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enPiT BizSysD Workshop in Iwate に参加した話

はじめに

以下のレポートで書いたように、秋学期から「ビジネスシステムデザインB」という授業(enPiTのカリキュラム)で優秀賞をいただき、最優秀ではなかったものの、その縁で「enPiT BizSysD Workshop in Iwate」(以下enpit-ws)に出させていただけることになりました。(enPiTの授業についての感想は以下noteをご参照ください)

そこでの体験について、その前段階も踏まえ簡単に書いていけたらと思います。

enPiT BizSysD Workshop in Iwateについて

「enPiT」というカリキュラムは私の所属している筑波大学だけでなく、一緒に成果発表会を行った琉球大学や筑波技術大学、今回の会場としてお邪魔させていただいた岩手県立大学など様々な大学で行われています。
その中でも今回のenpit-wsは、BizSysD部門を行っている10大学での合同成果発表会になります。(基本的には各大学の成果発表で上位の成績チームが来る)
毎年形態は変わるものの賞も存在し、今回は

  • 最優秀賞

  • アイデア賞

  • 技術賞

  • チーム開発賞

  • プレゼン賞

の5つの賞が原則各賞1つずつ授与されました。

準備

実は、申し込み締め切りの4日前に突然出られることを伝えられ、チーム内で出場できる人が判明したのが締め切り当日でした。(えっ)
締め切りの時間を知った時点でチームメンバーと直接連絡が取れず、とりあえずチームリーダーというわけでもないのですが、私をチーム代表者として独断で申し込みをしました。
事前準備段階ではこのあたりから私のパワープレイ(過剰表現)が始まります。
参加に当たってポスターを作成する必要があったのですが、アプリのプロトタイプ作成、スライド作成、プレゼンをすべて担当していたのが私だったので必然的に私がポスターも作ることになりました。(最終レポートと時期がぴったり重なってかなり辛かった)
チームのロールとしてはテックリード(ほんとに?)でしたが、ここで振り返ってみるとチームが開発だけに集中できる環境づくりもいつの間にか私がやっていたなという感じがします。

ただ、スライド作成に当たってデザインの軸が既に決まっていたのでポスター作成は2時間くらいで終わり、なんとか提出しました。

作成したポスター(名前なし版)

また、メールで当日追加で紙を張れるかを事前に運営の先生に確認して、スライドの印刷や振り返りに使っていたオンラインボードの印刷をチームメンバーと協力して行いました。
enpit-wsではプレゼンだけでなくポスターセッションもあるのですが、さすがにそこまで私が担当すると手が回らないので、メンバーにアドバイスだけしてお願いしプレゼンに集中することに。(とてもありがたい)
ちなみに、この時点で「プレゼン賞狙うぞ!」とチームメンバーに高らかに宣言していました。(結果は後程)
そして当日何故か私が午前3時に起き、その一方でPOが絶起するという珍事件も起きつつ盛岡に当日入りして本番を迎えました。

アイスブレイク

enpit-wsのプレゼンやポスターセッション前に各チームのブースを見て印象が良かったチームのブースにシールを張っていこう、というようなアイスブレイクがありました。
早めに来て用意されているポスター以外にも色々当日に貼り付けたり、デモ機を置いて触れるようにしたりと下準備をしたかいもあり、かなりシールを貼ってもらうことが出来ました。「ファーストインプレッションが良かった!」という自信をもってプレゼンに望めたので個人的にかなり良い時間だったなと思っています。

プレゼンテーション

enpit-wsは前後半の2セッションに分かれていて、片方のセッションでプレゼン、もう片方でポスターセッションという形式になっていて、私たちのチームは前半にプレゼン、後半にポスターセッションでした。
2チーム前の発表の質疑応答のあたりからプレゼン会場の前でスタンバイしており、審査員にいじられている他大学の人を見ながら「結構緩い雰囲気だなぁ。。。」と思っていました。また、自分の前のチームは個人的に発表を見たいと思っていたチームなので自分が次発表という事も忘れ、普通に楽しんでいました。
そして私の番が来ることになり、プレゼンは恙なく準備通りに進みました。質疑応答では「実際に使ってもらってレビューを貰ったのか、それをどのように活かしたか」という質問に対して、その場にいた筑波大学の先生に頂きました!とその場を巻き込む回答をしたのがハイライトだった気がします笑(先生方突然振ってしまって申し訳ありませんでした)。

ポスターセッション

ポスターセッションですが、ポスターを提出した後私が力尽き、チームメンバーに助言だけしてお任せする形になりました。
結構ある程度全部任せる、ということがチームメンバーから託されることはあっても自分は不安になってしまいあまりできていなかったので、寸劇を交えてコミカルに作品紹介をするメンバーを見て感動しました笑。
ポスターセッションでは、「Not検索は持ってないとか嫌いだけじゃなくて、アレルギーがある人や宗教上食べられない食材がある人にも優しいよね」というフィードバックをいただいたのですが、宗教上食べられないものがある、という視点が完全になかったので非常に参考になりました。
これもあくまで一例で、授業内のFBでは全然得られなかった視点からのレビューやアドバイスをかなり頂き、ものすごく有意義な時間になったなと思っています。

結果

結果ですが、なんと、なんと、本当にプレゼン賞をいただくことが出来てしまいました笑。チームメンバーからは発表系をほぼほぼ全て担当したこともあり、ギルドのおかげ、というようなことを表彰時に言われましたが、私は「最初から狙っていたので取れて嬉しいです」などと調子に乗っていました()
実際にはポスターセッションまで受け持ったら完全にパンクしていたので、今まで僕が抱え込んでいた発表のタスクを受け持ってくれたチームメンバーのおかげですし、ちゃんとそういった気の利いた事を表彰の時に話せると良かったなという反省をしています(苦笑)

学んだこと

恐らくenPiT受講中に学んでおけよ!という事もあるかと思いますが、色々な学びがありました。大きくは以下の3つです。

  • メンバーを信じて託す勇気

  • 普段見ない視点を持っている人のレビューはかなり重要

  • デザインはいつでも大事

といいつつ、他の大学の方と振り返りと称して苦労した点などを共有する時間が存在し、授業内ですべて完結する筑波大学enpitではあまり聞かないような「授業外での開発での時間の作り方云々」のような話から、どのチームでも「本当に価値が提供できているか」や「メンバーでの技術力の差」などなど様々な悩みの共有がありとても面白かったです。
また、産学連携で実際の行政や企業からの課題や技術提供を受けて開発を受けているという学校が多く、筑波の場合はCOJTとの棲み分けもあるとは思うのですが凄くやりたかったなぁという気持ちになりました。

全体を振り返って

チームで唯一外部でのデモや発表経験があるということもあり、「やらなくてもいいけど、やっておいたほうが良い事」に気づきすぎて抱えすぎてしまったな、というのが最初に来る感想です。
実際それで勝手にキャパオーバーになったりもしましたが、チームメンバーに全部託す、ということをここに来てやっとできたり(enpit-wsがなかったら経験せずに終わっていた)、苦労したかいあってポスターセッションブースやプレゼンの完成度でかなり得をしたなぁと思っています。
それでは最後に、冷麺めちゃくちゃおいしかったです!


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