限界ADHDサバイバル 2
前回申し上げたように僕はADHDです。今回は日頃、生活や仕事で気をつけていることなどサバイバル術をシェアします。
ちなみに、ADHDでも症状には個人差があって人によって違うみたいですが、僕は不注意も多動も両方あって、程度はまじでやばい人よりはマシだけどまあまあやばいぐらいだと自分では思っています。具体的にはマルチタスクで作業ができない、物の管理ができない、やらないといけないことを先送りする、興味がないことに対して集中力・注意力が保てないとかでしょうか。あとは僕はめちゃくちゃ喋るんですけど、これも元々の性格に加えてADHDの症状でもあると思ってます。
結論から言うと、本を読んだりネットで調べたりしながら色々試したけど、できないことはできない、改善の努力をするだけ無駄無駄、自分で自分を受け入れてなんとか生きましょうという結論に至りましたが、それでは身も蓋もないので気をつけていることを書きます。
物忘れとかケアレスミスなんかはもう避けられないので、それが致命的にならない職場や職業を選んでかつ苦手ではない仕事をした方がいいです。古風でドメドメな職場は明文化されていないローカルルールがあったりするので、行間が読めない人には致命的かと思います。
あと、苦手な作業でのミスは避けられないので、得意な仕事や作業を積極的にやって信頼関係を築いておくとやらかしても許してもらえる確率が上がります。(自分は英語がある程度できたので、ちょっとした翻訳とか通訳をしてあげるとかしてました。)
仕事に関してはタスクの管理も当然苦手なので、いろいろな方法やツールを試しましたが、結局すぐアクセスできて一か所に情報を集約するという意味でA4の大きめのノートに全て書いてそこを見たらどこかに書いてあるという方法に落ち着きました。デジタルツールは立ち上げる一工程が面倒で更新できませんでした。そして、もう手帳とか持たない!スケジュールは仕事はOutlookでプライベートはGoogleカレンダーだけ!それでもスケジュール管理しきれませんが。
一番重要だと感じたのは、今いる環境に適応できなくて精神的にやばいと思ったら「精神疾患は甘え、発達障害は甘え」論者とは即絶交して即精神科に行く!ということですかね。抗うつ剤とか睡眠導入剤とか飲んで体調よくならそれで全然いいし、ADHDの薬も一度試してみて困り事が改善されたらラッキーだし。どうせ年齢が上がってくると高血圧だのみんな何かしらの薬を飲んでるわけで。薬を飲むことにあんまり抵抗を持たない方が精神衛生上良いです。(ちなみに専門外来じゃなくても普通の精神科で診てもらえました。)
僕はストラテラとコンサータを飲みましたが、ストラテラは吐き気があるのとEDになるのでやめました。コンサータは集中力がとりあえず上がるけど先送り癖にはあんまり効きませんでした。あと、食欲は落ちる。でもコンサータ飲んでTOEIC受けたらスコアが200ぐらい上がったから良い効果はあったと思います(リーディングの内容が退屈すぎて眠くなっちゃって以前は最後まで解けなかった。)今は休職から復帰して間もないので、またしばらくしたらコンサータは飲もうかと思っています。
こんな感じで一通りできる範囲で試してみて、それでもダメなら仕事は休めばいいし辞めてもいいし。自分自身転職したりうつになったり休職したり色々あるけど、多少は成長しつつ、結果的になんとかなってきました。今は開き直ってできないことはできないと言って他の誰かに助けてもらったり(男性を部屋に招くときに友達を呼んで部屋を片付けてもらった)、失敗して落ち込んだときは自分のいいところを数えて(まつ毛が長い、指の形が綺麗など)なんとかサバイバルしています。