『新しきを知って・・・古きを更に楽しむ術を知る』
こんばんは!!
先日のカメラ持ってお散歩の際、数年前にサイクリングで訪れた児島で
やっちゃった時と同じような肉離れを起こしました。
湿布とテーピングで、ほぼ回復したとはいうものの・・・
ハードなサイクリングでもない時に起こった肉離れに、体の衰えを実感しなきゃいけないのかと、少々落ち込んでおりました。
・・・ということで、今日はサイクリングをせず、リハビリウォークと相成りました。(笑)
M10R-Black Paintがやってきてから・・・
慣れるためとはいえ、少々シャッター切り過ぎている様な感もあり、
ぼくとしてはフィルムカメラの時の様な緊張感をもっと持つべきだと思う様になっていました。
さいきん、『解放縛り』とか『35mm縛り』とかと同じように・・・
デジタルカメラでも『36枚縛り』なんていうテーマが必要なのではないかと。(笑)
なので・・・
これからしばらくの間、ぼくは、いつも36枚しか撮れないんだという気持ちでカメラに向き合ってみようと思います。
質問です。
デジタルカメラを楽しんでいる皆さん・・・
ついついシャッター切りまくっちゃっていませんか?
さて、・・・
珈琲豆と美味しい和菓子を求めて
再び板宿へ。
何故なら・・・ここには、喫茶店『真』さんと『和菓子司もとはし』さんがあるからです。
ホットケーキとフレンチトーストが美味しい珈琲店があると知ってから、もう何度も通わせて頂いてますが、偶然にもオーナーさんが、クラッシックカメラの愛好家の方で…
カウンター内の棚には、カップに並んで珍しいカメラが沢山。
ぼくがバルナックを下げて行ってから、色んなカメラを見せて頂き、美味しいサイフォン珈琲を楽しみつつ、勉強させてもらっています。
でも、なんだか・・・
前に来た時よりカメラ増えているような。(笑)
そういえば、この前、お邪魔した時もカメラが入った宅急便、届いてましたよね。
カウンターの端には、ビートルズの写真と彼らも愛用したペンタックスSPが置いてあったりするのですが・・・。
今日は、奥さまは小倉あんののったトースト、ぼくはオーソドックスなトーストのモーニングにしました。
次から次へ・・・
お客さんが入って来られる状況の中、ぼくらが食べ終わるタイミングで、オーナーさんが今日もカメラを持って席に来てくださいました。
初めて見るカメラ・・・
なんだかお弁当箱みたいで、決して美しいとはいえないデザイン。
バルナックを見たアメリカ人が、「あんなに高くちゃ話にならん。自分が、もっと手頃なものを作ってやるけんね。」と、自国で作ったレンジファインダーカメラなんだそうです。
絞りのダイヤルが、レンズ部分を操作しなくても、シャッター前についたダイヤルを操作することで、ギアを介して調整できちゃうところなんて、なかなかのものだと思いました。
それにしても・・・このデザイン。(笑)
そして、重いッ。
お国柄というか、なんというか。
ドイツ人とアメリカ人って感じがして面白いですよね。
でも、ぼくはこのカメラ、すごくいいと思いました。
次に見せていただいたのが、
映画用のカメラを作ってたメーカーが作った、このカメラ。
ロータリーシャッターという独自の機能が、めちゃくちゃ面白いカメラでした。
もう一台が加わり、記念撮影。
コダックが、負けじと作ったカメラがこれ。
ロボットみたいな風貌が可愛い。
でも、つまみから何から何まで固いッ(笑)
滑らかとか・・・
静かな・・・とかとは、無縁。
シャッターもバネが弾けたかと思うくらい元気でおっきな音がします。
ドイツとアメリカ・・・
国民性や気質の違いが、カメラに対するアプローチでもこんなにも出るなんて本当に面白いですね。
ぼくのライカも仲間に入れてもらって・・・一枚。
前の3台の存在感が半端ない。(笑)
みんな個性かあって、楽しいですよね。
これらのカメラを生み出した人たちの強い意思と情熱を感じられます。
またカメラ持ってお邪魔します。
そして、ぼくが生まれた街、板宿の楽しみは、
神戸の和菓子屋さんの中で、ぼくが一番を認定しちゃってる、和菓子司もとはしさんや
市場の美味しい蒲鉾屋さんがあること。
ぼくが小さい頃から変わらないもの・・・。
今も変わらずあることが嬉しいです。
だから、今でもぼくにとって、通う甲斐のある商店街なのです。
一旦帰宅し、今度は歩きで清盛さんや平家ゆかりの兵庫区を・・・
福原遷都の際、都を守る神として紀州熊野権現を勧神し祭祀した神社。
高い建物がなかった同時なら、ここから大輪田泊までも見渡せたんだろうなぁ・・・なんで思いながら、熊野神社から・・・
恋愛弁天としても親しまれている氷室神社へ・・・。
縁結びの神様として名高い大国主大神、市杵島比売命をお祀りしています。
願い叶って、恋愛成就するといいね・・・。
朽ちた木や葉を踏みしめて・・・進んでいくと、
奥に氷室が見えてきました。
当時、この氷室の氷を天皇に献上したということですが、
冷蔵庫もないその時代に、夏に食べる氷は、どれほど価値のあるものだったのでしょう。
場所は、違いますが・・・
先日見たテレビで、明智光秀が信長に命じられた家康の接待の膳で
氷室の氷を使った冷たいお料理を出し、感動されたという話を聞きました。
何でもある便利な時代・・・
『ありがたさが薄れちゃうんだよね』
ぼくたちの背中越しで・・・
そんな声がした気がしました。
一方、奥さまは、といえば・・・
氷の聖地と呼ばれるここ氷室神社で、舞っておりました。(笑)
ここから・・・街歩きスナップです。
平野あたりを歩いていて
目に留まったシャッターに描かれた『ナショナル』の看板。
何だかとても懐かしくて・・・シャッターを切りました。
とても愛想のいいニャンズたちにも出会えて・・・
楽しい散歩になりました。
便利なのは、とてもいいこと。
でも、ともすればその価値や有り難さが、薄れてしまうのも
事実だと思います。
成り立ちや進化やその過程を知ることで、
ひょっとしたら今の便利さや有り難さをもっと素直に喜べるのかもしれませんね。
今日も最後までおつき合い頂きありがとうございました。