
国民的アイドルである姉で、妄ツイを書いてるのがバレた
今だってもちろん 好きだけど
なぜだろう あの頃に戻れない〜🎶
〇 : 今日は何の作品を書こうかなぁ...
僕の最近の趣味
音楽を聴きながら、妄ツイを書く。
この時間が、人生で1番楽しい。
おい
「こいつ悲しい人生だな」とか思うんじゃねぇ。
僕だって、自覚してるんだよ...
"彼女いない歴=年齢" の僕は
妄ツイで、現実逃避をするしかないんだ。
妄ツイの中では
僕をイケメンにだって出来るし
僕が学校のマドンナと付き合う事だって出来る。
とてもいい世界じゃないか。
〇 : 昨日は過激な姉弟モノの作品を書いたからなぁ...//
〇 : 今日は流石に甘々な作品を書こうかなっ!
......よし、まずは構成を考えよう。
という事で、スマホに軽く書き始めます。
あ、僕は "姉と2人暮らし" をしているので
部屋で爆音の音楽を流す事は出来ません。
なので、ヘッドホンを装着。
うーん、まず僕はイケメンってことにして...
コンコン
? : 〇〇ー?
クラスに学校1のマドンナがいて...
? : あれ、いないのー?
マドンナに体育館裏に呼び出されて...
? : 入るよーっ?
ガチャッ
そこで告白なんかされちゃって...えへへっ
トントン
〇 : うわぁっっっ!
? : どうしたの?そんなに驚いて。笑
〇 : 部屋に入ってくるならノックくらいしてよ...
"さく姉"
さ : ノックしたよ!〇〇がヘッドホンしてるから聞こえてないだけでしょ?
〇 : あ、そっか。
さく姉は、先程言った僕の姉です。
皆さん、もうお気付きかもしれませんが...
あの、乃木坂46の遠藤さくらです。
世間では、乃木坂46のエースだと
言われているらしいですね。
相当な人気をお持ちのようで...
弟として、凄い誇らしいと共に
少し嫉妬してしまいます。
......僕だけのさく姉なのに。
〇 : 何か用があるんじゃないの?
さ : 今日暇だから、一緒にお出かけしよう?って言いに来たの。
〇 : え、さく姉今日仕事休みなの?
さ : うん。今日は一日中休みだよ。
〇 : そうなんだ。
さ : だから、一緒にお出かけしない...?
うるうるした目で見つめてくるさく姉
流石に、可愛すぎる...。
弟の僕でさえ、さく姉の美貌には
いつまで経っても慣れない。
〇 : ご、ごめん!今日はちょっと予定があって...
さ : そっか......なら、しょうがないね。
〇 : ごめんね...?
さ : ううん、大丈夫だよ!
さ : ......でも、〇〇の予定って何なの?
〇 : えっ...?
まさか予定聞かれるとは、思わなかった。
流石に妄ツイを書くなんて言えないし...
〇 : えぇっと、それは、えっと...
さ : 何でそんなに焦ってるの...?
〇 : い、いや?別に焦ってなんかないよ?
さ : うーん怪しいなぁ.........って、何これ?
さく姉の目線の先には......
僕のスマホが。
さ : もう......つい...?
.........あ、やべっ。
さ : 何これ......?
〇 : これはですね......そのぉ...
もうバレたなら、仕方がない。
妄ツイについて、何もかも全て話した。
さ : そ、そんな界隈があるんだね...。
〇 : 引いたよね...?
さ : ううん、別に引いてなんかないよ?
さ : でも、何で書こうと思ったのかなって。
〇 : ...僕、今まで1度も彼女が出来たことないから...
〇 : 彼女がいるっていうのを味わってみたくて...
さ : ......何か、ごめんね?
〇 : いや、謝られたらそれはそれで虚しいから...。
正直、妄ツイを書いてることがバレるのは
なんの問題もない。
いや、恥ずかしいけどね?
ただ、絶対にバレたくない事が1つだけある。
さ : ねぇ〇〇?
〇 : なに...?
さ : 〇〇の書いてる妄ツイ読んでみてもいい?
〇 : えっ...そ、それは流石に......!
さ : 読ませてもらうねっ!
僕のスマホはさく姉の手元にある
となれば...
僕の息の根が止まるまで束の間。
さ : ......ねぇ〇〇?
〇 : は、はい...。
さ : こ、これ...
さ : 作品全て私で書いてる...?//
あぁ、バレた。
これだけは絶対バレたくなかった...。
〇 : そ、そうです...。
さ : だよね...?//
〇 : ごめんなさいっ...!もう一生書かないから!
さ : い、一応聞かせて...?
さ : 何で私で書いたの...?
〇 : そ、それは...
〇 : .........が.....だから...。
さ : ん...?
〇 : さ、さく姉が大好きだから...。
さ : .......っ// そ、そっか...//
えっ......さく姉照れてる...?
完全に嫌われたと思ってたんだけど...。
てか、なんなら姉弟の関係に戻れないまで考えてたんだけど...。
〇 : ............。
さ : ............//
え、なにこの雰囲気。
なんか、気まづい...。
さ : ね、ねぇ...//
〇 : な、なに?
さ : さっき彼女が出来たことないって言ったよね...?
〇 : う、うん。
さ : なら、その...//
〇 : ん...?
さ : そ、そういう経験もした事ないよね...//
〇 : えっ......ま、まぁ...//
さ : じゃあさ、〇〇が書いた昨日の妄ツイ...
さ : 実際にしてみる...?//
僕が昨日に書いた妄ツイって...
〇 : そ、それって...そういう事だよね...?//
さ : ......// コクッ
〇 : ほ、本当にいいの...?//
さ : う、うん...//
〇 : だ、だってさく姉アイドルだし...
さ : わ、私だって勇気出したんだから早くしてよ...//
〇 : さ、さく姉っ......//
さ : いっぱい楽しもっ...?//
別の意味で、姉弟の関係に戻れなくなりました。
𝑭𝒊𝒏.
〜あとがき〜
今回は、きーきさんの企画作品でした!
さくちゃんで甘々を書こうとしてたんですけど
終わりがきーきさんみたいな作品になってしまった。笑