『ぼくにとって価値あるものって・・・』
こんばんは!!
ぼくの携帯は、iPhone7です。
カメラ機能が充実しているという13にそろそろなどと考えたりもしますが・・・。
カメラは、カメラで・・・という思いもあり、
故障などしない限りもう少し使い続けることになりそうです。
携帯で、あれもこれも出来ちゃうって凄いんだけどね。
ところで、地球温暖化が叫ばれ、
ガソリンが高騰し、ぼくにとっても次の車あたりが最後のガソリン車になっても
おかしくない状況になってきました。
いつかガソリン車が、車の歴史の過去の一部として
『ガソリンで走ってた時代があったんだねぇ・・・』
なんて言われる日が、来るのかもしれません。
それって、何だか楽しくないなぁ・・・。
カメラに目を向けてみましょう。
ぼくの最初のライカは、バルナックIIIg
1956年に作られたというこのカメラ・・・
つまりぼくより4歳お兄さんなのですが、
65年の間、このカメラがどんなシーンを切り撮ってきたんだろうと思うだけで、何だかとてもワクワクします。
(バルナックを持って訪れたドイツ、マインツの街で・・・)
クラッシックカーの愛好家の方のお話を思い出しました・・・。
『僕たちは、この価値ある車を、自分のものとして手に入れ、情熱を持って大切に使い、楽しみ、そしてまた次の誰かに受け継いでもらう。そう、この車が辿っていく長い歴史のほんの一部分、預かっている様なものなんです。そして車を手に入れる費用も、維持する費用も、自分のものとして車を楽しむ間の使用料の様なものなんですよ。そしていつの日か、同じような情熱を持ってこの車を大切にしてくれる方にバトンを渡す。購入や維持にお金がかかると言いますが、こんなに古い車でも価値を見出せる人には、それなりの値段がつくわけですし、自分がオーナーの間、この車が僕たちに与えてくれる喜びや楽しさを考えると、自分がかけた費用を決して高いとは思いません。』
これを聞いた時、『なるほどなぁ・・・』って、素直に納得出来たぼくがいました。
ライカで撮った写真を楽しむだけでなく、自分のカメラの辿ってきた歴史に思いを馳せることも、きっと愛着が増す理由になりますね。
きっとライカのフィルムカメラは、フィルムが作り続けられる限り、
歴史遺産として飾られるものではなく、現役選手として
ぼくたちを写真を撮る楽しさを与え続けてくれると思います。
それでは、デジタルのライカは、どうなんだろう・・・?
M10-R BPとのおつき合いは、まだ始まったばかりですが・・・
ライカには、デジタルになってもフィルムカメラから受け継がれてきた歴史の『風味』が、染み込んでいる様な気がします。
同じ場所を撮った一枚・・・。
フィルムカメラの香りを感じているのは、ぼくだけでしょうか。
解像度だけでは説明しきれない『かくし味』が、そこに少し加えられている気がします。
ガソリン車が、電気自動車などに代わっていく時代・・・。
カメラが、フィルムからデジタルに変わっていく時代・・・。
そんな時代に生きているぼくは、
そんな時代だからこそ、価値あるものを大切にし、楽しみ・・・
そしていつか、その価値や楽しさをわかってもらえる誰かにそのバトンを渡したいと思っています。