私が百合嫌いな理由
大大前提として百合に「萌え」たことがないので主観入りまくりではあるが「萌えないゴミ」であるのと近年の百合ゴリ押しにうんざりして嫌いになったというのが単刀直入な理由である。「百合」は美しいから万人に受け入れられていると思っているのかね?「BL」と同じで見る人を選ぶコンテンツであると筆者は思うのだが近年はあまりにも「百合」の露出が多くなってきている。それも「BL」畑のように男しか登場しないゲームや漫画などで完全に棲み分けされたメディアでもないのに「百合」は不思議とゴリ押しされるのである。
自分語りが入ってしまうが私はとあるソシャゲをやっている。バリバリに男性向けというわけでもないが露出多めの服を着たいわゆる「痴女」の多いゲームだ。ゲーム内の登場キャラクターの性別比は女8:男2ほど。しかし可愛いイラストや心惹かれる世界観、重厚なストーリーからか女性ユーザーも多い。私もそのうちの中のひとりだ。痴女とはいったが女性キャラクターのデザインはとても完成度が高く女性からも「可愛い」と好評であったりする。重ね重ねになるが私もそう思っている人間のうちの一人である。サービス開始してまだ1年が経っていないバレンタインに「恋」を題材にしたストーリーイベントが開催された。どんな内容なのかドキドキしつつ見進めたものだがなんと、女性が女性に恋する内容だったのだ。当時の自分は「百合嫌い」ではなかったので「そういうのもあるのか」程度にスルーしていたが今思うと制作スタッフの性癖の押し付けが露骨でとても気持ち悪い。改めていうがこれは「百合ゲー」ではない。ジャンルは「RPG」である。それなのに女性同士の恋愛がさも当然かのように描写されているのである。これが「男性が男性に恋する話」だったらどんな大問題になっていただろうか。「汚い」「ホモきもい」「腐女子死ね」「引退する」そんな罵倒が飛び交っていただだろう。しかし「百合」の場合は苦手な人も居るであろうに、不思議と何も言われないのだ。このイベントもそうだった。非常に理不尽だ。その後も続々とストーリー展開やイベントストーリーが開催されていったが、どうもスタッフに「百合」好きがいるらしく女性同士のイチャコラをストーリーに挟まなきゃ気がすまないらしい。「百合ゲー」ではないのにも関わらずだ、ここらへんでやや嫌悪感を覚えたがまだ嫌いになるには至っていなかった。
そのゲームは非常に完成度の高い「SDキャラ」が存在する。とても可愛くデフォルメされておりそれでいてエフェクトは派手で時にかっこよく、このゲームのとても魅力的な点だ。しかしここでもまた「百合ゴリ押し」の波がやってきたのだ。ソシャゲにはいわゆる「人権キャラ」という絶対に入手しておきたい存在が居る。単刀直入に言うと「人権キャラ」が「百合ップル」の二人組なのである。(SDキャラは一人だけでなく二人で一つのユニットである場合がある)性能的には欲しいのに百合ゴリ押しのせいでちっとも引きたいと思えない。そのユニットをフレンドから借りた時正直に「気持ち悪い」と思ってしまった。人権百合ップルA(女性が女性に恋するイベントの二人)は常に手をつないだり見つめ合ったり「受け」が赤面したり常にイチャイチャしている、スキルでは見つめ合ったあと二人がハートのエフェクトに包まれる。蒸し返す事になるがこれが男性ユニットだったらどんな大問題になっていたと思う?と想像する。ここで「百合だから何故か許されるんだな?」という点に着目した。度重なる百合ゴリ押しに「そういうのもあるんだ」なんてそんな事はもう思わなくなっていた。単刀直入に気持ちが悪いです。ハロウィンに実装された人権百合ップル2のモーションは「受け」側の女性が「攻め」の女性をじっと見つめた後ぎゅっと抱きつくのである。これを気持ち悪いと言わずとしてなんと言おうか。何度もいうがこれは百合ゲーではなくジャンル「RPG」である。そしてこの記事を書くキッカケになったのが人権百合ップル3の存在である。バレンタインユニットであり実装されたばかりだ。私はこのユニットを引いてしまって、そして引いている。嫌だなと思いつつもこの記事を書くにあたってモーションをよく見てみた。攻めの女性が受けにチョコを渡し、その後ばかばか~と言わんばかりに顔を真っ赤にしてチョコを返すのだ。勝利モーションでは攻めの女性が受けの女性になんと顔を近づける(キスしようとした?)ので受け側が顔真っ赤になってそれを避けるのである。普通に気持ち悪いから。百合ップルも3人目になってくるといよいようんざりであるそれに高性能というオマケまでついてくるからたまったもんじゃあない。そして脳裏で再生される制作スタッフの「んほぉ~百合たまんねぇ~」の顔。百合とスタッフの性癖の押しつけのダブルで気持ちが悪い。余談ではあるが筆者は知人から某国民的SRPGの最新作をオススメされたので内容を一通り調べてみた。ここでもまた「百合推し」制作スタッフの気持ち悪い一面が垣間見えた。このゲームには結婚システムがあるようだが女性主人公が結婚できる同性のお相手は若く可愛い女性ばかりである、のに対し男性の同性婚のお相手は若い男性一人に汚いおっさん二人のたった三人である。もう一度言いますよ?汚いおっさんです。女性は若くて綺麗で粒ぞろいです。この落差は一体何?ここでもまた制作サイドの「百合たまんねぇ~」を実感したのであった。もうどこも似たようなものだね。
ソシャゲに引き続きタイトルは伏せるが、筆者がとても心打たれたフリーゲームがある。人生観が変わりそうなほどに心揺らぎ、そして泣いた。まさかフリーゲームで泣くなんて、と自分でも驚いたタイトルだ。このゲームはナンバリング作品や外伝作品を含め多く制作されていて、「1」に心奪われた私はシリーズを追っていくことにした。なんていったってフリーゲームだから追うのは簡単である。しかし、特別有名でもないフリーゲームにも百合ゴリ押しが存在した。それもかなり重度の。しつこいようだがこのゲームのジャンルも「RPG」である。作者の自称からすると「ほのぼのRPG」だ。そんなほのぼのRPGで女性キャラ同士の結婚、女性が女性を犯す、好きで好きでたまらなくて犯して殺す、スキを見ては頻繁に女性同士でエッチ、しまいにゃ子供まで生まれている。もういい、もうたくさんだ。気持ち悪いと思わずにはいられなかった。百合好きなクリエイター、もとい男性は百合は絶対的に美しいもので誰にも否定されないほど神格化されたものなのか?フリーゲームとはいえ注意文ぐらいは欲しいものである。というよりフリーゲームであれ企業が作ったゲームであれ少しの注意書きもできないのは如何なものか。とインターネット老人世代は思うのである。個人がエンターページに注意書きをしていた時代は遥か遠く。今や企業が作るものでさえワンクッションが置けないのだ。本当に重症だ。どうかしていると思う。
女性であれば幼少期に女児アニメを見たりするだろうし、大人になっても女の子ばかり登場する作品を好んで視聴したりするだろう。筆者の場合は「まどか☆マギカ」なんかが好きな作品で二次創作を漁ってみたのだが、やはりというかなんというか女だらけなので必然的に女同士のカップリングがさも当たり前のように語られ描かれているのだ。これもたまらなく嫌である。これは男性ばかりが登場する創作物を好む男性も感じる事だと思うが
私は多くの人に好まれゴリ押しされる理解のできない「百合」を理解してみたくなり二次創作や百合を題材としたアニメを見ることに挑戦してみた。だけどやっぱり1㍉の萌えも感じなかった。それどころかやはり嫌悪感を覚えた。特に二次創作の方。「百合カップル」がくっつくキッカケ役として二次元キャラクターの男性がレイプ役にされるのが特に許せなかった。レイプされかけてふぇぇ~男怖い~になって百合ップルが成立するだけならまだしも、元々レイプ魔でもなんでもない男性キャラをレイプ魔に仕立てるとか
悪魔の所業としか思えない。これが推しキャラだったら発狂じゃすまないだろう。絶対に許せない。
総括として「百合」に萌えないのとゲームや漫画などのメディア媒体での「百合ゴリ押し」にうんざりして=嫌いになったという経過を書いてみた。これからも百合ゴリ押しは見かけるだろうし、ゲームなんかも百合好き制作スタッフによる「んほぉ~たまんねぇ~」を見かけるである。そのたびに声を大にして言いたい「百合が万人に受け入れて当たり前だと思うな」「本来は棲み分けされてしかるべきジャンルなんだ」と。これからも上の台詞を言い続けることになるだろう、脳内で。