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唯一無二
毎度毎度の炎トビ夫でございます。
鹿の子で文を書く人間が少ないので、私ばかりが書いています。
面白い文を、脚本を書くのだからと、もっと書けとせっつくのですが、書くよと言いながらなんだかんだ書かない。
勿体無い。
才がない、書けないだなんだと言いますが、書かないと書けないものです。書けば書けるものです。出来栄えなんて書いてから気にすれば良いんです。団員には才があります。だから書いてほしい。
さて、本日の本題。
ありがたいことに、学外団体の劇のお手伝いさせていただいたりなんだり。そんなことが、ちょくちょくとあります。大学とは条件や色、個性の違う場所で行う作業は良い経験になります。
どうしても、一所でやると、凝り固まるものがあります。それを砕くために、良い劇を見たり、本を読んだり、体を動かしたり。
他の劇団での活動は特に直接的にそれを破壊してくれます。
シンプルな気づきや成長も多い。
それで、大学の方でも生きてくるものがあります。
本当にありがたい。お手伝いに選んでいただき大変感謝しております。
その上で、これは、選ぶ側の問題ではなく、選ばれる側の問題、つまりこちらの問題なのですが、あちらから、こちらを見た時に、選択肢が少なく、その結果選ばれています。
私は希少性だけで評価されている。
そんな現状です。大学でもそうです。
役者選というものがあります。役の奪い合いが起きます。幾人の役者の中で勝ち抜き、望みの役を掴み取るわけです。そこには選別があり、評価があります。
それが私にはない。他にしたい人がいないからだとか、そんな理由で選ばれることが多い。
もちろん、全く私に対する評価なしに選ばれることなどないでしょうが、それでも、選ぶ側が、他に選択肢がないから仕方なく、と妥協している可能性は否めません。私の力不足で劇の質が落ちることは不本意です。
外のプロに裏方を頼んでいる劇団は多い。そのプロに比べれば、私の実力は低い。専門で何かを学んだわけでもない。
そんな私が、希少だからと選ばれている。
この唯一無二性が、私の悲しさであります。
さあ成長を!
悲しさ、とカッコつけてみましたが、まあ、些事ですね。そこまで気にやむようなことでもない。ただ少しは気をつけたい。それは、呼んでいただいていることへの誠意だとか責任だとか。油断するなという戒めであります。
この機会を活かして、今のうちに、どんどんと成長をしたい!!
期待に応えられる程の実力を!!!
目指せプロ並み!!!
てな具合です。