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俺のグルコス履歴書【9】100人の宴
■開催まで
全日本音ゲー頂上決戦が終わり、AOU加盟店舗限定だったイベント曲も全店舗で開放されてから一か月も経たない、3月8日。
耳に飛び込んできたのが、「GROOVY FESTIVAL」開催の一報だ。
【#グルコス】
— GROOVY FESTIVAL実行委員会 (@GROOVY_FESTIVAL) March 8, 2015
来たる2015年5月4日!史上最大の、グルーヴコースター非公式大会が幕を開ける!目指す参加人数は…100人!?
「GROOVY FESTIVAL」開催決定!#グルフェスhttps://t.co/uq46lj5wK3 pic.twitter.com/GgjgESqqvz
待ちに待ったグルコスの単独イベント。主催はプレイヤー有志とは言えトップランカー揃いで、その中にはタイトーステーション秋葉原店店長にしてトップランカーの一人、さらにグルコス開発にも関わっていた、321SUNNYことさにぃさんのお名前もあった。
日に日に公開されるルールはかなり手が込んでおり、ガチ対決はもちろんのことバラエティ豊かなチーム戦や、「Got more raves?」に限定したトーナメントなど、お祭り感あふれる内容だった。
加えてチーム戦には、イシダ・しらぴー・COSIOの開発三人衆が参戦されるとあり(87GTさんは打ち上げのみ参加、逆にCOSIOさんは打ち上げ不参加)、もはや公式なのでは? とも思える状況であった。
そんなわけで、俺はチーム戦に加わってくれる友達もいなかったので、個人戦「KING OF GROOVER」と打ち上げ「HEAVENLY NIGHT」に参加表明したのだった。
■大会開催
開催は5月4日。
会場のタイトーステーション横浜西口五番街店は、この時が初来訪だったはず。2013年に副都心線が直通し、交通手段が増えたとは言え、横浜はなかなか近くて遠い場所であった。どうにか予選受付終了15分前くらいに到着(間に合ってる…)。
会場は5階の音ゲーフロアを貸し切っており、他の音ゲーはIIDXも何も動かないフロアで、グルコスだけが動くという贅沢な空間となった。
予選曲は「Groove Prayer」だったが、普通に予選落ちしたうえ、もらったばかりの名札とバッジを落とすというダメさ加減だった。
当時のSNSを見返すと「HARDでS++乗せなきゃ予選通過できない」とブーブー言っており、今にして思えばかなりみっともない。
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名札って初回は打ち上げ用しかなかったんだったっけ?
あとは観客として、純粋に大会を楽しんだ。
この大会、手元に残ってる写真はヘッダの一枚だけだった(上の名札とバッジの画像はさっきあらためて撮影)。
それだけ楽しかったし満喫してて夢中だったのかな、と今は思う。
6時間以上の長丁場とあって(途中抜けだして昼食は摂ったが)、名だたる猛者が脱落していき、徐々にライバルが減っていって、最終的に雌雄を決する二人が残る過程はドラマチックだった。
天下一音ゲ祭って、全国で予選を経て決勝進出者が集まったから、決勝大会はもはや「強者の宴」という趣がある。一方グルフェスは、そうしたストーリー性もあって、独特の盛り上がりが合ったように思う。
ちなみにSNSを読み返すと、「ホールド押しっぱなしの最中、もう片方のボタンを叩いてリズムをキープしてる」のを上級者のテクとして、この時初めて認識したようだ(逆に言えば、その程度じゃ予選突破などまず無理だろう)。
それくらい個人的にも得るものがあった大会だったようだ。
■打ち上げ
大会終了後は、場所を変えての打ち上げ。
打ち上げ会場のお店「BREATH」。
現存しているようで、聖地巡礼行きたい気もするが、さすがにまた100人で予約するのは無理…
いや正直、ぼっち参加に抵抗はあった。
グルコスやってる友達はみんな不参加だったし、かといってグルコス開発陣に延々話しかけるわけにもいかないし。これはもう開き直って「はじめまして」を連発するしかないかなと。
なので、知らない人たちとテーブルを囲み、乾杯の音頭と共に誰彼構わず乾杯しまくり、「乾杯全一」の称号を得るスタイルとなったわけだ。あとはもうお酒の勢いで……
約100人が参加した打ち上げ、とてもとても楽しかった。
帰りの電車内、ウォークマンでひとりグルコスサントラ再生祭を開催するひとときが、たまらなく多幸感に包まれていた。