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教会でクリスマス行事準備の為、青年部のみんなと買い出しに行った時のことだった。 クリスマス会に参加される子供達の為にお菓子を準備しようということで、大量に且つ安く買えれるという、東京にある駄菓子専門店で物色することにした。 週末の夜。 賑わうショッピングモールの中にあるその駄菓子屋さんは子供大人に関係なく、人で溢れていた。 おしゃれな店だった。 棚にはカラフルなパッケージに包まれたお菓子がぎっしりと並べられていた。 更に、より多くの人に注目され
周りからよく除け者扱いされていた。 感覚のズレ、価値観の違いに突拍子もない発想… それらが私を孤立させ、甚だしくは「異常」とまでも言われた。 「演技」をした。 なるべく普通に見えるように、 なるべく目立たないように。 そうしていくうちに、とうとう疲れてしまったーー 私はこれを何年続けて いかなければならないだろうか? 十年? 二十年? …… 五十年? これから先もずっと「演技」をして生きていく、そんな自信がなかった。 「寂しい、みんな