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俺のグルコス履歴書【15】いろんなタイトー

ヘッダ画像はタイトー熊谷ビル。
ここはかつての開発拠点のひとつ「タイトー熊谷研究所」で、1990年代前半くらいまで数々の名作アーケードゲームを生み出してきた。その後ゲームセンターの「セイタイトーDo館」として営業、さらに閉店し倉庫として活用されつつ、2023年9月まで「アーケードゲーム博物館計画」が一部を間借りし、貴重な大型筐体ゲームを不定期に公開していた(現在は移転済み)。

このタイトー熊谷ビルにいろんな顔があるように、いろんなタイトーがあるのだ(超強引)。


■アルカベーダの夏

2016年5月10日、タイトーのLINEゲーム『LINE アルカノイドvsインベーダー』がサービスを開始した。

手前にいるのはナビゲーターのナティア。
グルコスでは(でも)ナビゲーターとしてイベント配布された。
タイトーのキャラクターが総登場、というのも特徴。
あー、ちょっとけしからんキャラもいらっしゃいますね

インパクトのあるタイトルだが、ゲーム自体はアルカノイドで、設定したキャラに準じたパワーアップがあるというもの。

じつはこのゲームの楽曲自体、グルコスでは3月10日の『3』稼動時から遊べていたのだ。担当アーティストは「COSIO (ZUNTATA)」。もう半年近く前にタイトーを退社しているというのに、いまだZUNTATAの一員であり続けるCOSIOさんであった。


ちなみに、LINEゲームなのでLINEアカウントがあり、そこではナティアがこちらのワードにいろいろ返事をしてくれていた。

87GTさん……
夏にはこんなけしからんカレンダーも配布されてました


そんなこんなで、片手間に遊べるゲームが増えたと喜んでいたのも束の間…なんと11月30日にサービス終了。わずか半年の命となってしまったのだ。

セットアップ画面右下の「COMING SOON」は、結局最後まで開くことはなかった
片手間とは言ったが、全180ステージクリアする程度には本気でした


わりとよくできていたゲームなので、たったの半年でサービス終了ももったいないなぁ、と毎度ながら思う。
そんな悲しみに暮れていた折、運営から最後のメッセージが。

うん? 「THANK YOU FOR PLAYING」の下に何かあるぞ…

イラスト下部に書かれているのはモールス信号で、「マタアエマスヨ」と書かれており界隈はざわつく。
そしてその意味は忘れた頃にわかるのだった……


■ピリオドのない秋

アルカベーダと入れ替わる形で、11月30日配信開始となったのが『ピリオドゼロ』。

こちらは対戦型カードゲームで、キャッチコピーがなぜか「牛丼片手に世界を救えるカードゲーム」
しかもなぜか(本当になぜか)コラボ相手が茗荷谷の牛丼店「丼太郎」という渋すぎるチョイスだったりする。

このゲームの主題歌「ピリオドのない世界」を歌うのは、ZUNTATAプロデュースのユニット“ZELKOKO”。主題歌は後にグルコスにもやって来るのだが、それはまた来年のお話である。


さてこのゲーム、グルコスともちょいちょい縁がある。
そのひとつ(?)がこのキャラ。

計良 真司(CV:武内駿輔)

見た瞬間「え、しらぴーさん!?」と一部界隈がざわついたキャラ。
ストーリー的には主人公たちを離れた位置から見守る大人で、その立ち位置もそれっぽいと話題になった。

そして、ゲーム当時はなんてことのないカードの一枚だったはずが、後に驚きをもたらすこととなるのがコレ。

そう、このカードイラストが、後にMASAKI楽曲「Scarlet Lance」のジャケ写となるのだ。
これだけではなく、他のカードイラストのうち何枚かも、後にグルコスの(またコラボ先の音ゲーにおいても)ジャケットを飾ることとなる。

右下の「ウロボロス」とか、まさにそのまま

そんなこんなで、後にグルコスとがっつり関わることもまだ知らないまま、ピリゼロを遊び始めたのであった。


■グルフェスの秋

そうこうしているうちに、11月5日はGROOVY FESTIVAL 4の開催となった。

ルーフェくんも青くなりました

会場は今回もタイトーステーションBIG BOX高田馬場店
度重なるイベントやロケテ、そしてグルフェスと、すっかり聖地的な場所となりつつあった。

エレベーター前がほんのり狂気の沙汰だった


今回のKING OF GROOVER課題曲は「THE BLUE」。
前日にみっちり練習し、万全を尽くして決戦に挑む。これまで毎回遅刻ギリギリ部門全一という不名誉な記録を達成していたのだが、今回は違う。そう、今回は本気なのだ。

……と思ったら、なんと乗った電車が遅延
どうにか間に合いはしたものの、またしても一人ぼっちで衆目を集めながらの課題曲挑戦で、普通に予選敗退しました。

ちなみに、この年の9月10日にタイトーステーション池袋西口店が新規開店した。
グルフェス観戦中、あまりにグルコスやりたくなったので、わざわざ山手線に乗って池袋西口に行ってみたら、当然の如くグルコス大人気だったなぁ(しかも馬場でさっき見かけた人ばかり)。


大会も終わり、今回の打ち上げはPRONTO 高田馬場店

このお店は今も現存(写真はグルフェスの1ヶ月前に撮影したもの)。
ていうか、高田馬場ミカドの近くにあるので、今もたまに前を通ってたりする。

そしてなんか今回はけっこう写真を撮っていた。

なぜかネコミミヘッドホン姿のしらぴーさん
乾杯待機中……
どなたか作、あだぷポーズ12面体。すごい!!
謎にテンションの上がっているCOSIOさん
あだぷポーズ色紙を持つあだぷとーるさん

今回も乾杯全一を達成したり(開始1分で10回乾杯してたらしい)、SATOMIさんが熱唱したり、某氏がビールサーバーを背負って泡が9割5分のビールを注いで回ってたりと、めちゃくちゃ楽しく過ごさせていただいた。


そして、こんな素敵な出来事も。

アーケード版グルコス3周年おめでとう!!

後に周年のお祝いの場はあっちに移行した感はあるけど、やはり11月5日は特別なんである。
ケーキのリンカちゃんもうれしそう。

リンカちゃんを切り刻むイシダさん

そんなリンカちゃんも、こうしてイシダさんの刃の餌食となってしまったのだ……。


■おまけ

8月27日、Apple表参道で行われたグルコスのワークショップ。実際の譜面の作りかたをイシダさんが開設するという、アカデミックな内容だった。
しかし写真撮ってTwitterにアップしてるのに、なぜか手元にその写真が残ってない…

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