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Keychron K11 Max静音化の軌跡

今まで何回かに分けてキーボードの静音化を実施してきたので、振り返りがてら打鍵音を比較できるようにまとめていきたいと思います。
X(旧Twitter)に動画を投稿してますが、説明不足感が否めないのでその補足も兼ねます。

追記)Twitter投稿動画が上手く表示できておりませんでしたので、リンク修正しております。


打鍵音

1. 購入当初の打鍵音

最初のHomeキーだけスイッチの静音化テストしてますが、他は素の茶軸のままです。
①打鍵時の底打ちと戻りの「カッ、チャ」音と、②スタビライザーキーの「カッターン」とした底打ち音が目立ちます。
せっかくの吸音材が機能しているのにも関わらず、①の茶軸キースイッチそのものや、②5ボトムケース直打音が目立ってきているのです。

2. スイッチ違いでの打鍵音

購入時のセットの茶軸(タクタイル)とフルPOM Chocolate軸(タクタイル)の比較です。
一応近い音が出る場所での比較なので、そのままの印象で受け取ってもらえればいいです。
茶軸は前述①の通りカチャカチャとうるさい音となってますが、③Chocolate軸は打鍵音が「コッコッ」と低くなっているのがわかるかと思います。
流石にスイッチ自体を静音化した方が効果は高いですが、スイッチ交換だけでこれだけ差はあるので交換だけの方にはオススメです。
ただ注意点があり、Chocolate軸はタクタイル感が強くなっていることと、スレ感が強くなっていることです。前者の弊害かわからないですが、接点かバネがチャカチャカ鳴る個体が混ざっております。気になるなら避けた方が良いでしょう。

3. スタビライザー静音化での打鍵音

スタビライザーのステムがボトムケースに当たる場所には不織布テープを2枚重ねで貼った状態です。詳細はこちら。スイッチ軸の種類は以下の通りです。

  1. Home:静音化処理した茶軸

  2. Del:Chocolate軸

  3. その他:茶軸

静音化した茶軸(Home)はかなり静かになっていることがわかります。Chocolate軸(Del)よりも一段と静かですね。
スタビライザーキーも底打ち音が軽減されてマシになってるのがわかるかと思います。

4. スイッチ静音化での打鍵音

内容についての詳細はこちらを参照ください。キースイッチの静音化として、スイッチ内に緩衝材として不織布テープを貼り付けています。静音化軸を増やしているので、ところどころいい音になっているのがわかります。

  1. Home、アルファベット、アロー:静音化処理した茶軸

  2. Space、Enter、Backspace:静音化処理したChocolate軸

  3. その他:Chocolate軸

スイッチがごちゃごちゃしてますが、入力頻度の高い1のキーが静音化茶軸で、スタビライザーキーで頻度が高い2は静音化Chocolate軸となります。
1は静音性もですが打鍵感も優先して、スレ感とタクタイル感が弱い茶軸ベースとなります。2は打鍵音優先となります。

5. 反響・振動対策での打鍵音

すでにある程度満足できるレベルだったのですが、反響音が気になり更なる打鍵音向上のためにフォーム追加しました。内容はこちらです。
あまり気にならない人から見たら「変わった?」という感じですが、中で響く音はかなり抑えられてます。

他に手はあるのか

と言った具合で一度静音化としては落ち着こうかと思えるレベルに到達しました。
正直まだ試せることはありますね。Cowberry軸のトライや、ネジ固定部のOリング緩衝、スタビライザー調整などなど。
Gateronからも静音軸が出てくれると楽にはなりますが、打鍵感とのトレードオフなので、より簡単で確実なスイッチ静音化方法を研究したいと思います。
個人的にはスイッチ8割、キャップ1割、ボトムケースフォーム1割といった打鍵音の要素だったので、スイッチを変えるよりも手を加えるのが一番効果的でした。

ロープロファイルやアリス配列の仲間が増えると嬉しいですが、カチャカチャ音が苦手な方は何れか試されたらと思います!

(Mod、Silent、POM、#KeychronK11Max)

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