見出し画像

動く被写体も完璧にキャッチ!DJI Osmo Pocket 3のActiveTrack 6.0がすごい

「DJI Osmo Pocket 3」は、コンパクトなサイズにもかかわらず、多くの高性能な機能を備えており、その中でも特に注目すべきは「ActiveTrack 6.0」です。この最新バージョンの被写体追尾機能は、動く被写体を確実に捉え、滑らかでプロフェッショナルな映像を実現します。今回は、前モデルである「DJI Osmo Pocket」や「DJI Osmo Pocket 2」と比較しつつ、「DJI Osmo Pocket 3」のActiveTrack 6.0の優れた点と活用方法を詳しく解説していきます。

ActiveTrackとは?

ActiveTrackとは、DJIが開発した被写体追尾技術で、カメラが自動的に動く被写体を追尾し続ける機能です。この機能を使うと、カメラ操作に煩わされることなく、被写体をフレーム内に収め続けることができるため、特に動きの多いシーンやVlog、自撮りなどで非常に便利です。

初代「DJI Osmo Pocket」には、ActiveTrack 3.0が搭載されており、被写体をある程度正確に追尾することができましたが、複雑な動きや素早い動きの被写体には対応が難しい場面がありました。

「DJI Osmo Pocket 3」のActiveTrack 6.0の進化

「DJI Osmo Pocket 3」のActiveTrack 6.0は、被写体認識と追尾精度が大幅に向上しています。前モデルと比較して、追尾する際の応答速度が速くなり、複雑な動きにもスムーズに対応できるようになりました。特にスポーツやアウトドアのアクティブなシーンで、動きの速い被写体に対してもフレームアウトすることなく、確実に追尾します。

例えば、ランニング中の人物や、自転車で移動する被写体でも、ActiveTrack 6.0は瞬時に被写体を認識し、途切れることなく追尾を続けます。また、動きが急なシーンでもカメラが素早く被写体に反応するため、アクションカメラとしての役割も十分に果たします。

初代「DJI Osmo Pocket」との比較

初代「DJI Osmo Pocket」に搭載されていたActiveTrack 3.0は、簡単な動きの追尾には適していましたが、より複雑なシーンではカメラの追尾が遅れることがありました。例えば、被写体が急に方向を変えたり、背景に動くものが多い状況では、追尾が外れることもありました。また、低照度環境下では認識が不安定になる場合もあり、追尾が途切れることもありました。

一方、「DJI Osmo Pocket 3」のActiveTrack 6.0では、AIアルゴリズムが大幅に改良され、より複雑なシーンでも被写体を確実に追尾します。さらに、低照度環境でも正確に被写体を認識できるため、夜間や暗い場所での撮影でも安心して使用できます。この進化により、Vlogや日常の記録だけでなく、スポーツや動物など、動きのあるシーンでも精度の高い映像が撮影できるようになりました。

「DJI Osmo Pocket 2」との比較:さらに高精度な追尾機能

「DJI Osmo Pocket 2」にはActiveTrack 4.0が搭載されており、追尾精度は初代モデルよりも向上していました。しかし、依然として素早い動きや背景に障害物があるシーンでは、追尾が不安定になることがありました。特に、被写体がフレームアウトした際に、再度追尾を開始するまでに時間がかかることがあり、滑らかな映像が得られないことがありました。

「DJI Osmo Pocket 3」のActiveTrack 6.0では、このような問題が大幅に改善されています。被写体が一瞬フレームアウトしても、すぐに再度認識して追尾を再開するため、途切れのない映像が実現します。また、障害物が多いシーンでも、被写体の動きを正確に把握し、フレームアウトするリスクを最小限に抑えます。この精度の高さにより、よりクリエイティブな撮影が可能となり、プロフェッショナルな映像制作にも対応できるようになっています。

他のアクションカメラとの比較:GoProやInsta 360と比較して

GoPro HEROシリーズやInsta 360 Ace Proといった他のアクションカメラでも、被写体追尾機能は搭載されていますが、これらは基本的に電子的な追尾機能であり、カメラのハードウェアジンバルによる物理的な追尾には及ばないことがあります。例えば、GoPro HERO13 Blackでは、HyperSmoothによる手ぶれ補正機能は優れていますが、ActiveTrackのような高度な被写体追尾機能は搭載されていません。そのため、被写体が急に動いたり、フレーム外に出ると、追尾が途切れてしまうことがあります。

「DJI Osmo Pocket 3」のActiveTrack 6.0は、ジンバルと組み合わせることで、動く被写体をスムーズに追尾し続けることができます。この点において、他のアクションカメラと比べても大きなアドバンテージがあります。例えば、スポーツイベントやアウトドアのアクティビティなど、動きが激しいシーンでも、安定した映像が得られる点が「DJI Osmo Pocket 3」の強みです。

ActiveTrack 6.0の活用シーン

「DJI Osmo Pocket 3」のActiveTrack 6.0は、さまざまな撮影シーンで活用できます。特に以下のようなシチュエーションでは、その機能が最大限に発揮されます。

1. スポーツシーンでの自動追尾

ランニングや自転車、サッカーなど、速く動く被写体を撮影する際、ActiveTrack 6.0は自動的に被写体を追尾し続けます。これにより、カメラマンが動きに合わせてカメラを操作する必要がなく、手持ち撮影でも滑らかな映像を簡単に撮影できます。

2. 自撮りやVlog撮影

Vlogや自撮りの撮影でも、ActiveTrack 6.0は非常に便利です。カメラが自動的に被写体(自分自身)を追尾するため、フレーミングを気にせずに話すことや動くことに集中できます。特に屋外での撮影では、動きながらでもカメラが自動的に追尾してくれるため、自然な映像が撮影できます。

3. ペットや子供の撮影

動き回るペットや子供の撮影でも、ActiveTrack 6.0は役立ちます。突然の動きや予測できない動きにも素早く反応し、追尾し続けるため、大切な瞬間を逃さずに記録することができます。これにより、自然な表情や動きを捉えることが可能です。

ActiveTrack 6.0を最大限に活用するためのコツ

「DJI Osmo Pocket 3」でActiveTrack 6.0を活用する際のポイントとして、被写体を正確に追尾させるために、画面タッチで被写体を選択することが重要です。画面上で被写体をタップすると、カメラが自動的にその被写体にフォーカスし、追尾を開始します。また、追尾する被写体の動きに合わせて、ジンバルの設定をカスタマイズすることで、より滑らかな追尾が可能です。

関連記事


いいなと思ったら応援しよう!