私の心を重ねてー「イン・ハー・シューズ」IN HER SHOES
仕事も続かず
ルックスの良さだけで 生きる妹
そんな彼女に
辟易しながらも 世話を焼く姉は
弁護士の仕事一色の毎日
だけど
妹が 姉の恋人を寝取った時
姉は
許せるはずなどなかった
姉は 恋人を避けるように
仕事を離れ
妹は 音信不通になる
行くあてない妹が 偶然見つけた
自分宛てのバースデーカード
差出人は祖父母
住所は老人ホーム
・・・20年ぶりの再会に 祖母と孫はギクシャクしたまま
金をせしめるために来たのだろうと
周りが心配する通りになって
祖母は取引を提案
妹は ホームで働き始める
その頃、姉は
元同僚に 少しずつ心を開いていた
やがて婚約
知らせたいのに 妹の所在がわからない
何より
婚約者が 奔放な妹を嫌うのを恐れていた
そこへ 祖母からの手紙が届き
3人は顔を揃えることに
祖母と姉妹の
バラバラだった記憶が
ひとつになる
母親の死が
事故じゃなかったこと
その後 姉妹の前から
祖父母が消えた理由・・・
祖母の手助けを得て
自分の居場所を 見いだしていく妹
残業ばかりの毎日から離れて
自分らしさと
最愛の人に出会う姉
タイトルほど「靴」がからんでない?
と感じるのは
この姉妹が どんどん可愛らしく
美しく
本来の姿をみせていくから
靴は すっかり引き立て役
姉が「自分を慰める為に」コレクションしていた靴にゃ
出番はないのよ
兄弟姉妹の下の子は
生まれてからこっち
何かと助けられてきたことを
無意識下でも 意識下でも
知ってる
だから 自身の問題がクリアされた時
自由にのびのびと
そのままでいながら
全力で姉(家族)を
サポートできちゃうのよね
読書障害を持つ妹が
「言葉の声を聴いて」のアドバイスを受けて
A+をもらうシーン
そして 結婚する姉に
詩を(読んで)贈るシーンは
うるうる来ます!
e.e.カミングスの詩
じっくりと噛み締めたくなる
一遍です
(画像はwebよりお借りしました)
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