指導者、経営者とは
近代資本主義において、企業が利潤を上げ続けるのは、イノベーションによることを、経済学者、シュペンターは、発見しました。
イノベーションとは、革新の事ですが、こんなことが、人類の歴史の中で出てきたのは、ごく、最近のことです。
普通、人は、これまで、やってきたことを、同じように、繰り返しやって、同じように、生活するのが、普通です。
これを、伝統主義と言います。
この伝統主義を、打ち破ったのは誰だったか?
ヨーロッパの国王でした。
人類最初の憲法は1215年に公布された、「マグナ・カルタ」でしたが、その目的は「伝統を守る」ことでした。つまり、とにかく、現状を変えてはいけない、というものでした。要するに、それぞれの、人民に付与された、それぞれの、特権を守り、維持するものでした。
ところが、1600年前後、絶対王権が出現しました、フランスのルイ14世は、朕は国家なり、という、名文句を吐きました。
この、絶対者が、伝統主義を打ち破っていきます。
これまでは、慣習が絶対であり、法は作り出すものではなく、慣習の中に発見するものでした。
要するに、国王が、自分の欲望に従って、法律を作り出し、伝統主義を破壊していったのですね。
ここに、近代の扉が開かれました。
法は「作り出すもの」になったのです。
この、国王は、なんだったのか?
カリスマだったのです。
カリスマとは何か?
予言とか奇跡を行う、神々の資質だそうです。
人間の伝統主義的な行動様式は、普通変わりません。
それが、変わるのは、カリスマ指導者が出現した時だけです。
ですから、新しい企業を立ち上げるとか、ベンチャー企業を起こす場合、カリスマ指導者は必要不可欠になります。
多くの人をまとめ上げ、その人々を、伝統主義の軌道から、引き離さなければならないので、どうしても、カリスマは必要となるのです。
ですから、普通の意味でいくら優秀な人を集めても、ベンチャー企業とは成り立ちません。
カリスマと何か?一言でいうと、狂(くる)っている人のことです。
指導者とはいつの時代でも、狂人(きょうじん)なのです。
ところが、このカリスマというのは、奇跡を起こす力を持っています。
指導者なのです。
では、このカリスマという、見方によっては、厄介なもの、不愉快なものを、国民は、社会はどうしたら、いいでしょう?
昔は、殺したり、精神病院に閉じ込めたり、牢屋に入れていました。
しかし、近代資本主義では、このカリスマとは金の卵なのです。
そう、お金を産んでくれるのです。
もし、あなたがカリスマだったらどうすればいいか?心得があります。
1、カリスマは絶対でなければならない
例えば、創価学会、3代目会長、池田大作先生はカリスマがあって、教養もあって、大変な人格者なのですが、それゆえ、謙遜して、「民衆こそ主人」なんてことは、言わなくていいのです。
「私こそ、生き仏(ぼとけ)、私のいうことに間違いはない」と、断言してしまえば良かったのです。
2代目会長の戸田先生も、どう見ても、覚者(悟った人なのに)、「私はただの凡夫だよ」なんていうから、信者が困ってしまうのです。
日本だけで800万世帯もいる、創価学会これから、どうするんだろう?
であるから、新しい社会、企業を作るとき、個人崇拝は必ず、必要となってしまいます。
みんな、カリスマは、大事にしようぜ!