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「れんがの家」準備室~視察研修に行ってきました その2

その2:マギーズ東京


れんがの家の視察研修報告その2は、マギーズ東京さん!

みなさん、ご存じの方も多いかと思いますが、マギーズ東京は、東京の大都会の豊洲にあります。
都会の中に突如オアシスが現れた!が第一印象でした。

佇まいが美しすぎる!
ガーデンとの調和!というか、ガーデンがあってこその姿!

創始者イギリスのマギーさんの「治療中でも、患者ではなく一人の人間でいられる場所と、友人のような道案内が欲しい」と願ったことがきっかけで、
「がんとともに生きる人のための空間がほしい」「あと数ヵ月と告げられても一人の人として自分らしく生きる術はないか」ということを模索して造られたとのことで、現在、イギリスを中心に世界に約30箇所あるそうです。

建築の持つ力、居心地の良い環境、庭。

マギーさんが造園家でランドスケープデザイナーということもあって、ヒューマンサポートと同じように、建築や環境を非常に大切にされています。
それは、建築と庭の優れたデザイン力によって、ここを利用する人たちの本来の力を取り戻す空間であり、建築環境の力、空間の持つ力があるからと。

空間の力を感じます

どんなときでもその人らしく生きる力があるということを感じたり、生と死についての難しいテーマも自然の中なら話せるとのこと。
確かに!!と都会の大自然の中で納得!

どこの場所からも中庭の自然が見え、居心地の良い空間で、沈黙に邪魔されない。他者との適度な距離感も孤独感を解消してくれる、内にも外にも秘められたデザイン。
そして、共に視察を重ねたデザイナーさんにお任せする信頼関係とその覚悟。ぶれのない想いから生まれるデザイン。深い想い。

デザインの威力!
椅子の高さやクッション素材のこだわりがトータルデザインとして美しい。

『マギーズセンターは自宅の外にあるもう一つの家であり、がんを経験している、またがんを経験した他の人と交わり、おしゃべりする場所でもあります。 ここに来れば、お湯を沸かしてお茶を入れても、読書しても、ただリラックスするだけでも、同じ経験をしてきた人と話をしてもいいのです。ここに来る人が「希望と自分の中にある力を見いだし、がんとともに生きる道を見つける」ことを可能にします。マギーズセンターは、がん患者さんやそのご家族などの、がんに影響を受けるすべての人たちが、予約なしに、いつでも無料で相談することができる場所です。』

マギーズ東京ホームページより引用

マギーズ東京は癌の関係者に特化された活動です。
この「がん」という言葉を「認知症」や「医療的ケア児の家族」に置き換えることができるなと、れんがの家もこうありたいと思います。
でも、そもそも誰に対しても居心地のいい開かれた場所であったらいいんだ!と思いました。
誰に対しても、、、というのはこれまた難しくもありますが、、、
難しく考えることなく、自然の景色を眺め、そこに心地よい風が流れ、言葉を交わさなくても、沈黙ですら居心地のよい空間がそこにある。それが大事。


れんがの家がどんどん進んでいる中で「なんだか居心地の良い場所」であるように、ココロとカラダが気持ちよい場所・空間にこだわっていきたいと意気込み新たにさせてもらったマギーズ東京さんでした!

詳しくは、マギーズ東京さんのホームページからどうぞ!
マギーズ東京 | ようこそ、マギーズ東京へ (maggiestokyo.org)

資料も素敵
(左からかしわのもり:高附・奥山、マギーズ東京:岩城さん)

ご案内頂いたキャンサースペシャリスト岩城さんとのやりとりのなかで、マギーズ東京の居心地の良さ、話を聞いてもらえる安心感を体感させていただきました。
改めて、ありがとうございました!

かしわのもり奥山でした!
続きは「視察研修に行ってきましたその3」で~!

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