面接で静かに目を閉じた話

 どうも、仕事を辞めてから夫に「毎日何してるの?」と聞かれて、「アマゾンプライムで『無職転生〜異世界行ったら本気出す〜』見てるよ。」と答えたぽん太です。ほんとどっちも言ったらあかんやつ。

 しかし、全然何もしてないわけではない。ちょっと気になる会社の面接に行ってみた。普通に前職辞めた理由と志望動機を言葉を変えて執拗に聞かれて、スッと3秒ほど目を閉じるという一幕もありつつ。挙げ句の果てに、病気で辞めていった前任者を引き合いに出して、仕事に穴を開けずに、責任感を持って仕事ができるか的な事を聞いてきたが、まだ信頼関係も築けていないのに、急に忠誠を迫られているように感じた。コンプラ的にアウトだろうよそれはと思うようなことも言われて、震え上がった。会社を出て、ここでは働けないと強く思った。(後日不採用通知がきたのでどっちみち働けなかったのだが)

 人間が人間を尊重することは難しいことなんだなと思った。だってアウトな発言をした今回の面接の担当者は終始堂々としていた。まるで自分が相手の領域を侵略しているのに気づいてないか、自分が正しいと思って疑わない感じだった。ぽん太はあたふたしながらも、自分の身を守り、その場をやり過ごすことしかできなかった。後から考えると社会的地位は違えど、同じ人類というくくりとしては、対等なはずだ。後から悔しさが込み上げてきた時にはもう遅い。いつも強く言ってくる人にはひるんですぐに応戦できない。急な何様案件には毎回ちょっとびっくりしてしまって思考スピードが遅くなるんだと思う。

 そして同時に謎に偉そうな人に、自分が尊重されてないなと感じた時に無駄に傷つくのをやめたいとも思った。自分がそういった時に、必要以上に落ち込むのは、能力が足りないとか、自分が劣ってるせいじゃなくて、自信がなくて、体調が悪いせいだ。毎日もっと楽しく生きて、美味しいものを食べて、筋トレして、急な何様をぶっ飛ばしていきたい。

 

  

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