シェア
前回書いた記事、『雑用係のプロを目指す』の続編。 「私はプロの雑用係になります!」と上司に宣言した私。 「もっと良い言い方あるだろ……」と苦笑いしながらも、やる気を褒めてくれた上司は、私の希望に応え、多岐にわたる仕事を任せてくれるようになった。 私は今、「事業推進本部」という部署に属している。 立ち位置が特殊で、全部署の上に立ち、全社的にサポートを行う部署だ。 だからある意味、私の宣言を実現するのにぴったりなポジションでもある。
子供の頃から、「物知り博士」に憧れていた。 中でも、ある特定の分野についてなら何でも知っている、そんな学問を「狭く深く」追究した人を尊敬していて、いつしか自分もそのような人間になりたいと夢見ていたものだ。 そのせいか、私は知識に対して貪欲であるようになった。 学ぶのは本当に楽しい。 新しいことを身に付けた時のワクワク感がたまらなく好きで、時間さえあれば本を読み漁った。 多動の影響もあり、興味ある分野であれば何にでも手を出した。 そのおか