技術士建設部門【鉄道】の傾向と対策//解答論文の構成・作成に役立つ文献・ウエブサイト等
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【当ページ掲載記事の要旨】--------------------■
・選択科目【鉄道】
解答論文の構成・作成に役立つ文献・ウエブサイト
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注記)noteのテキストエディタでは表を作成が困難であるため、一部の記事は.doc又は.xlsをダウンロードする形式としている。
🟦【鉄道】解答論文の構成・作成に役立つ文献・ウエブサイト
「建設部門【必須科目】国土交通省の最新の政策・施策のポイント」及び「建設部門【必須科目】解答論文の構成・作成に役立つ文献・ウエブサイト」で取り上げている参考文献等も含め、選択科目の論文の構成・作成に役立つ文献等を、建設部門の鉄道科目について下表にまとめている。
「試験に活かすポイント」の欄も参考にしていただき、各文献等の内容を確認願いたい。その際には、専門知識を得るだけではなく、各テーマの背景や課題、ならびに解決策などに注目しながら目を通していただきたい。
全11科目に共通するもとのとしては、「インフラ分野のDX」が挙げられ、「推進本部の配布資料」などを基に、より詳細な資料に目を通していただきたい。「国土交通省の生産性革命プロジェクト」も多くの科目に役立つ情報が満載である。生産性の向上は令和元年度に複数の選択科目で出題されたが、関連する政策や施策の進展を背景として、令和6年度も取り上げられる可能性は十分にある。下表の文献やウエブサイトなどをチェックし、自身の選択科目に係わる部分を理解していただきたい。
ICTやデータの活用も重要なテーマである。DX(デジタルトランスインフォメーション)や令和2年度に「河川及び砂防」の選択科目Ⅲで問われた国土交通省の「データプラットフォーム」をはじめ、「i-Construction」や「BIM/CIM」など、ICTに関連する施策の内容や事例、方向性を理解しておく。維持管理・更新や自然災害への対応策のひとつとして問われる可能性もあり得る。例えば、定期点検の効率化が課題となっているなか、国土交通省はICTの活用を拡大する方針を打ち出している。
維持管理・更新や防災・減災の分野からはこれまでも選択科目のⅡやⅢで出題されてきたが、能登半島地震による被災した上下水道の復旧・復興が課題となっているように、深刻になる社会資本の老朽化や頻発する自然災害を受けて、新しい政策や施策が相次いで打ち出されている。過去問と同じテーマであっても、昨今のキーワードを交えて論述することが重要となる。維持管理では、「インフラメンテナンス」のウエブサイトが多くの科目にとって参考になる。新着情報や「最新の技術」を中心に、選択科目に関連する細菌の話題を押さえておいていただきたい。
防災・減災でも、最近の自然災害を踏まえて時事的な視点で捉えることが大切である。特に、豪雨による水害や土砂災害は毎年のように発生しており、「気候変動を踏まえた水害対策のあり方」など、国土交通省の発表資料に目を通し、課題や対応策のポイントを理解していただきたい。これらの学習は必須科目の対策にも役立つはずである。
令和6年度は地球温暖化や気候変動をテーマとした出題も想定される。新型コロナウイルス感染症は2023年5月8日(月)に「5類」に移行したもののその状況や対策にもよるが、「観光先進国の実現」や「インフラシステムの海外への展開」も重要なテーマのひとつになると考えられることから、社会の動向を俯瞰して受験に備えていただきたい。
🟦【鉄道】選択科目Ⅰの解答論文の構成・作成に役立つ文献・ウエブサイト
【必須科目にも役立つ情報】------------------------------▼
🔵国土交通省インフラ分野のDX推進本部の配布資料
DX(デジタルトランスインフォメーション)はインフラの分野でも重要なキーワードである。データやデジタル技術の活用が加速する。建設産業や社会資本整備におけるDXの主なメニューや動向を通じて、生産性の工場や防災・減災、維持管理、働き方改革などに与える影響を把握する。
・URL:https://www.mlit.go.jp/tec/tec_tk_000073.html
🔵国土交通省の生産性革命プロジェクト
生産性の向上は時事性の高いテーマであり、今後も施策やプロジェクトが進展していく。国土交通白書2023だけでなく右記のURLのページもチェックして、施策の概要や主要なキーワードを理解しておく。
・URL:https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/point/sosei_point_tk_000021.html
🔵i-Construction
生産性革命プロジェクトで欠かせないのがi-Constructionである。下記のURLのページに掲載されているロードマップやICTの全面的な活用、コンクリート工における生産性の向上を確認しておく。
・URL:https://www.mlit.go.jp/tec/i-construction/
🔵i-Constructionに続々と新基準
政策や施策の進行が速いi-Constructionにおいて、新技術の活用をさらに後押しする基準類が公開されている。下記のURLのリンク先の資料を一読し、ポイントを理解する。
・URL:https://www.nilim.go.jp/lab/bcg/kisya/journal/kisya20220324.pdf
🔵BIM/CIM推進委員会の配布資料
i-Constructionと並んで生産性の向上に有効である。委員会の資料を通じて3次元モデルの方向性やBIM/CIMの活用策を押さえておく。
・URL:https://www.mlit.go.jp/tec/tec_tk_000037.html
🔵国土交通データプラットフォーム整備計画
3次元データの視覚化やデータハブ、情報発信の機能を有する。データプラットフォームの概要や活用例とともに、防災や維持管理などにもたらす効果を理解する。
・URL:https://www.mlit.go.jp/tec/tec_tk_000066.html
🔵スマートシティに関する取組み
国土交通データプラットフォームでは、スマートシティの実現も主要な施策のひとつである。下記のURLのページをチェックして、まずは定義の考え方、対象とする分野や実現に向けた政策の概要を把握する。都市や地域が抱える課題の解決策を理解する。
・URL:https://www.mlit.go.jp/toshi/tosiko/toshi_tosiko_tk_000040.html
🔵国土交通省の土木工事で新技術活用を義務化
国土交通省発注の土木工事に対する新技術活用の義務化が、2020年10月からすべての地方整備局で始まった。地方の工事で省力化が進展し、人材不足への対策としても期待されている。
・URL:https://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_000683.html
🔵初のフルプレキャストで着工遅れ挽回
北陸新幹線の高架橋における工事で「部材の標準化」につながるフルプレキャストを採用した事例である。接合部などの構造や設計、施工の内容が参考になる。工期も大幅に短縮している。
・URL:https://www.nikkenren.com/doboku/prize/award/assets/2023/fanzoCMILDbMxQxIwnGlbiO/main.pdf(日本建設業連合会)
下記のURLのテキストには、プレキャスト化の事例が収載されている。
・URL:https://www.mlit.go.jp/tec/content/001474498.pdf
🔵重点施策
下記のURLのページの中でも「国土交通フォーカス」や「未来につなぐインフラ政策」の最新の資料に目を通す。簡潔にまとめられているので、重要な施策の要点や方向性を理解するうえで役立つ。
・URL:https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/point/index.html
🔵点検3巡目のICT活用策を提示
2024年度から始まる3巡目の定期点検に向けて、国土交通省がICTなどの活用を広げる方針を打ち出している。点検の省力化や効率化を図る技術や方向性について知っておく。自治体の課題にも触れている。
・URL:https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001372055.pdf
🔵インフラメンテナンス
下のURLは社会資本の老朽化対策をまとめたポータルサイトの「インフラメンテナンス情報」である。同サイトの新着情報もチェックし、維持管理における最新の政策と技術、メンテナンスサイクルの方向性を理解する。
・URL:https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/maintenance/index.html
🔵海外工事の受注が初の2兆円超え
2019年度の海外工事の受注額が初めて2兆円を超えた。国土交通省が目指している海外展開やインフラシステム輸出の現状を理解するうえで参考になる。
・URL:https://www.ocaji.or.jp/feature/overseascontract.html(海外建設協会)
🔵鉄道分野における低炭素化および省エネルギー対策
他の交通機関と比較してエネルギー効率に優れる鉄道の利用を促すため、モーダルシフトなどを推進している。環境への負荷の軽減に向けた鉄道分野の物流対策や技術開発の動向を押さえる。
・URL:https://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_fr1_000045.html
🔵LRTの導入支援
LRT(Light Rail Transit)は、低床式車両(LRV)の活用や軌道・電停の改良による乗降の容易性、定時性、速達性、快適性などの面で優れた特徴を有する軌道系交通システムとして、近年、道路交通を補完し、人と環境にやさしい公共交通として再評価されている。富山市の路面電車は発展を続けており、発展の背景などは参考にするとよい。
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