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旅の記録#48 長崎県 ちゃんぽんと不思議なサウナ
長崎県に向かい佐賀から更に西へ向かいます。長崎には千葉県の犬吠埼であったバイカーの人から教えてもらった食堂と特殊なドームのサウナを目指して走ります。
千葉からの情報を元に最西端の食堂へ
千葉県の犬吠埼で出会った佐世保のバイカーさんが「てらだ食堂」のちゃんぽんは美味しいよ。と教えてくれた情報を頼りに長崎県の最西端の島である生月島へ向かいました。生月島は長崎の西端にある平戸島から更に橋を渡ってたどり着く小さな島です。生月島に行く途中、最寄りの道の駅を見たりしながら向かいました。
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昔は藁(スボ)の茎を使っていたそうです。
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ありがとう生月島。
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本土最西端のライダースカフェ「カフェGG」さん駐車場からの景色。
三柱鳥居の諫早神社
長崎でお参りした神社は、長細い長崎県を南東に走った先の諫早市にある諫早神社を尋ねました。諫早神社の創始は平城京・奈良時代の神亀5年(西暦728年)に聖武天皇の勅願により行基菩薩がこの地に出向いて石祠を祀ったのが始まりとされており、古くから諫早の氏神様として歴代当主の祈願所と定められて西郷家、龍造寺家、諫早家から篤く信仰されてきたそうです。(リンクサイトより意訳)
境内には珍しい3本柱の鳥居が立ち、歴史を感じさせる御神木が人々を見守っています。
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誰もやらなかったことをやってのけた感じですね。
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薬石に囲まれ体を癒すドームサウナ
長崎で気になっていて地図に目印をつけていた場所です。麻袋を被らされ、ドーム上のサウナに入るとても非日常な光景だと聞いて、興味が湧いていました。諫早市の端の幹線道路から少し山道を入っていった先にその施設はありました。
目立つ看板もないため一見すると温泉・サウナ施設らしくないのですが、すぐに靴ロッカーが見えたのと外で掃除をしていた店員さんが「サウナ利用ですか?」と声をかけてくれたため、ここだと確信しました。
受付で説明を聞き、料金を支払って男湯に入ると広い休憩スペース兼脱衣所がありました。スタッフの方から「まずお風呂に入ってからサウナへ入ります。上がったら15分くらい休憩してからまたサウナ。という流れで合計3回サウナに入っていただけます。」とのことでした。
お風呂は銭湯のような4、5人は入れるような浴場で、熱いお湯はそれだけで寒い中ツーリングした体を癒してくれます。体を拭いてタオルを巻いてサウナ室の扉をノックします。(サウナドーム入り口は1つで、女湯と共通のため、鉢合わせにならないためにノックは必須です)
サウナドーム入り口でスタッフの方が入り方を説明してくれます。中央に焚かれている火に対して左側に行くこと(男性側)、他の方も寝ているので足元に注意すること、10分経ったら呼びかけるので出ることなど説明を聞いた後、2辺が開いた麻袋状のカバーを上から掛けられます。これは火の粉で火傷しないためと熱気を和らげるために被ります。扉が開いた瞬間ドームから吐き出される熱気を感じながら、低い入り口に頭をぶつけないように、麻袋を被った低姿勢の私が横たわる場所を探して薄暗いドーム内を歩きます。スタッフの方が後ろから懐中電灯で頭を置く位置を指し示すので、そこが頭になるように横になります。うつ伏せになると中央に焚かれた火のゆらめきを麻袋のメッシュ越しに見ながら、だんだん滲み出す汗を感じながらうつらうつらとリラックスします。体が温まってくると、寝違えていた首の痛みや風邪気味も少し治っているような気がしました。
時間になるとスタッフが「時間ですよー」と教えてくれるので、またお風呂で汗を流した後、休憩室で横になって休みます。お水と塩も用意してくれているので、脱水にならないように適宜水分補給もします。
全部で3回のサウナを体験した後、お風呂に入って出ます。汗をかいて、うとうと休憩しての繰り返しだったのでだいぶ体を休められた感覚でした。
他の利用者もいるため館内の写真は控えたので、補足説明は手書き図でお送りします。
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麻袋越しに見る景色は初めての経験でした。
ワイルドな非日常と自己治癒力アップの効能を体験してみたい方はオススメです!
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美味しいちゃんぽんとパワーあふれるサウナでリフレッシュした後、島原方面へ向かい雲仙岳の周りを走って熊本へ渡るためフェリー乗り場に向かいました。