Keychron K11 Maxの静音化①
今回はKeychronのK11 Maxの中を開いてみてどういった構造かも確認した上で多少の静音化をしてみたいと思います。
K11 Maxの素の打鍵音
初期状態では、吸音材が増えてる効果かProのカチャカチャ音よりは反響が抑えられ、コトコト音に近づいてはいる音となっております。
とは言っても、キースイッチ本体の底打ちの際と戻った際の「カッ、チャッ」とした音はあるので静かというわけではないです。
一番音がうるさいのはスタビライザーが付いているキーで、明らかにボトムケースに当たって高く響いてます。
K11 Maxの中の構造
KeychronのK11 MaxはProと比べるとPCBとトッププレートの間にスイッチパッドと吸音材が追加されてます。
てっきり、ボトムケース側にも簡易的な吸音材が入ってるかと思いましたが、ボトムケースを開くと何も入ってなくPCBが丸見えの状態でした。
ボトムケースには補強用?の薄いプレートが入ってますが、制振や補強などの大きな効果を出している雰囲気はないです。
スタビライザーの下部はボトムケースのリブが受けとしてあり、ここにスタビライザーが当たって不快な打鍵音を出しているようです。
追記)X(旧Twitter)に動画をアップしましたので、リンクを貼り付けます。
簡易静音化
一旦、PCBとボトムケースのクリアランスもはっきりと分からないので、ホムセンに売ってある吸音材(NRスポンジ)を貼り付けてみます。
下段1枚〜上段3枚と言った具合でPCBの空いたスペースに貼り付けてPCBとボトムケースを制振できないか試してみました。
バッテリー部分は1枚減らしてます。
見えづらいですが、スタビライザーの受け部には不織布テープを2重で貼ってます。
ひとまず今回は以上とし、組み付け時は特に浮きなどは無かったので、まだスペース的に余裕はありそうな雰囲気です。
なので、スポンジの静音効果は期待できそうにないですね。
簡易静音化の効果
ひとまず組み終えた後に打鍵音を比較してみました。
結果的には、スタビライザー下は効果があったものの、全体としては変化は見られなかったです。
スタビライザー下の不織布テープはある程度効果はあり、打鍵感を損なわずに不快な打鍵音は解消できました。
キー間の音のばらつきも減ってます。
追記)X(旧Twitter)に動画をアップしたのでリンクを貼り付けます。
Homeキーは茶軸を静音化したスイッチに、UpはChocolate軸に交換しております。比較して聞いてみてください。
今回の反省会
今回分かったこととして、キースイッチ自体の音が大きいことと、スタビライザーの衝撃がボトムケースに響いて音が悪い印象です。
キースイッチは、Full-POMバージョンでどう変わるのか、キースイッチを静音化することでどうなるかの検証はやはり必要と思いました。
ボトムケースについては、新たにスポンジかシリコーンシートを加えたりする必要がありそうなので検討してみます。
その他については、XVXロープロファイルキーキャップを確保してるので一応比較します。