修斗旅 新潟編 プロ修斗新潟大会 越後風神祭り11
9月3日のプロ修斗新潟大会 越後風神祭り11を観戦してきました。
今回は、大会当日に新潟入りしての1泊旅行。修斗旅としてはお手軽な方ですが、予想に反して、けっこうな経験を積ませていただきました。
プロ修斗新潟大会 越後風神祭り11
大会の話にたどり着くまでに冗長になりそうなので、先に、大会の感想を書いておきます。
率直に、好試合が連続し、勝負論とストーリーのある素晴らしい大会でした。
新潟大会「越後風神祭り」は、現在では、東京以外で数少ない東日本の修斗の大会で、日本海側唯一の貴重な大会でもあります。
そして、11回目を数えた今大会は、新潟の修斗、格闘技界を引っ張ってきたYOKOSAI選手が第1試合で引退を迎えました。また、今大会のメインは、YOKOSAI選手の弟子である岡田達磨選手がメインを務めました。
つまり、越後風神祭りの発起人である風田さんがいて、その弟子であるYOKOSAI選手に始まり、孫弟子である岡田選手で締められたこの大会は、まさに、風田さんの強い思いが形をなした大会と言って良いのではないでしょうか。
決して修斗が、総合格闘技が盛んな地ではなかった新潟で、風田さんが、長年をかけて蒔いてきた種が芽を出し、育ち、花を咲かせ、実をなし、さらに受け継がれて次世代の新しい花が咲くという、確固たるサイクルができあがったことが明らかに見て取れる大会です。
風田さんの思いや修斗遺伝子は、この地、新潟で脈々と受け継がれていくのだな、と強く感じました。本当に素晴らしいことですし、ファンとして感謝しております。
また、試合自体は別の機会に触れることができればと思っていますが、これからも楽しみにしております。
宿はなし
さて、当初、今回の9月大会は、ツイキャス、日帰りなども検討していて、宿泊しての観戦をのんびり決めたため、旅行の準備は出遅れていました。
準備が出遅れた結果どうなったかというと、前日、9月2日(土)のホテルがなくなりました。
このポストの2週間くらい前に、予約サイトを確認したのですが、「あれ?システムエラーかな?」というくらい、ホテルが出てこなかったんですよね。
出てきても、3万円超のプランとか、新潟から離れた地域の高級旅館ばかりで、駅前にたくさんあるビジネスホテルの普通の宿泊プランが全く出てこない。これは何かおかしい…と感じました。
その時、ふと思いついたのが、「ジャニーズ」という単語。
検索すると…やっぱりあった!
9月の2日、3日に、なにわ男子が朱鷺メッセでライブ。しかも、二日間とも昼夜興行。これはヤバい。万単位で新潟に人が来るでしょう。
ネットではしばしば話題になりますが、「ジャニーズと学会はホテル予約の敵」と言われていて、開催が発表されると、その地域のホテル、航空券などが、リーズナブルな方からあっという間に予約されてなくなってしまいます。その事情を何も知らない一般人は、ただただ驚くのです。
ちなみに、ジャニーズと学会が激突したこともあり、その時は、学会が日程を変更しました。ジャニーズ強し。
そんなわけで、今回は前乗りは諦め、当日入りの日程を選択せざるを得ませんでした。
選手や関係者の皆さんも、その点は苦労されたようで、大会前からお疲れ様でした…。
新潟へ
修斗旅当日の朝、新幹線ときで新潟へ向かったのですが、最初のツイートがこれです。
何故、暗殺未遂現場から、旅のツイートをはじめてしまったのか。
思えば、これが今回の修斗旅の困難を暗示していたのかも知れません…。
東京駅構内は、特に上越新幹線改札近辺の雰囲気がすでに違う。大きなスーツケースを引いた女性、それも、二人組が圧倒的に多い。そういうものなんですかね。
新幹線に乗ると、7割程度は女性客の印象。女性に囲まれる四面楚歌状態で席に座ると、前後左右からサラウンド状態で会話が始まり、静かに寝られそうにありません。
これは、ノイズキャンセリング機能の出番だ!まさに「こんなこともあろうかと、用意しておいたんだ。」という真田志郎的天才!
しかし!何故か、イヤホンがねぇ…。意味がわからないけど、中身のないケースだけ持ってきていました。失意のまま、空っぽのケースを、そっとしまいます。
まぁ、結局、眠気に負けて寝落ちするわけですが、一人でいることが多い修斗旅、音楽が聞けないのは寂しいものです。
新潟着
新潟駅は予想通り、女性客であふれかえる状況に。
コインロッカーは全て埋まり、JRが臨時の荷物預かり所を設置していましたが、そこにも長い行列ができていました。本当にすげぇな、これは。
食事をする予定も、駅近くの飲食店は、へぎそば、たれカツ丼などのお店はもちろん、特に新潟らしさのないロイヤルホスト、スタバ、ドトールなども満席で、いつ入れるか見当がつきません。
須坂屋そば駅前店
そこで、ちょっとだけ駅から歩く須坂屋そばへ行ってみました。
ラッキー。ここは、ちょっとだけ駅から歩き、お店も大きいし、運良く数人待ちで入れたので、へぎそば、天ぷら盛り合わせ、ビアーなどをいただきます。うまい!うまい!
非常に美味しかったです。お店の方々の接客も良く、気持ちよくお店をあとにしました。
しかし、ここから、開場までの2時間弱が大変です。
まず、暑い。とにかく暑い。
今年の新潟は異常なくらい高温の日が続いているようですが、この日も例外ではなく、日差しが痛いし、立ってるだけでぐったりする暑さ。
しかし、さっきも書いたように、お茶でもしようと入れるお店がない。マジで参りましたね。駅に行っても、椅子という椅子、全て座られていて、立つか歩くかしかない。
結局、ヨドバシカメラをぶらぶらしたり、お土産屋さんを下見したのですが、こんなに時間を潰すのが大変だったことは、あまり経験ないですね。
プロ修斗新潟大会の会場へ
這々の体で時間を潰し、何とか、プロ修斗新潟大会の会場となる、おおかまへ。新潟駅からも歩こうと思えば歩いて行ける距離ですが、あまりの暑さで、タクシーを使わざるを得ませんでした。
なお、タクシーは待機ゼロで、乗り場でもファンの方々が並んでいたのですが、幸い、ライブ会場までのピストン輸送状態で、距離がそれほど遠くないので、回転は良かったみたいです。そこは助かりました。
会場前には、既にお客さんがたくさん集まっていました。こういう光景は、見ていて嬉しいですね。
立派な体育館のように見えるけど、空調がないので、新潟の豊かな自然を感じられてしまう会場です!
暑いだけでなく、KO、一本勝ちが続出する大会は本当に熱い試合が続く素晴らしい大会でした。
試合のことは別途振り返りたいですが、本当に良い大会でした。
大会終了後
大会終わって、とりあえずホテルへ向かい、恒例のチェックドイン。
やっと、涼しいところで横になれた…。オフトゥン最高。
何の不満もないホテルでした。アーリーチェックインできたらもっと最高でした。
とんかつ政ちゃん
夕食は、近所の「とんかつ政ちゃん」へ。
何となく、ガッツリと洋食を食べたかったのですが、ここは、ハンバーグ、海老フライなど洋食メニューも充実しています。
でも、地元の名物も食べたい!ということで、合わせ技の、ハンバーグ&たれカツを頼みました。うまい!うまい!
ハンバーグは粗挽き感の強い、肉肉しい感じです。たれカツの美味しさは言うに及ばず。
そのあと、夜の新潟駅へ。
まだまだ、ライブ帰りのファンの女子たちが多いですね。夜の街も賑わっていました。
バスターミナル
JR新潟駅は、絶賛再開発中なのですが、万代口には懐かしいスイッチバック式のバスターミナルがあります。
ノスタルジーを感じる鉄骨、蛍光灯のプラットフォーム。レトロで素晴らしい雰囲気ですが、こちらもいずれ消えて、現代風のロータリー型に変わるのでしょう。
まだまだ暑い夜。体力的にきつかったので、初日はこの辺で切り上げて、帰投、就寝。
最終日
バスセンターのカレー
朝食代わりに選んだのは、「バスセンターのカレー」。
前回の3月大会の時、メディアシップで夕陽が沈むのを眺めていたら、営業時間に間に合わなかったので、今回は、そのリベンジです。
正式名称は、万代そばという、バスセンター内の立ち食い蕎麦屋さんのカレーで、お客さんの多くが注文しています。
見た目は、黄色みが強い昔ながらの家庭料理風のカレー。真っ赤な福神漬けが添えられています。玉ねぎが入っていて甘みもあるものの、見た目よりずっとパンチの効いた辛さで、実は辛いものが苦手な私は、けっこうハードルが高い一皿となりました。
滝のような汗をかきつつ、完食。ただし、ミニサイズでした。もっとも、ミニと言っても、生協食堂の普通サイズくらいあります。けっこうお腹いっぱいになるので、朝はこれで十分でした。
メディアシップ
食べ終わったら、今回、唯一の観光という感じで、メディアシップへ。
20回の展望フロアから、新潟市の全景を見渡せます。
佐渡 廻転寿司 弁慶 万代シテイ店
バスセンターのカレーも食べられたし、今回は、これで修斗旅はおしまいにしようかな…と思ったのですが、帰りに、回転寿司弁慶を覗くと、まだそんなに混んでいない様子。
せっかくだから食べて帰るか!と、ほぼ満腹のまま入店。3人待ちでしたが、すぐに食事にありつけました。
佐渡産ののどぐろ、あじ、天然ぶり、新潟産のホウボウなど地場のものを中心にいただきました。
ちなみに11時を境に、どっとお客さんが押し寄せてきました。
スーツケースを引いた女性客も多く、今日も、ジャニーズファンで新潟の街は賑わうのでしょう。街は活気づいて良いですね。
おわりに
以上、今回は、回転寿司を食べ終わったところで、修斗旅の締めとして、仕事もあり、12時台のときに乗って早めの帰京となりました。
帰りの新幹線も、女性客が多かったですが、行きの便ほどの混雑もなく、スムーズに帰ることができました。
なんだか、今回は、行く前からホテル探しでざわつく修斗旅となり、行く途中もばたつき、行ったらいったで、人の波に揉まれ、焼けつくような暑さも相俟って、予想以上に疲れました。
ただ、それを上回って、良い印象なのは、新潟大会というメインの目的だった興行が素晴らしかったからでしょう。風田さんに始まる新潟修斗の物語、これからどんな展開を見せてくれるのか、本当に楽しみです。
良い余韻に包まれつつ、無事帰宅。いつも通り、家に帰るまでが修斗でした。
試合結果情報等
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