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弘前点描(太宰治ゆかりの喫茶店)
弘前の繁華街土手町の、「下土手町」バス停から少し南に入った小路に「万茶ン」(まんちゃん)という名の喫茶店がある。
創業が昭和4年という東北地方では最古、全国でも4番目に古いという喫茶店で、旧制弘前高校時代の太宰治や作家の石坂洋次郎らが通ったという店だ。ただ、場所は創業時とは少し違うらしい。
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店を出るとき、話のタネに、コーヒー豆を碾いた「太宰ブレンド」を買った(180g 1500円。見出し写真)。箱の裏書には「昭和初期のレシピに基づき再現したもので、太宰治など当時の文人たちにも愛された珈琲です。昭和のレトロな時代を想い起こさせる、ほろ苦い味わいをお楽しみください。」と書かれている。まぁ、味覚については人それぞれなので、味についてのコメントはしない。
店を出て、時計を見ると12時半だった。で、まだ時間があったので、通りかかったタクシーを拾い、弘前城の東北角の近くに在る「津軽藩ねぷた村」という所へ行った。見物を終え、城のお堀端をゆっくり歩いてNHK弘前支局まで戻り、そこのバス停で念願の(笑)100円バスに乗り、JR弘前駅まで帰ってきた。
弘前駅13時45分発の電車に乗り、今夜の宿泊地青森に向かった。
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青森では版画家の棟方志功記念館に行った。今年は棟方志功生誕120年だそうだ。で、特別展を開催していたが、これについてはまた別の機会に投稿したいと思います。
以上、6回にわたって津軽小旅行の記事を書いてきました。ご覧いただき誠にありがとうございました。(終わり)