テキストレス謎めいた命令のプレイデザインに関心した話
マジックザギャザリングにはテキストレスという特殊なデザインのカードがあります。文字通りカード名以外のテキストがないカードであり大きなイラストが書いてある特殊なデザインが目を引く半面、効果が書いてないので嫌という人も多く賛否両論あるデザインのプロモーションカードです。
元々はインスタントソーサリーが多かったのですが最近は複雑なクリーチャーカードに印刷されることも多々あります。
クリーチャーのテキストレスは盤面に残り続けることもありさらに賛否あるのですが、今回はその話ではなく、クリーチャーのテキストレスが話題になるたびに、あんなにテキストが長いのにテキストレスなんてダメだよなーと流れ弾をよくもらっている謎めいた命令の話。
昔からあった丸い枠のテキストレスカードには前述した神の怒りのようにシンプルなカードが多く、テキスト量が多い謎めいた命令は、他のテキストレスカードと比べるとたしかにちょっと浮いてるカードでした。
しかし実際にプレイする場合の複雑さで各効果を考えると
・打ち消し
・ドロー
・対戦相手の全てのクリーチャータップ
・パーマネントバウンス
とタップ能力の影響範囲の説明が若干煩わしいものの、それぞれの効果は単純で2つ組み合わせてもけっこうシンプルです。
実際の挙動で考えると、4つの効果から2つ選ぶ複雑な効果を持つカードではなく、シンプルな2つの効果でありテキストレスにしても特に問題ないのでは?というのがまず1つ。
もう1つ、実際に使う場面を想像してみてほしいのですが、謎めいた命令は、どの効果を使用するか言う必要があってプレイする時
「謎めいた命令、打消しとドローで」
なんて感じになるのでカード名だけで唱えることが基本的に不可能なんですよね。
「稲妻対象本体」
「ラスゴで」
「ディッチャ」
「噴出の稲妻、キッカー」
のようにカード名だけで宣言される心配が少ない点でほかのテキストレスカードより優れているとすら言っていいかもしれません。
なにを当たり前のことを言ってるんだと思われるかもしれませんが私はずっと見落としていましたし、気づいたときはちょっと関心しました。
それぞれの効果がシンプルなのはテキスト欄の文字数制限から多くのモード選択呪文に共通してる特徴ですし、モードの宣言が必要なのはもちろんモード選択呪文の特徴です。
なので魔除けや命令のようなモード選択呪文はむしろテキストレスに向いているのでは?とすら思うのでした。
効果を知らないと2枚目を違う効果で唱えられたときに混乱する……?
効果を説明しない奴はモード選択の呪文でも見ればわかるだろとか言ってくる……?
まあそこは対戦相手に聞くとかジャッジに対応してもらうとかで解決してもらって……
どっとはらい
この記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?