脳内で順序立てが出来ない
毎朝、私はメモ帳に一日の日程を書き出す。
それも要件の大まかを軽く箇条書きしたようなものでなくーー
6:15-6:45 朝食
6:45-7:00 着替え、バッグ用意
7:00-7:15 出発、ゴミ捨て
……
といった、作業時間帯までをも細かく表記したスケジュール表である。
なのでメモ帳はいつもぎっしりと書き込まれている。
更に一部作業に関しては、その作業の細分化作業までも書き出す。
「6:15-6:45 朝食」を例にすると:
6:15-6:45 朝食
①コーヒーを入れる
②目玉焼きを焼く
③パンを温める
……
といった具合だ。
細かく書けば書くほど、動きやすく、頭もすっきりする。
それなりに平凡な毎日なので、来る日も来る日もほぼ同じことを書いている。
それ故、「日課は省略したらどうか」と言われることがある。
日々こなしている内容なので書かずとも自然と覚えているはずだし、時間の節約にもなるからだ。
が、残念ながらそうはいかない。
書き出さないと、脳内で混乱が起こり、
かえってタイムロスを起こしてしまう。
会社でのタスク管理においてもそうだ。
特に一日で多数の案件処理がある場合は、To-doリストが欠かせない。
そうでないと、途中でやるべき事が頭の中で一気に押し寄せてきて、どうしたらよいか分からなくなりパニックになってしまう。
更に、耳からの情報処理に弱い私は、指示を書き出してもらわないと覚えられない。
どんなに細かく口で説明されても、片っ端から忘れていくのだ。
せいぜいステップ2までしか記憶出来ず、ステップ3ぐらいまで聞くと、ステップ1が記憶から消えて薄れる為、結局1から教わらないといけない羽目になる。
よって、やはりメモが必要になる。
今は上司の理解をいただき、指示を頂く際は、メモに書いてもらっている。
そのおかげで、作業効率がぐんと上がったのは言うまでもない。
メモ無しで、「AをすればBの結果が出る」という推測が私にとっては至難の業だ。
文字無しに脳内で作業手順を想像するのが苦手で、書き出さないと、一つ一つの作業間のリンク関係を上手に整理出来ない。
昔からよく「ねぇ、ちゃんと聞いてるの?」と責められてきたが、世の中には耳よりも目からの情報がより処理しやすいという脳の構造を持っている人がいる。
それを、是非より多くの方に理解していただきたい。
(はてなブログ同時掲載:https://www.gifteddecoboko.com/entry/2019/08/29/080000)
(画像素材元:https://pixabay.com/ja/)