『ウォーム・ボディーズ』を観た
まえにTwitterでおすすめされているのを見て気になっていた映画、『ウォーム・ボディーズ』を観ました。
一言で言ってしまえば、ゾンビの男の子が人間の女の子に恋をする話です。
その世界ではゾンビは空港に暮らし、人間は壁の中で暮らしています。有名作『進撃の巨人』みたいな感じです。また、ゾンビと人間のほかにガイコツという存在がいて、3つの勢力がぶつかっています。ゾンビとガイコツは生きた人間を襲い、肉を食べます。怖い。
主人公のゾンビの青年R(アール)は、人間を襲っているときに見つけた人間の女の子であるジュリーに恋をし、思わず空港に連れて帰ってしまいます。
これはおもしろいと思った設定の一つなのですが、ゾンビは人間の脳を食べると、その人間の記憶を追体験することができます。
Rが食べた人間が、ジュリーの恋人だったこともあり、Rの恋は加速していきます。そしてこのことが物語後半の展開に大きく影響します。
怯えられ、さんざん拒絶されながらも、必死でジュリーに優しくしようとするR。そんな彼の姿を見て、ジュリーはRがほかのゾンビとは違うことに気づき、次第に心を開いていきます。ですが、Rが彼女を襲わなくても、ほかのゾンビたちが彼女を食べようと狙ってきます。でも、「ゾンビみたいな動きをしていればバレない」って……設定が意外と雑だった。バレそうになっても、Rが彼女を守ります。かっこいい。
ふたりで車に乗るシーンなんて、とても可愛かった。
しかし、ジュリーは壁のなかに帰りたいと言い、Rは泣く泣くその言葉を受け入れます。ここからは自分の目で観て物語を楽しんでほしい。
ゾンビたちが失っていたのは、心臓だとか、生きることだとか、そういうものではなく、「人間としてのこころ」だったんだと思います。風景を見て美しいと思ったり、何かを食べて美味しいと思ったりすることが少なくなることが「ゾンビになる」ことなのだとしたら、現代人もふつうに危ないよなあと思ったりした。
まあ何より私が言いたいのはRがめちゃくちゃイケメンってことですね……マジで推せる。最初わからなくても最後まで観ればわかると思うんで、ぜひ最後まで観てください。Amazonプライムに入っていれば、無料で観ることができます。
『ウォーム・ボディーズ』
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