素材としたLモンスターは相手の効果では破壊されない。

 トマホーク展開の中継モンスター、または妥協盤面で出す場合があります。

 ①の効果で出すリンクモンスターはリトルナイトになります。

・S:Pリトルナイト

効果モンスター2体 このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが融合・S・X・Lモンスターのいずれかを素材としてL召喚した場合、自分か相手のフィールド・墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。このターン、自分のモンスターは直接攻撃できない。
②:相手の効果が発動した時、自分フィールドのモンスターを含むフィールドの表側表示モンスター2体を対象として発動できる。そのモンスター2体をエンドフェイズまで除外する。

マスカレーナを立てたときの妨害用モンスターとして1枚採用しました。

・蒼翠の風霊使いウィン

 みんな大好き霊使いから、ウィンを採用。
 残念ながら、トマホーク展開の中継点になるため、場に残ることはほぼないです。
 稀に相手がフワロスを使った後にリンク値を伸ばすために効果をつかうことがありますが、今のところそのような場面に遭遇したことはありません。

・鎖龍蛇-スカルデット

カード名が異なるモンスター2体以上
①:このカードは、このカードのL素材としたモンスターの数によって以下の効果を得る。
●2体以上:このカードのリンク先にモンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動する。そのモンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
●3体以上:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。手札からモンスター1体を特殊召喚する。
●4体:このカードがL召喚した時に発動できる。自分は4枚ドローする。その後、自分の手札を3枚選んで好きな順番でデッキの下に戻す。

 トマホーク展開のゴール地点その1。トークンを素材にしてもOK。
 4体素材でこのカードを出して、展開につながるカードや手札誘発などを引きに行きます。
 手札からモンスターをSSする効果で、ドラゴン族モンスターをSSしてこのカードと一緒に天球を作ることもあります。
 
・召命の神弓-アポロウーサ

 トークン以外のカード名が異なるモンスター2体以上
①:「召命の神弓-アポロウーサ」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードの元々の攻撃力は、このカードのリンク素材としたモンスターの数×800になる。
③:相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。このカードの攻撃力を800ダウンし、その発動を無効にする。

 トマホーク展開のゴール地点その2。トークンは素材不可なので注意。
 バロネスを先に立てた場合のトマホーク展開で出すモンスターです。
 マスカレーナが素材になることが多いので、大体効果破壊耐性持ちになってることが多いです。
  サイドチェンジ後は心変わりなどが飛んでくる可能性があることから、このカードに対する過信は禁物です。

5)不採用カード

 ·アウローラドン、オライオン、ジェットシンクロンなど
 盤面は間違いなく強固になるので一見すると強そうに見えますが、ジェットシンクロンだけは素引きがどうしても弱いのでそこが気になりました 。また、マストカウンターがはっきりしていて、トマホークに無効系誘発、アウローラドンの2体リリースでデッキからオライオンをリクルートする際にうらら。と簡単に止められてしまいます。 
 そのあとの展開も決して強いとは言えず、EXデッキの枠も取られてしまいます。
 一応トマラドンで対人戦4回+2回くらい回しましたが、1度も成功しなかったので今回は不採用としました。

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