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感覚の閾値の低さとギフテッドネス

講義の準備の合間に大阪と高知のスライドの準備。気がつけば来週は11月だ。決めなければと思いながら,ズルズルと時が過ぎていく。始める時よりも終える時のほうが難しい。

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学会で気になっていたのが,自閉症の感覚過敏と一般的に言われている感覚過敏は連続しているのか?発生機序が異なるのか?
ギフテッドにも感覚の問題はしばしば見られる。
感覚の「閾値の高低」と「能動的↔︎受動的」
感覚過敏は閾値が低くて受動的ということだ。閾値が高くて受動的だと感覚鈍麻になるわけだ。
ギフテッドは感覚に対する閾値が低い。感情に対しても同様。
能動的な子は怒りを爆発  受動的な子はオロオロ,不安

より悲しみ,より怒り,より喜び,より楽しみ

関わった子どもが,「だるい,かゆい,眠い,どうしたらいい」と聞いてきたが,閾値の低さとも関連していたのか。
閾値の低さは感覚や感情だけなのか?運動にも関与しているのでは?

だから協調運動において慣れが生じづらい,自動化が進まないと。
ただここからは妄想の域を出ないのだが,閾値が低いということは抑制が効かない。だからギフテッドはさまざまな刺激を受け取ってしまう。認知的脱抑制,それがギフテッドの持つハイズペックな類推能力や創造力のベースになっている。

10年前に考えた脆弱性フィルタリング仮説・・・(笑)ぐるぐるぐる。


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