キュワワーって結局どのもちものがいいの
今日は一日中暇なので、キュワワーで一番回復力があがるもちもの・メダルは何か?について考察してみようと思います。
皆さんはキュワワーにどんなもちものを持たせていますか?「友達がこれが強いって言ってたから同じの持たせてる。」「友達が~」「彼氏彼女が~」…etc
おそらく多くの方がこのように答えるでしょう。
でもそれ、本当に正しいんですか?
いやいや、上手な方の真似をするなと言っている訳ではありません。ですが、そのもちものは本当に必要なのかどうかを判断する力は大事です。
たまに「キュワワーにレスキューフードを持たせるより、ものしりこだわりの方が回復も出来るし火力も出せる」「キュワワーにクールダウン短縮は意味ないから特攻全振りの方が強い」というような声を耳にしますが、これらは全く出典不明で意味不明な話です。もちものを持たせる「意味」を理解しないとデマ情報に踊らされてしまう危険性があります。
ポジティブなメリットもあります。自分でもちものやメダルの構成を考え、ランクマに潜り、また試行錯誤することは、ポケモンユナイトというゲームの醍醐味の一つだと筆者は考えています。案外楽しいですよ。
さて、本題に入る前にもう一つ説明を加えなければならない部分がありました。
冒頭で使用した、回復力という言葉は造語です。その意味を「ユナイトを使用しない状態で、降りたりせず、ずっと寄生してフラワーヒールを吐き続けた時の毎秒あたりの回復量。」と定義させてください。
では、本題に入りましょう。
先に結論から言います。なぜその結果になったのか興味を持った人はぜひ読み進めてもらえると嬉しいです。
結論:
メダル:緑6黒7特攻+13.5
もちもの:学習装置、ものしりめがね、レスキューフード
特攻に全振りしてた方は驚くかもしれませんが緑6黒7メダルの方がどんなもちものでも回復力は上でした。いまからこの結論が導かれた過程を説明します。
一、もちものについて
もちものは全てレベル30とします。
私のキュワワーはエゴイストではないし、皆さんにも外して欲しくないので、学習装置は固定とします。
残りの2枠を、回復量が増えるor特攻が増えるorクールダウンを短くするもちものである次の4つから選定する事とします。
・ものしりめがね
・しんげきめがね
・レスキューフード
・かいがらのすず
キュワワーでしんげきめがねを安定して積むことが出来るのは2スタックほどであると考えたので、今回のスタックは2スタックと3スタック積んだと仮定して検証してみます。
(回復力計測においてはこだわりめがねはものしりめがねの数値的下位互換のもちもののため割愛しました。こだわりファンの方申し訳ない…)
ニ、メダル
キュワワーのメダルは、特攻もりもりメダル派か特攻+クールダウン短縮メダル派の2派閥に分かれている印象があります。どちらが適してるか個人的に気になったので、以下のメダルを使用すると仮定して検証してみました。
①緑6特攻+31.5
②緑6黒7特攻+13.5
三、レベルについて
ユナイトには、技説明の時間より実際のCDが短くなる現象が存在してますが、それは基礎CDRというものが存在するからです。
キュワの基礎CDRはレベルによって変動しますが、ここでは一番くっついている時間が長いであろう9レベ以降の+10%について考えてみようとおもいます。
なお、計算では、スキルのパワースパイクである10レベと12レベの特攻値を参照することとしました。
※ちなみにCDRの割合は足し算で計算されます。基礎CDR10%のキャラに黒7メダルをつけると合計CDRは14%になる感じです。
同じように攻撃速度の割合も足し算で計算されます。(興味のある方はぜひ調べてみて下さい。ちょい面倒です。)
四、特性
キュワワの特性ヒーリングシフトは1.5秒毎にフラワーヒールの回復量を上昇させる花をキュワワーに付与する効果をもたらします。
五、計算式
ここから数値計算が出てきます。そういうの得意な方はぜひ理解していただいて!複雑なのはあんまり…って方はへぇーそうなんだー位に読み流してくれるだけでも嬉しいです。
回復量の計算式は以下のものを用いります。
回復量=特攻値0,97+300+花の枚数(特攻値*0,15+45)・・・①
また、特攻値の内訳は以下のように計算されます。
特攻値=特攻の基礎値+アイテムの上昇値+メダルの上昇値
※レスキューフードをもつ場合は回復量に×1.1倍します。
一から五より、回復力は次のように算出されると考えられます。
特攻値をn、CDRをx(%)とすると、フラワーヒールのCDは5秒であるから、①より、
回復力=[(n*0.97+300)1/(5(100-x)/100)+(n*0.15+45)1/1.5]*(フード倍率1.1)
(+の前は葉っぱなし、後ろは葉っぱのみでの計算です。)
とりあえず回復力の立式ができました。
やっていることは意外と単純で①の式の値を毎秒換算に直しています。
ここからnとxの値をもちもの・メダル・レベル毎に変えていくという単純作業地獄が待ち受けています…😢効率的に計算出来るよう工夫してみましょう。
関数を作成してみると''比較的''楽でした。筆者は適当なWebからC言語環境を引っ張ってきて簡単な関数を作成してみました。あとは地道に値を代入するだけです。
ある日の筆者みたいに時間に余裕がある人はぜひやってみてください。意外とはまるかもしれません。
~代入した値一覧~
キュワ10レベ特攻340
12レベ特攻447
ものしり+39
しんげき+56
かいがらCDR4.5%特攻+24
~~~~~~~~~~~~
ものしりめがねの解説を忘れてました。
以下はものしりめがねレスキューフードの検証を行った時のメモ書きです。解説していこうと思います。
-10レベ
n=(340+39)*1.07+31.5+340/25=450.63
x=10
フード倍率込み回復量(以下同様に回復力)262.75
↑の1.07倍の計算しているのがものしりめがねの効果です。
ものしりめがねに倍率が乗る数値は
・ポケモンの基礎特攻
・アイテムによる特攻上昇値
の2つです。
話がずれますがメダルに効果が全くのらないのが永遠の謎です。筆者はメダルが後のパッチによって後付けされた機能であるからだと思っています。
一応後ろの数値についても解説すると、31.5はメダルによる特攻上昇値で、
340/25は10レベル時点での基礎特攻値に4%(1/25)をかけている感じです。
よって、10レベキュワワーのものしりめがねレスキューフード、メダル緑6特攻+31.5の実質特攻は451ということが分かります。
計算していった結果をExcelにまとめたものがこちらです。
非常に面白いと思ったのはアイテムに関わらず、回復力は特攻+CDRメダルが特攻もりもりメダルを上回るということです。
レベル10での回復力は、しんげき3スタックレスキュー>ものしりレスキュー>しんげき2スタックレスキュー≧しんげき2スタックものしり>レスキューかいがら>ものしりかいがらでした。
レベル12での回復力は、ものしりレスキュー>しんげき3スタックレスキュー>しんげき2スタックレスキュー≧しんげき2スタックものしり>レスキューかいがら>ものしりかいがらのようになり、ものしりレスキューがしんげき3スタックレスキューを最後に追い抜く形になりました。
キュワワーで一番回復力があがるもちもの・メダルは何か?という問いに戻りますが、メダルは緑6黒7+特攻13.5で確定して良いと思います。
回復力=[(n*0.97+300)1/(5(100-x)/100)+(n*0.15+45)1/1.5]*(フード倍率1.1)
nは特攻値、xはCDR
計算式をみてみましょう。
CDRの掛け算が回復力を底上げしてくれた印象です。
前にも言いましたが、キュワワーのフラワーヒールはレシオがあまり優れていないので、特攻に全振りしてもあまり回復量は延びないのです。そのため今回はCDRも伸ばすべきだったと考えられます。
アイテムですが、ものしりレスキューがどんな寄生先でも安定しているという印象です。しんげきレスキューは3スタック以上積むことができれば、ものしりよりも元がとれると考えられます。
3スタック以上積めそうなドリオなどに寄生するときには、しんげきを持たせるのも選択肢に入ると思います。
ここまでご静読いただきありがとうございました。計算式は少し複雑でしたが、これを理解するとなぜこのもちものを選んだのかを理解することが出来ると思います。
このnoteをきっかけにもちもの選びの楽しさを知り、ポケモンユナイトライフを満喫していただけたら嬉しいです。