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技術士建設部門【必須科目】の傾向と対策//国土交通白書から予測される令和6年度の出題テーマと解答論文の具体的な構成・作成方法

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/技術士建設部門【必須科目Ⅰ】
/国土交通白書から予測されるR6年度出題テーマと
解答論文の具体的な構成・作成方法

【当ページ掲載記事の要旨】--------------------■
・【必須科目Ⅰ】白書から想定されるR6出題テーマ・内容と解答要領
・【必須科目Ⅰ】主要なR6出題想定テーマと解答要領・方法
・【必須科目Ⅰ】解答論文の構成・作成方法の具体例
[付録論文]
・模範解答① テーマ:防災・減災、国土強靭化
・模範解答② テーマ:新技術の開発・導入
・模範解答③ テーマ:担い手の確保
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注記)noteのテキストエディタでは表の作成が困難であるため、一部の記事は.doc又は.xlsをダウンロードする形式としている。

当記事を読めば、建設部門必須科目【Ⅰ】の論文構成が素早くできるようになる内容となっている。

🟦【必須科目Ⅰ】国土交通白書から想定されるR6出題テーマ・内容と解答要領・方法

国土交通白書2023の第Ⅰ部のテーマは、「デジタル化で変わる暮らしと社会」である。国土交通省の発足が2001年1月6日され23年目を迎え、「今後の国土交通行政が取り組むべき方向性と課題」として主要な施策が具体的に掲載されている。それらの取組みの一つひとつが技術士試験の出題テーマになる可能性があるため、それぞれを整理してまとめる必要がある。

令和元(2019)年度の技術士試験制度の改正以降の必須科目では、
「建設部門全体にわたる
・専門知識
・応用能力
・問題解決能力及び課題遂行能力」
を問う問題として、4つの小問が設けられている。
多面的な観点から課題を抽出して説明したうえで、最も重要な一つの課題について複数の解決策を示すように求めている。さらに、解決策に伴う波及効果やリスクへの対策、技術者倫理などの技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)についても問われる。

令和6年度も令和元年度~令和5年度までと同様に、課題を抽出して説明し、解決していく能力が問われると想定される。提示する複数の解決策は、最新の国土交通政策・施策などを基に記述することがポイントとなる。その際に、提示する解決策から最も重要な課題を選択するように「逆算」すると、課題と解決策が一致する加点が見込める論文が構成できる。

必須科目Ⅰの論文の構成方法の詳細については、後述する。

解決策で述べる最新の政策や施策を理解するためには、国土交通省の今後取組みがとても参考になる。国土交通白書2023の第Ⅰ部では、第1章「国土交通分野のデジタル化」の各節に主要な5つの政策や施策がそれぞれ記載されている。

これらの内容をもとに第Ⅰ部から出題されるでろうと想定される問題は、例えば、
・生活サービス向上のためのインフラの整備
・インフラ技術の海外への展開
・担い手不足の解消に資する生産性向上・働き方改革の促進
・自然災害に対する防災・減災対策の高度化
・脱炭素社会の実現に向けたエネルギー利用の効率化
といった5つのテーマが考えられる。

それらの中から、令和6年度に出題される可能性があるものとして、令和6年度初頭に能登半島地震による甚大な被害が発生したことを踏まえて、「災害の激甚化・頻発化に対応する防災・ 減災対策の高度化」について取り上げる。災害については、近年の頻発している水害に関する取組みが多いことから、以下のような出題例が挙げられる。

▼国交省白書の第Ⅰ部から想定してR6想定問題----------

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