レッド・ツェッペリン歌詞と英語(1)Immigrant Song
数十年前、小学校高学年のころ、ビートルズを全曲聴き終わったので(途中、ビートルズと並行して、ザ・フーを、なぜか別格に感じて聴いていました)、中学生時代にかけて、Rockを本格的に聴き始めました。1975年、アイアン・メイデン、エア・サプライ、セックス・ピストルズ、レインボー、1976年、ザ・クラッシュ、TOTO、フォリナー、ボストン、ラット、1977年、デフ・レパード、ポリス、1978年、デュラン・デュラン、ホワイト・スネイクなどが結成されました。しかし、ラジオから流れてくる初めて聴く曲に強烈な印象を受けたバンドがいくつもありました。そのほとんどが1968年に結成されています。イエス、キング・クリムゾン、ディープ・パープル、ブラック・サバス、フリー、そしてレッド・ツェッペリンです。
当時、レッド・ツェッペリン、ロバート・プラントの歌詞を重要視していませんでした。というより、何を言っているのか意味不明?難解?な歌詞が多というイメージのままでした。ギターキッズが弾きたくなるジミー・ペイジのリフが先にあって、歌詞が置き去りになっていたのです。
今回は、初心に戻り、改めて一体、何を物語っていたのか解明したいと思います。
エピソード
1970年6月22日、アイスランド・ツアーの頃には基礎段階は出来上がっていたらしいです。「アイスランドのイメージとヴァイキング、大きな船のイメージが頭に浮かんで」とロバート・プラントは言っています。初演は、1970年のバス・フェスティバルでのオープニング曲で、1972年のUSツアーまで、毎回オープニング曲。1972年、73年のジャパン、UK、ヨーロッパツアーではアンコール曲でした。
Lyrics
Ahh-ah, Ahh-ah
(邦題「恋のABC」の間奏のサックスから引用したらしく聴くとそのまま)
We come from the land of the ice and snow
俺たちは、氷と雪の大地からやってきた
(北欧から来たヴァイキング)
from the midnight sun
where the hot springs blow
白夜の大地から そこは熱い泉が湧き出るところ
The hammer of the gods will drive
our ships to new lands
神々のハンマーが、俺たちの船を新大陸へと走らせる
To fight the horde singing and crying
歌い叫ぶ大民族と戦うために
Valhalla, I am coming
ヴァルハラ神よ、俺は向かっているところだ
(ヴァルハラは、北欧神話の主神、オーディンの住む神殿のこと?)
On we sweep with threshing oar
俺たちは進む オールで海を打ち
Our only goal will be the western shore
ただ目指すは、西の海岸
Ahh-ah, Ahh-ah
We come from the land of the ice and snow
from the midnight sun
where the hot springs blow
How soft your fields, so green
なんとも心地よいお前たちの土地
生い茂った緑は
can whisper tales of gore
血塗られた話を囁いてる
Of how we calmed the tides of war
俺たちが、いかに戦いの潮を宥めてきたか
We are your overlords
俺たちがお前たちの大君主なのだ
On we sweep with threshing oar
Our only goal will be the western shore
So now you'd better stop
and rebuild all your ruins
だから、いまお前たちは戦いを止め
廃墟をすべて立て直すのがよい
For peace and trust can win the day
despite of all your losin'
平和と信頼を勝ち取るために
すべてを失ったとしても