プロ修斗大阪大会 BORDER情報（2024年9月29日開催）

Gigio

2024年7月18日 20:26

開催概要

［大会名］BORDER2024「The1st」
［日　時］2024年9月29日（日）
　12：30開場／13：00開始
［会　場］大阪市平野区／コミュニティプラザ平野
［主　催］T.K.プロモーション
［認　定］SC

会場

コミュニティプラザ平野

対戦カード＆見どころ簡易版

親子プロシューター同時参戦が実現

今大会の大きなトピックスとしては、ムテカツ選手＆中島陸選手の親子プロシューターが同時参戦という話題がある。

父のムテカツ選手は、ベテランの域に入ってきたが、オーソドックスからタックルに入り、寝かせれば丁寧なグラウンド展開を見せる、組みの強い選手。重厚感があるファイトで、その実力に比して星勘定が釣り合っていないものの、亮我選手、宇藤選手と勢いのある後輩に負けていられないだろう。

ムテカツ選手の対戦相手、老翁選手は、昨年、54歳でプロデビューという、驚異の遅咲き選手。昨年の新人王トーナメントでは、ムテカツ選手の同門の宇藤選手に敗戦を喫している。初勝利を狙いたい。

息子の中島陸選手は、キッズ修斗などを経て、アマ修斗へ。昨年、全日本アマチュア修斗選手権にも出場。プロ昇格の認証を受け、春の香川大会でプロデビューし、一気に攻め込み、打撃で優位を作る見事な勝利を挙げた。

岩佐和哉選手は、BLOWSの選手らしく、良く鍛えられている印象。堅いガード、ミドルを多用し、強気でガンガン行くスタンドと、しっかりとしたテイクダウンディフェンス、そして好機には一気に組みに行く。BORDERでしか見たことがないが、その時はサウスポー。かなりの実力者と思う。

今回、お二人が同じ大会に出るというのは、陸選手が頑張ってプロ昇格を果たし、それまで、ムテカツ選手が体を張って第一線でプロの姿を示し続けてきたからこそ実現したと思う。二人そろって、気持ちよく勝利を飾り、陸選手から始まってムテカツ選手で終わる大会にしたいところ。

後藤陽駆vs稲葉祥真

キャリア差のある対戦。後藤陽駆選手は、ライト級の試合が続いていたが、今回はフェザー級での参戦。オーソドックスで、自分からパンチ＆ローでガンガン攻める印象だが、相手に合わせてダブルレッグで組みに行く展開も。
稲葉祥真選手は、柔道では県代表で国体に出場、修斗では香川大会でトライアウトに挑み、その結果を受けてプロ昇格。今回、プロ修斗デビュー戦となる。スタンドではサウスポーから積極的にミドルを蹴る印象。もちろん組んでも強く、バランスが良い。

新人王トーナメント　柴山海音vs小生隆弘、山本壮馬vs岩橋拓哉

柴山海音選手は、強いパンチにタックルを織り交ぜテイクダウン、そこから何でもできて、速くて、強い、今時の選手らしい穴のなさ。福岡大会では、南選手を相手に、テイクダウンすると一気にバックチョークまで移行して一本勝ち。パンクラスで戦う柴山鷹成選手は従兄弟とのこと。

小生隆弘選手は、年齢はベテランの域だがプロ修斗2戦目。NHKで特集されるほど数奇な道のりを辿ったが、17年越しのプロデビューを経て、今、旬を迎えようとしている。確固たるレスリング、シュアなボクシング、加えて試合展開の巧さは、指導者やレフェリーとしての経験も生きているのではないかと思う。

山本壮馬選手は、7月の大阪大会でプロ修斗デビュー。柔術に優れ、常に優位なポジションを奪い、フィニッシュに持って行ける自分の型を持っている強みを感じさせるファイト。デビュー戦は判定こそ割れたが、勝利。強いなと感じさせた。

岩橋拓哉選手は、アマを含めて完全な初見で全く分からないけど、コブラ会から出たプロで弱いわけがない。マッチョザバタフライ選手もかなり自信ありそうなコメントをしていたので期待。

新人・デビュー戦の多い大会　BORDERへの期待

今大会は知っている選手が少ないので、簡単なコメントだけ。

小宮山瞬選手は広島大会でプロ修斗デビュー戦を観戦。かなり強気で攻めに行く印象。殺傷力の高い宮口選手相手に自分から積極的に仕掛け、大胆にもジャーマンで投げつけるなど、かなり大きなインパクトを残した。この試合も楽しみ。
亀井選手は未見。

木下皓介選手は、一戦のみ観戦。ケージ際で脇を差して主導権を争う攻防が多い試合だったが、組みの技術が高く、そして粘り強く、何事も徹底できる強さを持っている印象。完全に寝かせられれば柔術が生きるはず。
相手の継谷碧選手は見たことがないのですが、もともと柔道ベースでグラウンドが強い選手と聞くので、しんどい試合になるのでしょう。

大西選手vs片岡選手は、両方未見の選手同士。ここ数年の修斗で、ここまで初見の選手が集まる大会は経験がなくて、当然、そんな未知の選手については紹介もほとんど書けることがなくて申し訳ないんだけど、試合後に、思わず語りたくなるような新鮮なインパクトのある試合を期待しています。

そして、コロナ禍でBORDERの開催が途絶えている間、関西圏の若い選手にとって、せっかくプロ昇格を認定されたのに、デビューの場が極端に減ってしまうということがよくわかったので、何とか継続して大会を開いて欲しいです。頑張って下さい！！

（2024/08/30現在。試合順確定。）

メインイベント -68kgキロ契約5分2R
ムテカツ（総合格闘技道場ゴンズジム）
老翁（NEX）

第7試合フェザー級5分2R
大西佑磨（総合格闘技道場ゴンズジム）
片岡雄大（修斗ジム大阪）

第６試合バンタム級5分2R
亀井修真（直心会生野道場TK68）
小見山瞬（BURST）

第５試合フェザー級5分2R
後藤陽駆（修斗ジム大阪）
稲葉祥真（ASH）

第４試合 2024年新人王決定トーナメント2回戦フライ級5分2R
山本壮馬（パラエストラ和泉）
岩橋拓哉（総合格闘技道場コブラ会）

第３試合 2024年新人王決定トーナメント2回戦フライ級5分2R
柴山海音（柔術＆MMAアカデミーG-face）
小生隆弘（グランドスラム沖縄A・P・P）

第２試合フライ級5分2R
木下皓介（GROUND CORE）
継谷碧（修斗ジム神戸）

第１試合バンタム級5分2R
中島陸（総合格闘技道場ゴンズジム）
岩佐和哉（MMA＆BJJ BLOWS）

チケット

［チケット価格］
　VIP席：10,000円（最前列）
　SRS席：8,000円（2,3列目）
　指定席：6,000円
［チケット発売開始日］2024年7月23日
［チケット販売所］
　TKプロモーション　TEL:06-7892-6868
　各出場ジム
［お問合せ］T.K.プロモーション TEL：06-7892-6868