見出し画像

旅の記録#50 大分県 歴史伝える温泉と城下町の宿

熊本県から北東へ大分県に向かって、長い道の途中で宿をとりながら進みます。大分県では、落ち着いた城下町の宿や歴史を伝える共同浴場、宇佐神宮を見てきました。

岡城の城下町に立つ古き良き宿

熊本から大分県に向かう途中で竹田市で宿を取りました。ここは豊後竹田駅近くの城下町の通りに立つホステルです。古い日本家屋をリノベーションした建物は、古き良き構造は残し、磨く部分は磨き直し、人が集う場所は広くアレンジして素敵な空間をとなっていました。スタッフの方も宿のことから周辺の情報まで、丁寧に教えてくれました。
ドミトリーベッドも一部屋が広めに取られており、梯子も階段と梯子の中間のようになっていて登りやすくなってました。使い込まれたスベスベの手すりなど昔の家が好きな人にはとてもおすすめしたいお宿でした。

水墨画に描かれそうな岩を背にした豊後竹田駅。
整然と建物が並んだ通り。宿場町や城下町でよく見られる特徴。
角に立つ立派な建物がお宿です。入ってすぐはパン屋さんやショップスペースになってます。
共有スペースはおとなしめカラーの色とりどりがかわいい。
ここでしか買えない、おもしろいもの売ってます。
こたつのリビングスペースは懐かしさも感じられて、とても素敵な空間でした。
ドミトリーベッドのある2階に上がった所も廊下の木の板や小物のレトロ感が良い。
ドミトリーベッドに上る階段の優しさがありがたい。
収納ボックスを備えたベッドサイド。
白い壁にスタンドのライトが当たると、けっこう明るくなります。

たけた駅前ホステルcueの公式サイトとインスタグラムは↓です。


別府温泉の歴史を伝える竹瓦温泉

宿のスタッフに、別府で日帰り温泉行くならどこですかね?と聞くと、竹瓦温泉が良いですよ。との事で北上する途中で行ってみました。
ここは明治12年創業の別府の玄関的な存在の温泉で、純粋にお湯に浸かることを楽しむ場所となってました。唐破風の造りの風格ある建物は、創業当時は竹葺きだったそうで、後に瓦になったことでこの店名になったそうです。
広い休憩スペースと脱衣所とシームレスに繋がった歴史感じる浴槽が鎮座しています。体を洗い入ろうとすると、かなり熱い!熱すぎる!とは思いつつ少しずつ慣らしていくと冷えた体に熱い湯が染みるようで気持ちよかったです。

途中で見かけた綺麗な田園風景。
風格のある建物がかっこいい。
休憩所にはアート作品が飾られてました。
熱い風呂上がりの牛乳は美味い。

ツーリングで冷えた体に熱い湯が沁みました。ホッカホカ!

浴場の写真などここの紹介がすごくわかりやすかったです。

宇佐神宮は八幡さまの総本宮

大分で参拝した宇佐神宮は、古くより多くの人々に親しまれお祀りされてきた、全国4万社余りある「八幡さま」と呼ばれる神社の総本宮です。御祭神である八幡大神様は応神天皇の御神霊で571年に初めて宇佐の地に示顕になったと言われます。応神天皇は大陸の文化と産業を輸入して新しい国づくりをされた方で、725年に現在の地に御殿を造立し、八幡神をお祀りした事から宇佐神宮が始まったといわれています。(リンクサイトより意訳)

周辺は気持ちの良い田園風景が続きます。
八幡様の総本宮だけあって、広大な境内を持つ立派な神社でした。
お宮の朱色が秋空に映えます。
各所修繕などの工事が入っていました。
広い参道を歩いて上宮、下宮などへ参拝します。緑もあって気持ち良い。
南中楼門は一部工事中でした。綺麗なお宮ですね。
ウォーキングがてら駐車場へ帰ります。
こういった細部へのこだわりを受け継いで、現在もあり続ける事がかっこいいですよね。
呉橋は大分県の有形文化財に指定されている、全国的にも珍しい屋根付きの橋です。
普段は閉じられており、天皇陛下のお使いである勅使が勅祭斎行の折に渡られる神橋となっています。

温泉と素敵なお宿に出会った後は、南下し宮崎県に向かいます。九州も残り2県。寒さには十分気をつけながら走ってゆきます。

いいなと思ったら応援しよう!