日本の今後について
長かった・・・
バブル崩壊から立ち直るのに、よもや30年以上もかかるとは・・・
ようやく、新時代、時代の新しい節目を迎えたような気がする・・・
結局、ケインズは正しかった。
福祉重視、新自由主義というのは、一面では正しかったかもしれないが、本筋とはなり得なかった。
結局、日本の会社、日本の社会というのは、機能集団でなく、共同体であることが明らかになった。
日本は本質的に、他民族、多宗教を抱える国ではなく、一つのファミリー、共同体なのである。
故に、会社とは労働力を売って、対価をもらうといった場所ではなく、そこに生まれ、そこで死んでいく生活の場なのである。
であるから、リーダーは支配などしなくても良い。
下部組織における、話し合いの承認だけしていれば良い。
とにかく、下の方で、徹底的に話し合いをするべきだ。
話し合い、話し合い、話し合い、根回し、根回し、根回し
全員一致が原則である。
これが、日本の組織の有り様である。
指導者はいくつかの案は持っても、基本的には下から上がってくる、話し合いの結果を承認するだけで良い。
飲み会が重要である。
儀式が重要である。
食事会が重要である。
大体、日本では西欧型、欧米型の組織論はなじまない。
日本には本当の意味での独裁者は出てきたためしはない。
日本型リーダーとは、要するに何もしない人である。
それは、日本の伝統だから、今さらどうしようもない。
まあ、攻めには向いていないが、この組織論は守りには向いている。
今後、日本は世界に積極的に出ていく必要はない。
要するに、防衛一辺倒で行くということ。
守り、守り、守りである。
お祭りを楽しもう。
儀式を行い、文化を育もう。
恋を楽しもう、食事を楽しもう。