この日本という国について考える
私は、15〜18歳の頃から、小室直樹先生の本を読んでいました。
したがって、私の師匠は小室直樹先生です。
ですから、思想的には、若い頃は、かなり、右翼でした。
「天皇陛下万歳」なんて、言っていた、こともありました。
その後、マルクス、左翼の本も読んだり、仏教にハマって、創価が学会の活動に感動してみたり、共産党の人と付き合ってみたり・・・・・。
で、小室直樹先生に心酔していた私ですが、小室先生とは、学問的には、非常な正統派なのですが、40年以上経って、考えてみると。?、みたいなこともたくさん、あることに、気がついてきました。
とくに天皇陛下については、小室先生は、天皇は神であり、奇跡の人であることを,強調されています。
まあ、そうなのかもしれませんが、よくよく、考えてみると、論理的につじつまが合わない。
政治とは、結果責任だというではありませんか?
大日本帝国憲法には
天皇は国の元首である
第11条 天皇は陸海軍を統帥す
とあります。
ということは、日本の軍隊の最高指揮官は天皇であった、ということになります。
天皇って、どう考えても、軍人、向きの人ではありません。
天皇が、軍隊の最高指揮官では、どう考えても、戦争なんかに勝てるわけがありません。
皆さんも、そう思いませんか?
やはり、戦争というのは、現実世界で、格闘したことのある、煮ても焼いても、食えないような人間がしなければ、戦争というものは、勝てません。
で、やはり負けました。
で、政治とは結果責任ですので、戦争責任は当然あった、ことになります。
つまり、戦勝国から、戦争犯罪人と呼ばれ、怒った、日本国民からは、ギロチンにかけられ、革命が起きて銃殺されてもおかしくなかった。
しかし、天皇は巡行を行われ、国民から逃げることはありませんでした。
結果、国民は、天皇は裁かれることはなく、「無罪」になったのです。
戦後は、日本国の象徴となられました。
こう考えなければ、論理的につじつまが合いません。
追記
日本軍では、餓死が多かったように聞きます。
人間て、ご飯や水がなければ、死んでしまう、お腹が空くとはどういうことかという基本的なことが、どうも、上の方でわかっていなかったのでは?
補給の軽視、やはり、一番上の人が、最低限の食事に困ったことのない人では、軍隊を効率よく動かすには、作戦を立てる時の、イメージが不足していたのでは?と、思わざるおえません。