実習が終わった
知的障害持ちの、息子の現場実習が終わった。
1週間。
親のとしては事業者までの送迎という使命が与えられ、時間に間に合うか、途中で事故らないか、そもそも送迎自体を忘れてしまわないか、緊張の日々だった。
もちろん、緊張の中身はそれだけではない。
ちゃんと仕事ができているのか、他の利用者さんとは上手くやれているのか、なにか突拍子もないことはしていないか…正直心配は尽きない。
現在、特別支援学校高等部2年の彼は、再来年には社会に出る。出される。出なければならない。
親としてはうわーっという感じ。
マジかー。もある。
引きこもらせるわけにはいかないので、どこかに行ってもらわねばならぬ。
それを自分で決められるだけの知能があればよかったのだが、彼には期待できない。
親がやるしかない。
親がやるしかないのだか、最終そこに通うのは彼で、彼が頑張り、彼と相性が合わなけれならないのだ。
かなりの難題だ。
解けたら東大とか行かないかな。私が。
そんなこんなの実習は、ありがたいことに好感触で終わりを告げた。
頑張った。
息子も私も夫も。なんなら妹も。
とても大変で嫌なことが80%…90%くらいなのだが、残りの3%くらいには尊いものが詰まっている。
そんな気がする障害児の育児。
立派でなくても、普通でなくてもいいから、なんとなく、なんとか社会人になってほしい。
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