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早大OB図鑑 Vol.1 Property Access代表 風戸裕樹さん

今回は大好評、早大生インフルエンサー図鑑に続き、新たに始動した
「早大OB図鑑」創刊!

風戸さんは不動産業界でのサラリーマン経験を経て、起業、あの超大企業SONY共同の子会社として設立したソニー不動産(現SREホールディングス)に会社を売却し、共同創業、現在の会社Property Accessの代表取締役を務めている超すごい人!!

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フォロワー14000人越えのバチバチにインフルエンサー。笑
風戸さん、じーおくんのフォローありがとうございます😭

取材させていただいたのはProperty Accessさんの外苑前オフィス。

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(青山通り沿いのおしゃれオフィス!!!!)

緊張しましたがすごく勉強になるとっても深いお話が聞けました!
皆さんにも少しでもこの時間を共有したい。かなり長めのインタビューだけどぜひ読んでください!

本編スタート!

【目次】
・風戸さんの学生時代、サラリーマン時代から起業して独立するまで
・不動産を学ぶ意義について
・風戸さんの仕事論
・早稲田生に向けて
・インターンの募集について

じ:本日はよろしくお願いします!

風戸:よろしくお願いします。

じ:素敵なオフィスですね...

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風戸:ありがとうございます!

じ:早速ですが読者の方に向けて自己紹介をお願いします。

風戸:Property Accessの代表取締役、風戸裕樹です。この会社は2016年12月にシンガポールで設立して、会社としては主に東南アジアの不動産の売買を行っています。基本的には投資家さんのコンサルをしているね。お客さんはフィリピンの方が最も多い。ほかにも様々な国の方々と取引をしています。

じ:東南アジアとは具体的にどの国を対象にされているんですか?

風戸:取引自体をやっているのはフィリピンとマレーシア、あとタイもやるけど中心はフィリピンとマレーシア。拠点はシンガポールにもあってシンガポールではフィリピン、マレーシア以外の国の取引も扱ってます。

じ:就活生がイメージしやすい、いわゆるデべロッパーとはどのように違うんでしょうか?

風戸:デベロッパー*は開発、投資がメイン。日本・海外で物件そのものを作っているんです。

一方、自分の会社は物件を作っているわけではなくて。例えば野村不動産とか三菱地所のようなデベロッパーさんと提携して彼らの物件を日本人の投資家さんに紹介する。販売の代理をしている形ですね。
デべロッパーさんから見た私たちは、販売を代理している立ち位置になってるパートナー。投資家さんから見た私たちは不動産の資産をどうやって増やしていくのかっていうコンサルティングをしているのがうちの会社です。

*デベロッパー:不動産業のうちの企画・開発をメインで行う企業のこと。不動産業には企画/開発/販売/管理/賃貸/仲介など多様な業務がある。

~風戸さんの学生時代、サラリーマン時代から起業して独立するまで~


じ:風戸さんは早稲田大学商学部卒業ということですが、どのような学生生活を送られていましたか?

風戸:サークルは入っていなかったね。つまらない学生だった。(笑)
アルバイトはファミレス、居酒屋、家庭教師をやっていたよ。

じ:アルバイトでの経験が社会に出てから役立ったことはありますか?

風戸:アルバイトが社会に出て役立ったことは正直ほとんどない。(笑)

その時間があったら絶対にインターンやった方がいいよ!やること、やれることが全く違うから。僕の学生時代はまだインターンが一般的ではなくて、周りにやっている人はいなかった。でも今はインターンとして企業で長期的に働くことが一般的になっている。本当いい時代だと思う。

じ:今学生になるとしたらどういったインターンをやりたいと思われますか?

風戸:いろんな業界を見たいなと思うね。ベンチャー、IT、広告とかね。

じ:新卒で就職されるときは不動産は志望していなかったのですよね?
どういった経緯で不動産のお仕事をすることになったのでしょうか?

風戸:消去法だね。(笑)
僕は最初に入った不動産の仲介会社が精神的にも体力的にもすごくつらかったんだよね。

じ:辛いというのは具体的には、、、?

風戸:原付バイクに乗って寒い中、深夜までチラシを配るとか、、、。営業の仕事だったのでそれで結果がついてこないとさらに精神的に追い込まれちゃって。

じ:すごく大変そうですね、、、。転職されているそうですが、それが嫌で転職を希望されたということでしょうか?

風戸:嫌というか一生こんなことをやってはいられないと思って、、、。どうしようかと考えた時に、やはり独立をしようと思った。ただ、チラシをまいていただけの人間がいきなり独立することもできないから、さらに不動産の知識を得たり投資の目線も知るためにファンド*会社に入った。

*ファンド:複数の投資家から資金を集めて、運用する会社。(風戸さんは不動産に特化したファンド会社に転職された。)

じ:なるほど。では独立前提の転職だったということでしょうか?

風戸:そうだね。独立したいという将来のビジョンを考えて、最初の会社は二年ほどでやめたよ。

じ:前職での経験がファンドにおいて役立ったことはありますか?

風戸:ファンドから不動産をみると不動産の半分は金融商品*に見えてくる。不動産って昔の人だとローンを組んでずっと住むのが一般的だったんだけど、最近は売ることを念頭において買うようになってきているんだよね。不動産で得られる収益について考えたり競合のデータを調べたり、ただ住むためのものではなく商品として見るようになったのが自分としては新鮮だったかな。

*金融商品:預金、株式などの将来のリターンを求めて、そのために買うもの。

じ:そのファンド会社を辞めたのちに風戸さんが立ち上げた不動産売買の会社をSONYに売却されたのですか?

風戸:そう。それでSONY不動産を作った。

じ:SONYというと日本人なら誰でも知っている超大企業ですよね。そんなSONYから声がかかったのはなぜですか?

風戸:SONYって2012年あたりものすごく業績が悪かったんだよね。その中でSONYが新たな事業として、不動産事業に進出してきたんだ。その過程で面白い不動産会社があると見つけてくれたのがうちの会社だった。

じ:最初に提案を受けた時はどう思いましたか?

風戸:ちょうどこれから会社をどうしていくか考えていた時にSONYから声がかかった。内心、「SONYから声がかからないかな」と思っていたので、ある意味、思惑通りといった感じかな(笑)

じ:その後ソニー不動産の役員を務められていたそうですが、そんなすごい役職を捨てて、転職されることに関しては迷いは感じなかったのですか?

風戸:感じなかったね。この会社はSONYの人もいれば僕のように外部から来た人もいてみんなの考えがバラバラで。だから正直ニー不動産の役員は早く辞めたいという気持ちの方が強かったかな。

もちろん次のビジョンは考えていたけどね。海外にいこうと決めてた。ソニー不動産にいた人、特に元々SONYに所属していた人は思考がグローバルだったんだよね。「もしAmazonが日本の不動産に参入してきたら?Appleが参入してきたら?」という視点で仕事をしていた。自分含め、国内の不動産業者は日本の同業他社しかライバル視していなかった。

そこで自分の思考の狭さを実感して、次は海外に向けてチャレンジして行きたいという気持ちが強くなったんだよね。

じ:東南アジアにも進出されているということですが、風戸さん自身は英語は流暢なんですか?

風戸:いや、英語は全然しゃべれなかったし、今でもペラペラではなくて。学生時代英語は全く勉強していなくて、海外に行きたいとも考えていなかった。35歳でTOEIC受けたら500点でそこから勉強を始めたんだよね。(笑)
ソニー不動産を辞めて、まず行ったのは東京の語学学校だよ。(笑)

じ:では英語が話せなくて困ったことは35歳までなかったのですか?

風戸:そうだね。周りに話せる人はいっぱいいたから、自分は英語が必要ない部署にずっといた。でも上の立場に英語が話せない人は一人もいなかった。だからこそ自分は上にはいけないんだな、とはも思ったね
あとTOEICは日本でしか使えないから世界を見ているのであればIELTSを持っていた方がいいかな。

~不動産を学ぶ意義について~

じ:学生のうちから不動産を学ぶ価値はどういうところにありますか?

風戸:転職も住み替えも今や当たり前になっている。その中で、不動産の知識を持っているかいないかで、家を間違えて売り買いするリスクが格段に減る。そして間違った売買のロスは無視できないぐらい大きい。人生の大きなお金を使うシーンなのに、あまりにリテラシーが低いと本当に取り返しがつかなくなる。

それは日本の不動産教育が遅れているのも原因で、日本では不動産学部って聞いてもピンとこないと思う。でも、海外では一般的で、MIT(マサチューセッツ工科大学)やシンガポール国立大学といった一流大学に「不動産学部」が実際にあるんだよね。

プロパティアクセスはシンガポールにもオフィスがあって、そこではシンガポール国立大の不動産学部の日本人のインターン生を雇っていたんだけど、優秀すぎて教えることがなくてビックリした記憶がある。

じ:なるほど。投資というと株式などのほうが多くの人にとって身近だと思うのですが、金融商品としての不動産にはどんな良さがありますか。

風戸:すごくリスクのコントロールがしやすいところかな。株とか為替とかと比べたら、自分が行動することでリスクのコントロールができる。つまり、この不動産を買ったらこうなるというのは読めるし、ここに手を加えたらどう賃料が上がっていくかっていうのはわかる。そしてさらに不動産の価値が突然半分になるようなこともない。継続的に勉強、努力をしていくことで安定的な運用ができるね。株式の価格はコントロールもできないし、予測も不動産に比べてかなり曖昧。

不動産は知識と熱意があれば負けない。人任せで買っちゃうと負けちゃうけど。

じ:風戸さんの感覚で、人任せではなく、不動産を実際に戦略的に買っている人はどのくらいいますか。

風戸:1割、2割だと思う。
あとはなんとなく進められたりとか、それで買っちゃってると思うな。

じ:戦略的に家を捉える最初の一歩はどこからでしょうか?

風戸:そうだなあ、商品を比較することだと思う。競合がどれとか。その時に明らかにバリューとブランドがほぼ一緒なんだけれども、安い物件というのがでてくるからそこで買っていれば基本損はしない。ヒストリカルな比較よりも定点的比較をして、そこからマーケットの新築の価格の推移とかを見ていく。やっぱり需給と競合の価格で全てが決まってくるからそこで安いものを買っておいて、マーケットが上がれば利幅は大きいし、ステイでも差分は取れる。

じ:なるほど。これは自分の想像なんですが、不動産をローンで買う与信と気持ちを持ってSUUMOで比較検討していたとします。割安は割安だし、デザイン間取りもそこそこ気に入っている物件に巡り合いました。じゃあいざ買おうとなると、もう少し待てばいい物件が見つかるかも!と思ってなかなか購入に踏み切れないです。やはり直感もある程度大事なのでしょうか。

風戸:直感はやっぱりあるね。自分は安くなっている物件はとりあえずチェックしておいて、その中から選ぶのであれば理由がある物件を選ぶ。
例えばすごい汚い物件とかそういうものを買う。そっちのほうが交渉しやすい。「リフォームするからあと300万円引いてください。」とか言えちゃう。最初のうちはどうしても迷うから、その時は絶対変えられないポイントを見る。例えばビルが目の前にあって眺望が悪い。日当たりがめっちゃ悪いとか。外廊下が内廊下になることはない。そういう変えられないマイナス要素がある物件は買わない。

じ:すごく勉強になります。

風戸:就職したら2年目くらいに家を買ったほうがいいよ。

じ:なぜですか?

風戸:ある程度の年収があれば早く家を買ったほうが早く住宅ローンの返済が終わるし、価格が上がるマーケットであれば住みかえてもOKだし、次買うときの物件も年齢が比較的若い状態で次のローンが組める。

あとやっぱり結婚する前はお金がかからない。引っ越し費用とか子供が生まれるとか大きなお金を払わずに済む。自分が20代のときは有り金全部使っちゃってたからね。全然貯金してなくて、起業したときも100万円しかなかった。(笑)

じ:貯金否定派なんですか?

風戸:否定派というより使っちゃてた。学生時代の奨学金も全部使っちゃってて。

じ:具体的に何に使われていたんですか

風戸:車の駐車場代。(笑)
車ほしくなっちゃって。免許取ってすぐ買って。家に車がなかったから、駐車場も借りて、4万円くらいして(笑)
毎月、奨学金5万円もらっていたんだけど(笑)

じ:趣味に費やされていたんですね(笑)

風戸さんの仕事論​

じ:風戸さんの大学生のときの経験で今に役立っていることはありますか。

風戸:なんだろうな。大学の授業は結構役に立っていると思う。バイトは役に立たなかったけど。笑 授業は本当に面白かったよ。

自分が今大学で学ぶならやはり哲学だろうね。すごくビジネスに役に立つし、なんでそのビジネスを企業としてやるのか、とか。哲学がちゃんと分かっているとその在り様がわかる。

例えば車だったら、車は動くものでどこかに早くいきたい。自分が自由に動かせて、夜でも24時間どこでもいける機能面に注目しがちだけど、哲学的に車ってなんのためにあるのかって考えると家族との思い出つくりにかかせないものとかそういう発想ができる。

ビジネスとしても面白いし、ためになることが哲学からは得られると思っている。

自分は商学部で経済は取らずに経営コースだったんだけど、面白かったのは「マーケティング論」、「生命保険論」とか「人的組織論」とかは面白かったなあ。会計とかはぶっちゃけ全然役に立ってない(笑)

じ:風戸さんは学生時代から経営したい気持ちは強かったんですか?

風戸:ほとんどそれがなくて。サークルに入らなかったのも、そもそも人付き合いが好きじゃな買ったし、だからサラリーマンも一生できないと思ってた。だから単独行動が多かったし、将来的に自分一人でできる仕事に付きたいと思っていて、だから資格を取るとか考えたんだけど、勉強もあんまりしてなくて。だから起業したらいいのかな、と漠然と考えたりはしたかな。
会社を大きくしたい気持ちよりはセルフエンプロイーで自分一人で完結できたらいいなってところから始まってるんだよね。

じ:当時は今みたいに起業って考え方があまりメジャーではなかったですよね。

風戸:全然いなかったね。みんな就職して、でも商学部だから会計士、税理士は目指す人はいた。けど会計士って監査法人に入って結局サラリーマンになるから、あんまり。親の後次いで社長やってますとかいたけど、自分で始める人はいなかったかな

じ:起業して良かったこと、辛かったことはなんですか

風戸:良かったことは自分で全部できる。自分がこうしたいと思ったら融通が効く。君がもしお金を稼ぎたいなら、絶対に起業したほうがいい。全然違う。もう全然違う。起業して上に行く可能性と下に行く可能性を考えたら、リスクを取らないで高みを目指さない理由はなかった。

起業家にもソフトバンクの孫さんみたいに大きい会社にしたいって人もいれば、ちょこっと頑張ってイグジット*したいと思っている人もいるし、いろんな人がいるよね。

そして辛いこともたくさんあるね。笑
思い通りに行かないことばかりだし、お金がなくなるとか。投資家が多ければ投資家に責められることもあるし、自分は何があっても逃げられないからね。

*イグジット:会社を売却すること。

斜め 風戸さん

(真剣な眼差しで語って下さる風戸さん)

じ:風戸さんの経営者像、大切にしていることはなんですか?

風戸:自分は孫さん三木谷さんのような大きな会社を作りたいわけじゃないんだよね。自分は一人っ子で基本的にやりたいことをやりたいっていうのが前提だったから、自分の思い描いている不動産取引の未来を実現しようと頑張った結果、人が増えたり、いろんな会社を巻き込めたらそれが一番幸せなので、そこがブレない純粋な心を持った経営者であり続けたいっていうのが理想かな。

じ:学生に不動産業界の魅力を伝えていただきたいです。

風戸:ちょっと時代の差はあるかもしれないけど、不動産屋ってすごい昔から嫌な仕事だと思っている人が多くて。実際に、スーツ着て、ネクタイして、タバコ吸ったりする人が多いようなすごく古くて堅苦しい業界だった。
でもそれもだんだん変わってきて、カジュアルな不動産会社も増えて、汗をかいてなにかしなきゃいけないっていう不動産業者は減ってきています。
そういう先入観があるのであれば取り外して良いと思える業界になりました。

そして不動産自体もリノベーションでいくらでも内装を変えられるようになっていて。ただの不動産という箱からインテリアみたいに楽しむものになってきた。結構、周辺の領域も拡大してきていて、女性の進出も増えているし、結構おしゃれな業界になってきている。

あとは海外との溝がすごく深いから、15年後20年後もっと外資が入ってきて、海外で働く人も絶対に増えていく状況で国内の不動産屋は国内の不動産しか扱えません、という状況はまずい。ここに自分はアプローチしていきたいな。

じ:就活のときに将来のことをはっきり持てていない人がやはり多いと思っていて、就活のときにこういう考えを持っておくべき、というのはありますか。

風戸:人の考えは常に変わってくるから、今のひとつの考えが全てとは思わなくていい。けど過去に強烈な体験があればそれに紐づいているほうがいいと思う。子供の頃こんな体験があったからこういう業界に入ってこういうことがしたいとか。

それがなければ、あとから変わっていく前提で就職活動していけばいいと思う。自分の場合は家業が不動産屋ではないし、全然不動産に興味がなかったけど、独立をしていきたいという理由があった。
その理由は父親が45歳で病気で仕事を辞めていて、今も生きているけど引退して30年仕事をしていない。誰しもそうなる可能性があるのであれば、自分は自分の好きなことをやって自分で稼ぐていうチャレンジをしたほうがいいと思った。

親は公務員になれと言っていたんだけど、公務員ってずっと勤め上げて、病気になったら働けないって、そうじゃないって思った。
やりたいことをとにかく若いうちにやり切る

大学出て不動産会社に就職はしたけど、チラシ撒きは強烈な体験だったね。笑 こんな寒い中、チラシ巻いてなんか意味あんのか。しかも売り主さんのためになっていない価格で売るとか。そういう事をやらない不動産業界を作るっていう思いで起業したんだけど、それもチラシ撒き経験があったから。

じ:逆に1社目が納得いく企業だったら全く違う人生でしたか?

風戸:三菱地所に入ってたら今もいると思うよ(笑)
何か気づきがあってもしかしたら辞めるかもしれないし、転職するかもしれないけど。

これおかしいんじゃないかな?とかクリティカルなマインドをもって臨めば大企業に入ったとしても次の転職先を考えたり、起業したいと思うかもしれない。けどそれは数年で薄れて「こういうもんなんだな」って当たり前になっていっちゃうとも思う。

やっぱり社会人と学生では世界が全く違うから、最初の1年目2年目で強烈な拒絶反応が出るよ。そこでの「これって変だよな」っていう気持ちを忘れないことが大事だと思う。

じ:風戸さんが今の就活生にアドバイスするとしたらどんな言葉をかけますか?どういった観点で会社を選べばいいと思いますか?

風戸:これは正直分からないと思う。自分も最初は不動産好きで入ったわけではないけど今は不動産が好きなんだよね。一言いうんならどうせ転職するんだから最初っから大きい会社にこだわる必要はないよってことかな。

じ:じーおは一回入った会社にずっといるっていうのが基本なのかなって思っていたんですけど、今はそんなことはないってことですか?

風戸:転職はかなり当たり前になってると思う。自分自身何回転職したかわからない。一回ファンド会社に転職、その後別のファンド会社へ、それから起業を3回したので今で6社目になります。

じ:それって元あった暮らしを捨てることになると思うのですが、そこにリスクや迷いは全く感じなかったのでしょうか?

風戸:新卒で入った会社は小さかったしさっきも言ったように凄く辛かったからすぐに捨てられたね。ただ大きい会社だと躊躇してしまう人は多いかも。

〜早稲田の後輩へ​〜

じ:もしなにかおすすめの本や学生のうちに読んでおくべきものがあれば教えていただきたいです。

風戸:本ね。自己啓発系だと「7つの習慣」がやっぱりいいね。
あとは営業系だと「影響力の武器」ていうのがあるんだけど、あれはもっと早く読んでおけばよかったと思った。青い本で超分厚いんだけど、あれはいいね。

あとは「WHYから始めよ」という本もすごくいいよ。
自分が何をやりたいのかを決めるべき時に読むといいね。

じ:読んでみます!ありがとうございます!


じ:最後に早稲田生に一言お願いしてもいいですか?

風戸:早稲田生は良くも悪くも自分の好き放題なことやってるので、自分の個性を大事にしてくださいということ。そして卒業生とか、とにかく人が多いからいろんな業界に行ったとしても稲門会があっていろんな人が上から下までいるからすごく楽しいよ。笑
せっかく早稲田で繋がっているので大事にして、これから先輩に良くしてもらうことが多いと思うけど、それを後輩に渡していってほしい。


~インターンの募集について~

じ:風戸さんは今インターン生を募集されているとお伺いしたのですが、どういった学生を求めていらっしゃるのでしょうか?

風戸:いろいろなことに興味がある人がいいのかなと思う。広く興味をもっていて新しいことをできるようになりたいという意思があればどんな子でもいい!昔のようにインターン生に死ぬほど働かせるということはないので安心して(笑)

じ:プロパティアクセスでインターンしたらなにが学べますか?

風戸:使ってる言語の半分が英語という半外資系の会社なので外資の雰囲気はつかめるかなと思う。あとはどんな不動産がどういう風に売れていくのかっていう仕組みは知れるかな。

もしインターンとして入るのであれば、うちの会社はただの家の売り買いではないから、営業トークをするのではなく、不動産が金融商品としてどういう収支になっているか、いくらコストがかかって、税金がいくらで他国の税制がどうなっているかが学べる。あとは海外送金の仕組みとか。

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(こんな素敵オフィスでインターンしたみたい)


じ:社内の言語が日本語英語半々くらいですが、英語が話せない子がインターンで来ても大丈夫ですか?

風戸:英語って話せないけど、読めて書けるでしょ。文法は間違うかもしれないけど。ある程度の読み書きができれば、チャットで何を言われているかわかるし大丈夫。インターン生が自分で英語を話さなければいけない場面はほとんどないと思う。最初はわからないところとかもたくさんあると思うけど、そこをキャッチアップするくらいの気持ちでやるとすごい成長すると思う。

じ:なるほど!半外資系インターンで圧倒的成長ですね。

風戸:そうなります。笑

じ:本日はお忙しい中ありがとうございました!

風戸:ありがとうございました!

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一部上場企業の礎を創った人と話せるなんて刺激的すぎました...
風戸さんの仕事論やキャリア論、不動産という業界の魅力が知れて本当に良かったです。

風戸さんに直接話を聞いてみたい人は
https://lin.ee/nKWXI2G
このプロパティアクセスの公式LINEにメッセージくれたら対応していただけるって!

プロパティアクセスのインターンに興味のある人は、
上記のLINEか、じーおのTwitterのDM、風戸さんのDMまで!

そして記事中でも言及したけど、風戸さんは5月15日の土曜日に無料の不動産セミナーを開催するそう!

じーおも参加するよ〜〜〜!
最後まで読んでくれてありがとう!またね!



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