企業の利益の源泉は独占であり、企業存続の条件も独占である。
企業の利益、利潤とはなんでしょうか?
経済学の有名な命題に
「完全自由市場では企業の利潤はゼロになる」という有名な命題があります。
これを。数学的に対偶をとってみると。
「企業の利益がゼロにならないためには、完全自由市場であってはならない」となります。
完全自由市場の反対は独占市場ですから、独占は利潤を生むと読めます。
つまり、企業の独占こそが利潤の源泉である、ということが言えます。
ですから、ベンチャー企業などは、とにかく独占的地位を確立しなければ、長期の企業存続は絶望的となります。
ですから、独占は悪ではないことになります。
なぜなら、企業にとって利益は企業存続のための水であり、それがなければ企業は消滅してしまうからです。
独占とは、多数の特許、市場占有率(シェア)、などで得られます。
そうしてみると、企業に競争させて、自由主義市場がベストである、なんて考える、公正取引委員会や独占禁止法なんて法律は、「お前ら鬼か!」と言いたくなるでしょう、企業からすれば。
完全自由競争は、個々の企業を破滅に導きます。